ホラー小説『リング』『らせん』などで知られる作家の鈴木光司さんが、5月8日に東京都内の病院で逝去したと朝日新聞など、複数の新聞社が報じている。68歳だった。
鈴木さんは静岡県浜松市出身。1990年に『楽園』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、作家としてデビューした。その後、1991年に発表した『リング』が映画化され大ヒットを記録。日本におけるホラー作品の人気を押し広げ、いわゆる「Jホラーブーム」を牽引した作家として知られている。
代表作の『リング』は、「見た者は死ぬ」とされる“呪いのビデオ”をめぐる恐怖を描いたホラー小説。1998年には中田秀夫監督によって映画化され、山村貞子をはじめとする強烈なイメージとともに社会現象を巻き起こした。
また、1995年には『らせん』で吉川英治文学新人賞を受賞。2008年に発表した『エッジ』は、アメリカの文学賞であるシャーリイ・ジャクスン賞を受賞している。
鈴木さんはそのほかにも、『ループ』『バースデイ』『仄暗い水の底から』などを手がけ、日本のホラー小説および映像文化に大きな影響を与えた。
