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『ブルアカ』元開発スタッフの「Dynamis One」が新規IP『プロジェクトAT』を開発中。NCSOFTが戦略的投資を発表。開発中止となった『プロジェクトKV』のスタジオ

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NCSOFTは1月15日、韓国のゲーム開発スタジオ2社に対する戦略的投資を実施し、新たなIPのグローバルパブリッシング権を取得したと発表した。投資先のひとつには、サブカルチャー系タイトルを手がけるDynamis Oneが含まれている。

Dynamis Oneは現在、オリジナルIPとなる『プロジェクトAT』を開発中だ。本作は「魔法」と「統治」を中核テーマに据え、日本のサブカルチャーで親しまれてきた“ネオ・レジェンダリー”な語り口から着想を得た世界観を特徴とするという。

NCSOFTは本作について、韓国内外でのパブリッシングを担当し、サブカルチャー領域における開発・展開体制を強化していく方針としている。

あわせて、MMORPG開発に特化したDEXA Studioに対しても投資を実施。DEXA Studioは新規IP『プロジェクトR』を開発中で、高品質なグラフィックとアクション性を重視した作品になるとされる。NCSOFTは長年培ってきたMMORPG運営のノウハウを生かし、本作についても国内外でのパブリッシングを担う。

NCSOFTは今回の投資について、優れた実績と開発力を持つ開発者とのパートナーシップを重視したものだと説明しており、今後も多様なジャンルへの投資を通じて、グローバルパブリッシング競争力と開発クラスターの拡大を進めていくとしている。

こうした投資発表に至るまでの経緯として、Dynamis Oneの過去の動きも注目されてきた。同社は、NEXON Gamesで『ブルーアーカイブ』の元開発ディレクターであるパク・ビョンリム氏が、同社退社後の2024年4月に設立したスタジオだ。

同年8月には、新作タイトル『プロジェクトKV』を発表。シナリオ担当のisakusan氏、音楽プロデューサーのMitsukiyo氏、イラストレーターのDoReMi氏らが参加することが明らかになり、「学寮都市カピラ」を舞台とした“ノスタルジア学園活劇”として世界観が紹介されていた。

『ブルアカ』元開発スタッフの「Dynamis One」が新規IP『プロジェクトAT』を開発中。NCSOFTが戦略的投資を発表。開発中止となった『プロジェクトKV』のスタジオ_001
(画像はNCSOFT公式サイトより)

しかし『プロジェクトKV』は、2024年9月1日の正式発表からわずか1週間後となる同月8日、開発中止が発表された。Dynamis Oneは公式Xを通じ、問題や騒動により心配をかけたことを謝罪したうえで、未熟さゆえこれ以上の迷惑をかけないため中止を決断したと説明。

応援していたファンや、配信中のゲームのファンにも迷惑をかけたとして、関連資料はすべて削除された。公式Xアカウントの過去投稿や、YouTube上の関連動画も非公開となっている。

さらに2025年2月26日には、韓国・ソウル警察庁の産業技術安保捜査隊が、Dynamis Oneに対する家宅捜索を実施。これはNEXON Gamesが申し立てた「未公開プロジェクトのデータ無断流用」を受けたもので、東亜日報聯合ニュースなど現地メディアが報じていた。

ライター
ゲームの好きなところは、誰でも主人公になれる公平さ。 子供の頃よりも現実に直面する場面が多いから、束の間にゲームをする。 お気に入りのゲームは『UNDERTALE』

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