株式会社トラムワークスは、路面電車の運転台を再現した鉄道運転シミュレーションゲーム用コントローラ「トラムコントローラ」(仮称)を、「東京ゲームショウ2026」に初出展すると発表した。
本製品には、マスター・コントローラーとブレーキハンドルの軸にモーターが内蔵されており、車両形式ごとに異なる段数や操作時の手応えをソフトウェアによって再現する機能が備わっている。
部品を交換することなく設定を切り替えられる仕組みも組み込まれており、1台で複数形式の運転台に対応できるという。
東京ゲームショウでは、トラムコントローラを使用したゲーム『TRAMCITY HAKODATE』の運転を体験できる。本作は同社が開発・販売する路面電車運転ゲームで、函館市電8000形と3000形を運転可能だ。
8000形は力行7段のマスコンと直通空気式ブレーキ、3000形は力行4段のマスコンと電気指令式ブレーキが採用されており、それぞれ異なる操作感がコントローラに反映される。
また、8000形では、ゲーム内のブレーキシリンダの空気圧力に応じてハンドルの手応えが変化するフォースフィードバック制御が用いられている。
このほか、ドア操作用のスイッチには、実際の車両に搭載されているものと同じ部品が使用されている。メーターユニットにはアナログ針が用いられ、速度やブレーキシリンダ、タンクの圧力などが表示される。なお、製品販売時には、メーターユニットはオプションとして用意されるという。
また、今冬には製造資金を募るクラウドファンディングが予定されており、支援者へのリターンとして本製品が提供される予定だ。価格や仕様、実施媒体については今後発表するとしている。
株式会社トラムワークスは、東京ゲームショウ2026で、幕張メッセ ホール9の「インディーゲームコーナー 09-E14」に出展する。一般公開日は9月19日から21日まで。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
【鉄道ゲーム】選んだ車両によって刻み段数や手応えが自動的に変化する鉄道運転ゲーム用コントローラを東京ゲームショウ2026に初出展!
マスコンとブレーキの軸にモーターを内蔵し、鉄道車両ごとの刻み段数や手応えをソフトウェアで再現する鉄道運転ゲームコントローラを、東京ゲームショウ2026 (9月17日〜21日/幕張メッセ)に出展
トラムワークス
株式会社トラムワークス(本社:東京都大田区代表取締役:桜田大輔、以下、トラムワークス)は、路面電車の運転台を再現した鉄道運転シミュレーションゲーム用コントローラ「トラムコントローラ」(仮称)を開発し、東京ゲームショウ2026(9月17日〜21日/幕張メッセ)のインディーゲームコーナーに初出展します。
実際の電車の運転ハンドルは、車両形式ごとにマスコン(アクセル)の段数やブレーキ方式が異なります。トラムコントローラは、マスコンとブレーキハンドルの軸にモーターを内蔵し、段数の刻みや、ブレーキレバーの反力を、すべてモーター制御で生成します。部品を交換することなく、1台で何形式もの運転台になります。
トラムワークスは函館の路面電車運転ゲーム TRAMCITY HAKODATE を開発・販売しています。かねてより当社では、ユーザーの体験価値を向上させるアイテムとして、運転用コントローラの開発を進めてまいりました。しかし、ゲームで再現する函館の路面電車は、車両形式ごとにハンドルの刻み段数や手応えが異なるため、開発するコントローラでもそれらの切り替え(モードチェンジ)に対応したいと考えました。また、今後、コントローラが函館以外の車両形式にも対応できるように、モードの拡張性も考慮する必要がありました。
こうした背景から、ハンドルの刻み段数や手応えを、ソフトウェアから自在に変えられるモーター制御方式を採用するに至りました。
今冬開始予定のクラウドファンディングで製造資金を調達し、そのリターンとして支援者の皆さまに当コントローラをお届けする予定です。
特徴1 段数もブレーキ方式も、ソフトウェアで切り替わる
前述の通り、当社は函館の路面電車を運転できるゲーム「TRAMCITY HAKODATE」を開発・販売しています。東京ゲームショウでは、このゲームをトラムコントローラで試遊できます。
当ゲームでは 2 形式の車両を運転できます。
函館市電 8000形 函館市電 3000形
[左手] 切〜 力行7段+ 電制7段 切〜 力行4段
マスコン (ゲームでの電制は今後対応予定)
(アクセル)
[右手] 直通空気式ブレーキ 電気指令式ブレーキ切 〜 7段+ 非常
ブレーキ
表のように、車両形式によってマスコン段数が7段と4段で違い、ブレーキに至っては方式そのものが異なります。刻む位置も、操作の間隔も、同じではありません。
ハンドルの感触を機械的な機構でつくる場合、形式ごとに専用の部品や切替機構が必要になります。
トラムコントローラは、ハンドルの軸に取り付けたモーターが、ノッチの刻みそのものを生成します。機構で感触をつくらないため、段数も刻む位置も、ソフトウェアから自由に定義(モードチェンジ)できます。これによりトラムコントローラ1台で何形式もの運転台として使えます。
現在開発中の新シリーズにも同じ1台で対応します。
- マスコンのモードチェンジ
- ブレーキのモードチェンジ
特徴2 ゲーム内の車両のブレーキ圧力がハンドルにフィードバックされる
直通空気式ブレーキ(8000形)のハンドルには、弛(ゆる)め・保ち・込めという3つの位置があります。実車では、この位置の境界を越えるときに手応えが生まれ、その重さはブレーキシリンダの空気圧力によって変わります。
トラムコントローラは、この境界の手応えをモーターで再現します。つまり、ゲームでプレイヤーが運転している車両のブレーキシリンダの空気圧力が、手元のハンドルに反映されます。(フォースフィードバック制御)
電気指令式ブレーキ(3000形)では、同じモーターが段ごとにカチカチと刻むノッチ感を生成します。カムやバネを使わないため、繰り返し操作による消耗部品が少なく、経年での調整も不要です。
なお、実際の動作の様子は公式YouTubeチャンネルをご参照ください。
特徴3 実車と同じドアスイッチを採用

ドアスイッチには、実際の車両に搭載されている部品を採用しています。これは、コントローラの製造にあたりドアスイッチメーカー様より新品を供給していただけることになったものです。
本物のドアスイッチだからこそのクリック感と剛性で、運転体験をよりリアルなものに引き上げます。
特徴4 メーターユニットにアナログ針を採用

都市圏の通勤電車では運転台の計器類が液晶パネル化されていますが、路面電車ではまだまだアナログ計器が主流です。
そこで、トラムコントローラでも「アナログ計器」を採用し、実際の針が動作するメーターユニットを制作しました。
左側が速度計で、右側がブレーキシリンダ・タンク圧力計です。上部には扉が閉まったことや、降車ボタンが押されたことを示す LED を搭載しています。製品販売時には、メーターユニットはオプションとする予定です。
制作支援プログラム FFF Tokyo や地元函館でのイベントで展示

トラムコントローラは制作支援プログラム FFF Tokyo による支援を受けて開発されています。
2026年3月には当支援プログラムの発表会 DEMO DAY にて、試作段階のコントローラを展示しました。
その後も NT函館mini2026 や、有志による函館の異業種交流会 “HAM” などでも展示しました。
東京ゲームショウ2026で体験できます
会期
2026年9月17日(木)〜21日(月・祝)
会場
幕張メッセホール9
ブース
インディーゲームコーナー 09-E14
内容
実機での運転体験。直通空気式と電気指令式を切り替えて比較できます。
今冬、クラウドファンディングを予定しています。価格・仕様・実施媒体は決まり次第お知らせします。先行情報はメールマガジンでご案内します。
製品概要(試作段階)
製品名
トラムコントローラ(仮称)
構成
マスコンユニット/メインユニット/ブレーキユニット/メーターユニット
寸法
各ユニットを配置した状態で、幅 650 mm、奥行き 200 mm 程度
素材
金属(ダイカスト、削り出しなど)、樹脂、木材を部位に応じて使い分け
特長
ノッチ段数・ブレーキ方式のソフトウェア切替、フォースフィードバック機構、実車用ドアスイッチの採用、メーターユニットでアナログ針を再現
接続
USB Type-C GamePad HIDとして認識
汎用コントローラとして使えるようにCDC(UART)通信にも対応予定
対応ソフト
TRAMCITY HAKODATE(今後拡充予定)
販売方法
クラウドファンディングのリターンを予定(今冬開始予定)
関連リンク
トラムコントローラメールマガジン登録
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeLBNeY1MpYihzQ_GsCB_sKH_Uj9xE-dAhQMPhB5c14HyEjkw/viewform
TRAMCITY HAKODATE 公式サイト
https://tramcity.net/
公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@TRAMCITY/streams
注記
※ TRAMCITY HAKODATE は函館市電(函館市企業局交通部)様物販許諾済み商品です。
※掲載の写真は開発中の試作機です。部品の一部が未装着の状態を含みます。
※仕様・寸法・材質は開発の進行に応じて変更となる場合があります。試作機と量産品では製法・仕上げが異なる場合があります。
制作協力
・筐体・内部機構設計協力:株式会社ティーエスイー http://tse-inc.jp/
・ハンドル外観設計協力 : グレイスモデル https://x.com/Gracemodel_JP
・試作制作支援 : FFF Tokyo by @カマタ https://ffftokyo.com/




