「ポケットモンスター」シリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下、Z-A)の最新情報が11月6日に公開された。
ミアレシティを舞台とする本作で主人公の最初のパートナーとなる3匹、通称“御三家”の最終進化形となるポケモンが新たに見せる「メガシンカ」の詳細が判明している。

今回、新たに公開されたのはチコリータの最終進化形「メガニウム」、ポカブの最終進化形「エンブオー」、ワニノコの最終進化形「オーダイル」のメガシンカ。
ストーリー進行中にメガストーンを入手できるため、プレイヤーにとっては見慣れた姿ではあるが、公式の情報解禁によりベールを脱ぐ時が来たようだ。

メガニウムがメガシンカした「メガメガニウム」は、タイプが加わって「くさ・フェアリー」に。4輪に増えた花は太陽エネルギーをたっぷりと蓄えており、即座に「ソーラービーム」を放つことができるようになったとのこと。
巨体を活かした肉弾戦も強く、相手を踏み潰して倒す大胆な戦い方をするように。初登場した『金・銀』からして、メインウェポンが草技もしくは「のしかかり」といったノーマル技になってしまう傾向があると言われていたが、その強み(?)を活かす方向なのだろうか。

なお、本作におけるメガニウムは「マジカルシャイン(フェアリー技)」といった他タイプの技が増えているため、狭かった技範囲に関しては改善されているとの見方も。
そして本作の発売前からファンの間で期待されていた「メガニウム」の「メガシンカ」である「メガメガニウム」である。ここまで来たらメガヤンマのメガシンカも期待したいところだ。
(画像は「Pokémon LEGENDS Z-A」 公式サイトより)
エンブオーがメガシンカした「メガエンブオー」は、猪突猛進な暴れん坊。プレイヤーからは「猪八戒」や「中国の武将」を連想させるとの声が寄せられている。
メガシンカの影響で常に高揚しているが、仲間に対して義理堅い性格はメガシンカする前から変わっていないという。重厚感が強まった巨体もあり、頼りがいがありそうだ。

手のひらから放出した炎エネルギーで作る蛇矛の先端の温度は、最高潮になると1万度に達する。
また、増強した筋肉による拳の一撃は、軽く振るうだけで鉄筋コンクリートのビルを半壊させるほどの威力を持つという。
タイプは変わらず「ほのお・かくとう」となっており、メガバシャーモ(記事執筆時点では『Z-A』などに未登場)とは異なる戦い方になるかどうか、今後に注目したい。

そしてオーダイルがメガシンカした「メガオーダイル」は、他のポケモンとは異なる方向性のビジュアルで話題を呼んでいる。タイプは「みず・ドラゴン」になったようだ。
何より目立つのは背びれが巨大化したこと。これにより噛み砕く力は10倍以上に跳ね上がったほか、防御面もパワーアップしているという。背びれなのに噛み砕く力が上がったとは?

その答えはワニノコの頭に似ている「ワニノコマスク」のようだ。オーダイルでは咥えられないほど大きなものでも、これで噛み砕けるようになったとのこと。「にじゅうあごポケモン」らしいが、我々の知ってる二重顎と違うような気がする。
進化前のワニノコに似ている理由はわからないが、一説によるとワニノコの頭の形が「噛みつくこと」に適していることから、形質がメガシンカを通して復活したと言われている。
デンリュウをはじめ、バンギラスやカイリューなどもメガシンカにより進化前の特徴が復活しているように見えるパターンはあるが、こういった方向性のビジュアルは予想できなかったプレイヤーも多いようだ。


