ゲームエンジン「Unity」を開発するUnity Technologiesは、アプリ内課金向けの開発キット「Unity IAP 5.4」をリリースした。特徴としては、App StoreやGoogle Playといったアプリストアを経由せず、開発者がプレイヤーに直接アイテムを販売できる機能をあらたに備えた点だ。
今回の新機能を使えば、開発者はApp StoreやGoogle Playなどのストアを介さず独自の販売チャネルを開設できるようになる。

ひとつは、ノーコードで作れるウェブショップだ。Unityのダッシュボードから、数クリックでのウェブショップを構築できる。プログラミングの作業やコードの変更は不要で、ゲーム内のアイテム一覧とも自動で同期されるという。
もうひとつは、外部の決済サービスへの対応だ。StripeやCodaといった決済プロバイダーを利用でき、アプリストアを通さずに支払いを処理できる。開発者が、決済サービスごとの個別の対応に追われる必要はないとしている。
さらに、アプリストアと独自ショップの商品情報をひとつの管理画面でまとめて扱える。価格の地域別設定のローカライズや通貨への対応も統一され、プレイヤーの購入状況をプラットフォームをまたいで把握できる。
Unityが提供するウェブショップの利用自体に、追加の費用はかからない。開発者が負担するのは、利用する決済サービスへの手数料のみとなる。
なお、Unityは公式サイトにて、モバイルゲームにおける市場の拡大について、米メディアGamesBeatの報告をもとに「2026年までには大幅に成長する見込み」とコメントしている。
機会と収益への影響に対する問題への解決策として、大規模な技術投資なしに販売形式を実現する方法と、戦略を最適化する方法として今回のリリースを示した運びだ。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています。
Unityのアプリ内課金SDK「Unity IAP 5.4」リリース — D2C機能でゲーム開発者の収益化を強化
ノーコードのブランドウェブショップ構築、サードパーティ決済対応など、開発者が収益を最大化するための新機能を搭載
世界をリードするゲームエンジンの Unity [NYSE:U] は、アプリ内課金SDK Unity IAP 5.4をリリースしたことを発表しました。Unity IAP 5.4 は既存のアプリ内課金 SDK を大幅に拡張し、従来のネイティブストア(Apple/Google)でのアプリ内課金に加え、ゲーム開発者がプレイヤーと直接取引を行うダイレクト・トゥ・コンシューマー(D2C)コマース機能を新たに統合しました。
ノーコードで構築できる D2C ウェブショップ
Unity IAP 5.4 では、Unity のダッシュボード上からブランドウェブショップを数クリックで作成可能です。エンジニアリングの工数やコード変更は不要で、ゲームのアイテムカタログと自動同期されます。開発者はアプリストアを経由しない独自の販売チャネルを、すぐに開設できます。
サードパーティ決済プロバイダーとの統合
Stripe、Coda をはじめとするサードパーティ決済プロバイダーに対応しており、ネイティブストアを経由せずに決済を処理できます。Unity IAPがネイティブおよびオフプラットフォームとの連携を担うため、個別のプロバイダーSDKを管理する必要はありません。
単一カタログによる一元管理
ネイティブストアと D2C ウェブショップの商品カタログを一元管理できます。価格設定のローカライズや通貨対応も統一され、プレイヤーの購買状況やLTVをクロスプラットフォームで把握できます。
Unityホスト型ウェブショップは無料
Unity がホストするウェブショップの利用に追加費用はかかりません。開発者は利用する決済プロバイダーへの手数料のみを負担します。
詳細については、こちらをご覧ください。
Unityについて
Unity [NYSE: U] は、モバイル、PC、コンソールから拡張現実(XR)まで、すべての主要なプラットフォームでゲームやインタラクティブな体験を創造、販売、成長させるための一連のツールを提供しています。詳細はunity.com/jaをご覧ください。
※Unityおよび関連の製品名はUnity Technologiesまたはその子会社の商標です。

