皆さんこんにちは。
今回から電ファミニコゲーマーで記事を書くライターのカメントツ(@Computerozi)です。
ゲームをやりながら失礼します。
突然ですが……
皆さんは、ゲームのリアルすぎるCGってどう思いますか?
僕はぶっちゃけた話……
ドットの可愛いキャラが動いたりするの大好きなので、今のバッキバキのリアルCG作品はちょっとな…って感じです。
現実逃避のためにゲームやってるのに、ゲームが現実にどんどん近づくのマジ勘弁なんですよ。
結論:ゲームは最高。現実は最悪。
以上カメントツでした。
クソゲボ懐古厨乙。
めちゃくちゃ罵倒しながら登場した。
あんまりにもゲロカスレトロ厨な発言しているので見かねて出てきました。電ファミニコゲーマー担当編集です。
悪口がすぎる。
そんなゲームCG技術の発展も知らずにゲーム記事を書こうとしているカメントツさんに最先端のゲーム映像を取材してもらいます。
はい。行きます。
物分かりいいな。
コーエーテクモさんにお邪魔します
と…いうわけで、最新のCG技術を見せてもらうために、株式会社コーエーテクモゲームスにお邪魔しました。
そして今回、最新のCGを見せてくれるのがこちらの2名。
コーエーテクモTeam NINJAマネージャーの作田泰紀さん(左)、同じくプロデューサー早矢仕洋介さん(右)さんのお二人だ!
なんかめちゃくちゃいいコンビって感じのお二人ですね。スッキリしたマ●オとル●ージに似てるって言われません?
おい他社、他社!
よく言われます。
言われるのかよ。
さっそく最新のCGを見せてもらおう
最新のゲームCGがこの会社で見れると聞いてきたんですが……。
では、私たちが開発しているまったく新しいCG技術についてご説明させていただきます。
その名も…やわらかエンジンver.2.0です。
やわらか……?
〇〇エンジンとか、◯◯プログラムとか名前を聞くとなんだかワクワクしますね。
その…やわらかエンジンver.2.0は、何ができるんですか?
おっぱいがめちゃくちゃリアルに揺れます。
えっと……? おっぱい……? 他には……。
お尻もすごいリアルに揺れます。
大丈夫ですか?
最新技術やわらかエンジンとは?
簡単にご説明させていただきますと、やわらかエンジンとは、物理演算システムの1つです。
物理演算……?
おっぱいで説明しましょう。
おっぱいで説明……。
おっぱいって揺れますよね? それは、おっぱいに質量や体積があり重力などの影響を受けるからです。
つまり、大きいおっぱいは大きく揺れるという計算を機械ができるようにおっぱいの大きさ、重力、風向き、光の当たり方を数値化して設定するわけです。
※「揺れ具合」に関しては、こちらの動画をご確認いただきたい。
つまり現実の物理法則に近い映像が作れる……という事ですか?
そうです。つまり「やわらかエンジン」とは、我々が開発した人体表現における物理演算システムの最先端なのです。お分かりいただけましたでしょうか?
天才の変態ということが分かりました。
開発中のゲームを見せてもらった
そしてこちらが、やわらかエンジンを搭載した最新作『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』です。
タイトルが長い。これはどんなゲームなんですか?
初めから説明しますと、このゲームは『デッド オア アライブ』という格闘ゲームが元祖なんですね。
世界的に人気のあるタイトルですよね。
ありがとうございます。その『デッド オア アライブ』から格闘ゲーム要素と男性キャラを抜いたゲームを作りました。それが『デッド オア アライブ エクストリーム』です。
それはゲームとして成立するんですか…?
女性キャラを操作してビーチバレーをするゲームになりました。
女性キャラを操作してビーチバレーをするゲーム。
そして近々サービスを開始する最新作『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』では、思い切ってそこから操作も削りました。
それは…もうビーチバレーをしている女性キャラを見ているだけのゲームになってしまいませんか?
なってます。
なってるのか。
見るだけ、だから難しい
開発に苦労した点などはありますか?
やはり人体をCGで表現するという事の一点ですね。女性を表現するって本当に難しいんですよ。
そうなんですか? 魅力的なCG映像ってけっこうありふれていると思うんですが…….。
そうかもしれません、ただ「そこにいる」と錯覚できるレベルのものは少ないんじゃないかな……。
ここからは、実際にゲーム画面を見ながらご説明させていただきますね。まずは、メインキャラに会いに行ってみましょう。
ん?
って! 何でもう入ってきてるの!? ばか! 変態!
!?
分かりますか?
すごい……なんというか、いま一瞬……本当に女の子の部屋に間違えて入ったような気がしました。なんだこれ……もう1回見せてもらっていいですか?
はい。
ん?
って! 何でもう入ってきてるの!? ばか! 変態!
なんというか……映像の中の情報量が多すぎて脳が一瞬本物だと錯覚します。
これが、先ほどご説明させていただいたやわらかエンジンによるものなんですね。
顔が赤くなるタイミングや仕草など……リアルなCGに演技をさせるって本当に難しいんですよ。
なるほど。たとえば、漫画表現だと頬に「///」ってつけると記号的に恥じらっていることが分かるけど(もちろんそこが記号表現の優れている点でもある)、リアルなCGだとそういうわけにいきませんもんね。
乳を揺らして15年
お二人は、ゲーム会社に勤めてどれくらいなのですか?
だいたい15年くらいですね。私たち、同期なので。
ずっとこういうゲーム作ってるんですか?
はい、ずっとこういうゲーム作ってますね。
最初からこのテンションなのか……。
いえ、むしろ入社最初は「こういうゲーム作るのかぁ……」と思ってましたね。親に自分の仕事について説明しにくいじゃないですか。
なるほど。
でも、大人になるごとにこれも1つのエンタメだって自信を持って思えるようになりましたね。
今ではもっとやってやろうという気持ちで楽しんでいます。
今では新人を迎える側になりましたが、見るとわかりますね。コイツ昔の自分と同じで「こういうゲーム作るのかぁ……」って思ってるなーって。
逆に「自分……おっぱい揺らすためにこの会社入りました!」って新人が入ってきたりもしますよ。嬉しいですよね。
人としてはアレですが、クリエイターとしては有望すぎる。
ゲームにリアルな映像は必要?
失礼な質問になるかもしれませんが、ゲームの映像がリアルになりすぎると感情移入がしにくかったり、想像の余地が無くなって楽しさが減る……と言う人もいますよね。それについてはどう思いますか?
そうですね、確かにそういう事もあるかもしれません。
インディーズゲーム界隈ではレトロ調のゲームなどが人気ですし、実を言うと僕もそういうドット表現の情報量が少ないゲームのほうが好きだったりします。
そうですね…僕は、ゲームを作るとき「びっくりしてほしいな」と思って作っています。
びっくりしてほしい……?
たとえばストーリーが良かったり、音楽が良かったり、演出が凄かったり。ゲームって色々な方法でプレイヤーをびっくりさせることができると思うんです。
僕らは、女の子の可愛さや仕草でびっくりしてもらいたい。映像の美しさ、リアルさ、ってゲームを作る上でびっくりさせる一つの手段ですからね。
確かにさきほどのゲーム画面は、かなりびっくりしました。
それと『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』は、疲れて会社から帰ってきて女の子たちに癒される、みたいな楽しみ方ができるバカンスゲームです。思い切って操作を削ったのも、そういうバカンス気分を感じて欲しいという意味もあります。
当たり前ですけど、本当に色々考えて作っているんですね。
これからどうゲームはリアルになるのか?
ゲームのリアルな映像って発売された瞬間「うわ! もう本物じゃん!」って思いますが、2、3年経つともう次の「うわ! もう本物じゃん!」が来ますよね。ゲームにおけるこの先のリアル表現ってどうなっちゃうんですか?
難しい質問ですね。
たとえばズームすると鼻毛が生えてたり、脇毛の剃り残しがあったり……とか?
そういうのもある意味リアルですね。
たとえばさっき見た映像も一瞬「本物がいる!」って思いましたけど……現実には、あんなに肌がツルツルでプルンプルンの女の子って存在しないわけで。そのへんってリアルな映像を追い求める時に考えたりするんですか?
おそらく日本人は、他の国に比べて 架空の存在を受け入れる領域がかなり広いと思うんですよね。アニメなどでもピンク色や青色の髪の毛の女の子が日常的に過ごしていても違和感をあまり感じずに楽しめたりしますよね。これってすごい事だと思うんです。
そういう認識の広い人たちに、リアルに見える映像を作るために必要な要素ってなんだろう、逆にいらない要素ってなんだろう、と試行錯誤してます。試行錯誤のあまりCGクリエイターにリテイク出しすぎちゃって嫌がられたりしてますね……。
じゃあさっきの映像もたとえば、アメリカ人が見るとリアルに感じない可能性がある………ってこと?
でも、やっぱり僕らは、ゲームの中の女の子を「現実にいるアイドル」として錯覚して欲しいというか……キャラクターを個人として認識してくれたら嬉しいなと思いますね。
うんうん。「ゲームやったことないけど、このキャラクター知ってる」ってなってくれたら最高ですね。
ゲームキャラはいかにして人間になるのか
唐突で申し訳ないんですが、『デッド オア アライブ』を長年遊んでいる僕の友人からの要望がいくつかありまして。最後に聞いていただいてもいいでしょうか?
はい、なんでしょうか?
『デッド オア アライブ』の派生ゲームって今回の『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』みたいな女性キャラのスピンオフ作品ばかりなので、ぜひ男性キャラの作品も作って欲しいそうです。
それは考えた事なかった。
ちなみにそいつ、バース・アームストロング【※】が大好きなのでバースが他の男性キャラとキャッキャしたりビーチバレーしたり水着を着替えたりするゲームを激しく希望してました。
うーん……まぁ……。
……たぶん、ないですね……。
……あと、AI搭載してキャラと会話できる機能とかもつけてほしいらしいです。擬似的なものではなくて、ちゃんと会話のキャッチボールができる感じの。
あ、それはいつか実現しそうですね。
テクノロジーは日進月歩で進化しますからね。技術的にはもうすぐそこまで来ていますし。思ったよりすぐ実現するかもしれませんよ。
バースとの食いつき方の差がすごい。
今日のまとめ
・リアルなCGは、楽しませるための1つの手段
・ゲームと会話、実現しそう
・バースは無い
(了)
【『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』でキャッキャウフフできるまで、もう間もなく!】
10人の女の子と南の島で過ごせるという、まさに男子にとって夢のようなゲーム『デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション』が、もうすぐDMM GAMESでプレイできる(Windows PC用)!
ただいま事前登録受付中なので、この記事を読んでビクンと来たアナタ、いますぐ参加しよう。Twitterキャンペーンも実施中なので、そちらも要チェック!
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