個人開発者のIto Kento氏は8月19日、iPhone向けアプリ『あの村について ―記者からの報告―』を公開した。iOS 16.4以降に対応している。
本作は、山あいの集落「昼床村」を取材する記者から、メッセージや写真が“実時間”で届くホラー作品だ。昼床村は文献に一行しか記録がなく、地形図にも名前がない一方、役場の統計では人口が何度数えても412人のままだという。

記者は旧知の「あなた」に取材報告を送りつづける。はじめはごく普通の記録だが、村の様子は日を追うごとに少しずつおかしくなっていく。
物語は実際の時間に沿って進み、報告のまとめ読みはできない。深夜にメッセージが届くこともあれば、丸一日連絡が来ない場合もある。
画面はチャット形式だが、プレイヤーから返信はできず、選択肢や分岐も存在しない。記者を励ましたり、引き返すよう伝えたりすることもできないため、届いた報告を読みながらつづきを待つことになる。
『あの村について ―記者からの報告―』画面スクリーンショット
『あの村について ―記者からの報告―』は、App Storeにて8月19日より配信中。本編は月額480円のサブスクリプション制で、初回購読は1週間無料となっている。なお、本作の前日譚は、購読なしで読むことができる。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
【プレスリリース】山奥の村を取材する記者から、写真とメッセージが実時間で届き続けるiOSアプリ「あの村について―記者からの報告―」を2026年8月19日に公開
このたび、iOS向けストーリーアプリ
「あの村について―記者からの報告―」を2026年8月19日に公開いたしました。
■あらすじ
消えかけた集落を巡る連載のため、ひとりの記者が山あいの村へ向かいます。
「昼床村」——文献に一行しか出てこない、地形図にも名前のない村。
役場の統計では、何度数え直されても、人口が412人のまま一人も動いていません。
記者は取材のあいだ、旧知のあなたに宛てて、写真と短い報告を送り続けます。
最初は、ごく普通の取材記録です。
けれど村の様子は、日を追うごとに、静かに、少しずつ、おかしくなっていきます。
■一度に読めない物語です
本アプリの物語は、実際の時間に沿って配信されます。
山奥の村へ取材に向かった記者から、メッセージと写真が少しずつ届く。
まとめ読みはできません。続きは、明日を待つしかありません。
夜遅くに写真が届くこともあれば、丸一日、何の連絡も来ないこともあります。
「連絡が来ない」こと自体が、物語の一部になっています。
■読者は、返信できません
チャットアプリのような画面ですが、入力欄は最初から使えません。
励ますことも、引き返すよう伝えることも、通報することもできない。
読者にできるのは、届いたものを読むことだけです。
この「何もできなさ」を体験の中心に据えました。
■ホーム画面のウィジェットに、最新の一枚が残り続ける
届いた写真は、ホーム画面のウィジェットに表示されます。
アプリを開いていない時間にも、村の景色が日常に紛れ込みます。
■静かなホラーです
驚かせる演出(ジャンプスケア)、大音量、突然現れる顔、画面のフラッシュ——
そうした手法は一切使っていません。
効果音はありますが、静かに鳴るものだけです。
写真は、古い家庭用ビデオのような粗い質感で統一しています。
記録として淡々と積み上がっていく手触りを重視しました。
■概要
名称 : あの村について―記者からの報告―
ジャンル : 静かな怪談ホラー/チャット形式のストーリー
対応 : iPhone(iOS 16.4以降)
価格 : 基本無料(アプリ内課金あり)
・村に入る前の「前日譚」は購読なしで読めます
・本編は月額480円・自動更新。はじめてご購読の方は1週間の無料お試し付き
開発 : Ito Kento
公開日 : 2026年8月19日



