NHK・日本科学未来館などが主催する『特別展「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」To the Moon and Beyond』(以下、深宇宙展)は、LINEアカウント「リリア from Deep Space」(以下、リリア)にて、ストーリーと謎解きがおこなえるゲーム『消えた少女の記憶を巡る冒険』のLINE版を展開中だ。同コンテンツは12月にクライマックスを迎えることが公表されており、期待が高まる。
3月に渋谷で行われた周遊謎解き「消えた少女の記憶を巡る冒険」がLINE版になって帰ってきました。
— 【公式】特別展「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」To the Moon and Beyond (@deep_space_2025) July 1, 2025
LINEアカウント「リリア」と友達になり、リリアと会話してストーリーを進めると謎解きゲームをプレイできます!#リリア謎https://t.co/jz750INk11 pic.twitter.com/SgTGOiKyVc
LINEアカウント「リリア」は、「深宇宙展」とNHK宇宙・未来プロジェクトによって運営されるアカウントであり、「深宇宙展」の情報発信はもちろんのこと、NHKで放送される関連番組の情報を発信している。だが、その中でもひときわ目立つのがAI少女リリアの存在だ。アカウントへの友達登録をおこなうと、表示されるメニュー右側に「質問する」という項目が存在している。

「質問する」を選択すると、少女リリアとLINEのメッセージを用いて会話を行うことが可能だ。彼女と選択肢を選びながら会話をしていくと、リリアが100年後の未来から記憶喪失の状態でやってきたことが分かる。また、リリアの記憶を呼び覚ますトリガーとなる単語を探しながら、彼女とやりとりしていくことで何があったのかを探るゲームがプレイできるようになる。
(画像は筆者によるスクリーンショットより)
同作はNHKが2025年3月に開催していた『放送100年「超体験NHKフェス2025」』で実施されていた謎解き企画をまるごとLINE上でプレイできるようにしたものだ。公開されているスクリーンショットでは、LINE上にもかかわらずアイテムを操作したり資料を読んだりと、現実の謎解きゲームに近い体験ができる。
(画像はスペシャル | 特別展「深宇宙展〜人類はどこへ向かうのか」To the Moon And Beyondより)
くわえて、同作のディレクション・ストーリーには、小説家の河野裕氏が携わっている。河野氏は小説『サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビューし、『いなくなれ、群青』で大学読書人大賞を受賞、直近では『さよならの言い方なんて知らない。』などで高い評価を受けている。
ゲーム『消えた少女の記憶を巡る冒険』はLINE上で現在プレイ可能だ。12月のクライマックスに向けてどのような展開を見せるか楽しみに待ちたい。なお、プレイする場合は、以下「深宇宙展」のページ下部にある「LINEアカウントのお友達登録はこちら」のリンクから友達登録をすることでプレイが可能となる。




