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ウメハラの「ゲームと金」座談会ほぼ全文掲載。あの日、eスポーツやプロライセンスをめぐって一体なにが話し合われたのか?

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プロライセンスは必要か?

折笠氏
 次、第2テーマとなります。本日のメインディッシュということですけども、よろしくお願いします。

梅原氏
 「プロライセンスは必要?」

折笠氏
 重いテーマですね。

梅原氏
 重いテーマなのかな?

ふ~ど氏
 これはいろいろあるでしょうね。

梅原氏
 いろいろあるというか、ここが主戦場なのかなという気はしてますが。まあ、近年なかなかないぐらい、みんなの興味がある話題じゃないですか、議題じゃないですか。

ふ~ど氏
 そうですね。最近も闘会議で大会もやったりもしましたし。

梅原氏
 で、これ、必要?って書いてあるんですけども、必要かどうかって言っちゃうと、必要なわけないんで。というか、いままでなかったんで。言葉の揚げ足取りになっちゃうんですけど。
 まあ、あった方がいいかっていう肯定か否定か、肯定的か否定的か、ポジティブかネガティブかっていう風にしましょうか。赤がネガティブな感情を持っている、青はいいよいけいけっていうことでやりましょう。はい、みなさんほかの人の見ちゃダメですよ。顔色伺いなしですからね。じゃあいきます、入ります。プロライセンスは必要? どうでしょう。バン。

■プロライセンスは必要?
梅原氏:
ふ~ど氏:
ハメコ。氏:
がまのあぶら氏:
西谷氏:
Nemo氏:
らや氏:
にゃん師氏:
かげっち氏:未回答
アカホシ氏:
梅崎氏:
浜村氏:

ふ~ど氏
 僕(プロライセンスを)持っているんですけどね。

座談会参加者
 (笑)

ふ~ど氏
 持っているんですけどね、いちおう。でも理由があるんで。

梅原氏
 これはたぶん、青と赤なんだけど、いろんな意見があって。青だから全面的にOKっていう人はけっこう少ないんじゃないかな。なので、まあそれぞれがなんで青なのか、なんで赤なのかっていうのを、話していけたらいいのかなと思います。

らや氏
 僕はある意味なんていうか、もらう立場じゃないので関係ないんですけど、そのプロライセンスに関する記事を読んだときに疑問に思ったことがあったんで、赤にしたっていうのはあるんですけど。
 ライセンスに有効期限ってあるじゃないですか、2年間っていう。切れたらeラーニングによる講習によってという項目があるんですけど、それって、なんのためにプロと定めてライセンスを発行するのかなっていう。なんかこの文字だけ見たら、運転免許証みたいな感覚にしか、プロじゃない僕には取れないという感じがして。それだったらいらないのかなっていう。僕がプロですっていうためだけだったら、いらないのかなっていう話です。

梅原氏
 それは浜村さんにお答えいただくしかないですよね。

浜村氏
 どのポイントを答えればいいですかね。

らや氏
 なぜ有効期限というものが設けられているんですか。

浜村氏
 有効期限。ある意味、登録していただいているっていう感覚なんで、2年間経って継続する意思がありますかという風なことですね。
 というよりあれじゃないですか。なんでプロライセンスが?持ってるとなにがあるの?っていうところの方を、わかった方がいいような気がしてるんですけど。それがわかるとき、そこがわかるかなという気がするんですよ。
 ライセンスっていうのは、よく言われてますけど、日本にはいろんな法律があって、その法規制をなんとか乗り越えないといけないっていう環境があった。僕らはそのライセンスを作るとき、団体を作るときに2つ目標があって、1つはJOCに加盟して国際大会に選手出したいなっていうのがあった。もう1つは、IPホルダーが賞金付きの大会をやるときに、法の規制があって賞金が出せなかったんですね。
 なので、どういった立て付けならできるのかなっていう議論の中で、ライセンスを発行したっていうのがあるんですよ。そのときに、登録をしてもらったときから状況が変わっているかどうかとか、継続してライセンスを持ち続けるかどうかっていう意思を表示して欲しかったので、2年っていう風にしたんですね。

らや氏
 いや、本当に素人目ですけど、プロっていうのは、基本的に上手かったりするからなると思うんですけど。それに対して、自分でここで引退しますって言うんじゃなくて、有効期限が定められて……まあ2年ずつ更新をするっていうのを込みで、なんていうんですかね、プレイヤー側じゃなくて協会側が節目を決めるっていうのが(※連合を指している)、ほかのスポーツではあんまりないことなのかなっていう。

浜村氏
 ほかのスポーツでもきっとあると思いますよ。何年かごとに、要は選手として活動してますかっていう確認みたいなのが必要かなって思ってるんですよ。まだJOC(日本オリンピック委員会)にも加盟してないので、なんとも言えない立場なんですけど、登録していただいて選手をどこかジャカルタとかに派遣していくっていうときに、その大会を開かなきゃいけない。そのときに出ていただける人かどうかっていう意思確認が必要で。
 その人たちがプレーヤーとして活動しているっていうことは、登録していただいている方から選んでいくことになると僕は思っているんで。それはやっぱり、どの方が登録してくださっているかが、わかるようになっていたかった、というのはあります。
 それから、賞金を出せるっていうかたち、大会に出て賞金を取るんだという公認……あくまで連合の公認大会だけですけどもね……に出るときはカードが必要なので、そのときにこの人にお金を払って賞金をわたしてもいいですっていうことを証明する。そのときに、プレイヤーとして活動してますかっていうのを証明するのに、やっぱり期限が必要かなっていう風に考えたんです。

梅原氏
 大丈夫でしょうか。

らや氏
 はい。

梅原氏
 ではまたなにかあったら、お願いします。
 えっと、じゃあ基本的にこのまま赤の方に語ってもらってもいいんですけど、青の方たちもたぶん手放しに肯定って人はいないと思うんで、いまの浜村さんとらや君のやり取りを聞いて、ちょっと言いたいことがあるぞっていうのがあれば、青でも赤でも関係なく発言していただきたいなと思います。
 あ、そうだ。その前にアンケート結果が出ました。じゃん。

■プロライセンスは必要か?(ユーザー投票)
青(賛成)27%:赤(反対)73%

梅原氏
 今回は前回と逆ですね、まあそれはそうでしょう。現場とたぶんぜんぜん違うだろうなというので。

ふ~ど氏
 思ったより赤が多いですね。

梅原氏
 ポジティブだよ、あった方がいいよっていうのは27%。ネガティブ、ちょっとどうなのと思ってる人が73%という結果になりました。というようなことを受けて、なにか発言したい方は。

がまのあぶら氏
 プロライセンスが必要かって以前のそもそも論になってしまうんですけども、賞金そのものがいるかいらないかって言う議論もあまりされてないかなと思っていて。
 ライセンスって正直、賞金を渡すための手段であって、ライセンスが目的じゃないかなとは思ってるんですよ。賞金を与えるというところに関して、海外の大会は賞金与えているし、世間体の印象的に賞金あるからってのはすごくわかりやすいんですけど。そこで賞金が与えやすい、与えにくいは多少出てくると思うんですけども。
 そこで活躍してくれるプレイヤーたちが本当に凄い技量を持っていて、それを見せることによって、あっこんなに頑張ってくれるプレイヤーがいるから、その人たちをスポンサーしたいって言ってくれるメーカーさんが、今ボコボコ出て来ている状態ですよね。正直その金額ってのが、賞金なんかよりぜんぜん大きい金額で動いていて、そういうところを見せるために使いたい、使った方がいいのかなとは思うんですよ。
 賞金に関して、正直けっこうグレーな部分が多少はあると思うんで、そういうリスクを犯すよりも、まず賞金なしでプレイヤーたちをどれだけかっこよく見せられるか、今のスキームで。そういうのもあっていいんじゃないかなという風に思ってます

浜村氏
 いいですか?グレーな部分があるっていうのは、ちょっと憶測がすごく混じっているので、それはきちんと聞いてくれたら答えます。
 で、それから前半のスポンサーの部分ですよね。スポンサーでも、今ほら、闘会議が終わってライセンス発行して、すごい話題になって、いろんなところでニュースやってくれるようになったじゃないですか。あれを契機に、eスポーツっていうのが全然わからなかった人たちが注目し始めたってところも、否定出来ないと思うんですよね。大手のナショナルクライアント的な方々が、じゃあうちもスポンサーしたいとか、チームを持ちたい、実業団みたいに持ってもいいねって話が、どんどん出てきているじゃないですか。
 僕は選手の方々が、こうやって国際大会とかいろんなところの大会あるときに、やっぱり渡航費とか持ってどんどん、もっとよい環境でいける方がいいと思うんですよ。特にここにいらっしゃる方って、しっかり稼げてるはずだから、ひょっとしたらもう要らないのかもしれないけど、これから無名で頑張って出てこようとする人たちって、そんな協賛とか全然もらえないじゃないですか。
 でも大会に出て、ライセンスを持ってるというか登録されたら、見つけやすくなるんですよ。この人これだけ活躍してるんだったら協賛したい、スポンサーしたいっていう人が出てきたときには、いまの現役で頑張ってらっしゃる方には必要ないかもしれないけども、その下の若手の人たちの裾野を広げるっていう意味で言うと、見つけてもらえるっていうことはすごく僕は意味があると思ったんですね。

ハメコ。氏
 いくつか質問なんですけど、グレーである部分というところは説明しますという風にお話いただいたので。あのなんかまあ、方々で言われているわけですよ、合法性が大丈夫なのかとか、そういう話がいっぱいある。たぶん、ここでちゃんと説明していただいた方が、今後絶対いいかなと思うんですよ。たとえばその、プロライセンスはなくても、労務契約によって賞金というかたちで出してるんじゃないかっていう話があります。その点についてはどうですか?

浜村氏
 なんでそういう風に言うのかよくわからないんですけど、新聞とかにも出てたじゃないですか。景品表示法の表示対策課が、プロへの報酬なら問題ないというかたちで出してましたよね。

ハメコ。氏
 日経ですね。

浜村氏
 そう、日経ですね。
 僕らも、なにも官公庁と相談していないみたいなことずっと言われてましたけど、消費者庁と話してるんですよ。僕も消費者庁に5回も行って、(相手にも)来てもらったし、その中でどうやったらやっていけるかっていうのを議論したんですね。僕らの中でもプロならいけるんじゃないかと思ってたんですけど、ちゃんと消費者庁の方から、2つ方法があって。
 1つは取引付随性のない、全然関係ない第三者がお金を出すなら、問題ない。もう1つはプロライセンスなら、わかりやすくその人が高度のパフォーマンスを出せるっていうことを言えるので、報酬として払う整理がしっかりできます、という言い方をされたんですね。
 ボクらはその意向を受けて、プロフェッショナルライセンスっていうのでいいんだねということで議論をしたんです。で、その議論した中にはCESA(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)ってご存知だと思うんですけど、大手のソフトハウスの方が大勢いらっしゃった。さらにJOGA(一般社団法人 日本オンラインゲーム協会)、これもご存知だと思いますけども、オンラインゲームメーカーの方がたくさん入ってらっしゃいます。そこには代表の方が全部で30人以上いて、その中には法務担当の方もしっかりいらっしゃって。コンプライアンスを絶対守らなければいけない、一部上場企業の代表の方々が来て議論して、これなら大丈夫というかたちで作ったんです。
 それを持って消費者庁、関係省庁に行って問題ないという言われ方をされているんです。実際ひとつの例で言うなら、2月7日だったかな、国会の予算委員会で世耕大臣(世耕弘成大臣)の方から、希望の党の議員が聞いた質問に対する答えとして出てきた答えが、プロというものを民間の団体が今回始めようとしている。プロなら問題がない、プロに対する報酬なら問題ないということで、消費者庁とは整理が付いているので、今後は法規制が選手に賞金を与えていくことのひとつの助けになるみたいなことを言ってるんです。
 これはYouTubeに動画が上がってるんで、ぜひ見て欲しいんだけど、そういったかたちできちんと整理してやってきましたし、警察にも行きましたし、経済産業省にもみんなに聞いていって、進めて出来たのがこのやり方なんですよ。だから僕らはこれはグレーだとはまったく思ってません

Nemo氏
 じゃあ、このライセンス発行については、副業に当たるものなのでしょうか? 自分の意見としては、兼業でやってるんですけども、スクウェア・エニックスに二重労働契約みたいなのを交わして副業を認められているから、ライセンスを発行したんですね。ただ、ほかの社会人の人たちって、このライセンスを発行できないのか、それともライセンス発行しなくていいから予選大会とか参加してもいいのか、賞金を受け取らないけれども大会自体は参加したいっていう、いろいろあると思うんですけど。まず副業なんですか、これって。

浜村氏
 これが副業かどうかっていうのは、けっこう会社の判断によるところだと思っているんですね。これもさんざん議論したんですけども、結果的にどういう状況なら副業で、どういう状況なら副業じゃないとかって、それはその所属している団体と話してもらうしかないなと思いまして。
 なので、レギュレーションの方では副業に当たるとするんじゃなく、当たる可能性があるかもしれないので所属してらっしゃる団体とか学校とか組織にお問い合わせくださいという書き方をしてあるんですよ。

Nemo氏
 ちなみに、それを知らずに選手が大会に出場しました、ライセンスが取れました、で、仮に会社の方から突っつかれた場合、そのときの対応ってどうするんですか? たとえば私もう賞金支払っちゃいました、それを取り消すのかとか。

浜村氏
 事前に書面で確認してくださいっていう風に伝えてあるはずなので、賞金もらう前の、ライセンスを持つ前の段階で、そこはご確認いただけているもんだと僕らの団体は思ってます。

Nemo氏
 なるほど。じゃあ、そこはもう個人に任せるってことですね。

浜村氏
 それ以外に方法はないなっていうのが結論でした。

Nemo氏
 了解しました。

ハメコ。氏
 たぶんそのかたちっていうことは、つまり賞金ではなくて、やっぱり労務契約ってことなんですかね。賞金の支払いであれば、たぶん副業とか会社に確認すること自体が必要がないんじゃないかと個人的には思うんですけども。その辺っていかがですかね。

浜村氏
 えっと、賞金であるという報酬であるという風な立て付けでやってるんですけども。

ハメコ。氏
 その場合って、会社確認とか必要なんですかね。

浜村氏
 必要な会社と、そうではない会社があるかと思ったので、そういう風に個人で確認してくださいと伝えております。

ハメコ。氏
 なるほど。そこで気になってるのは、一時労務契約だった場合、それが本当であれば、実際問題ライセンス制度っていうのは賞金を支払う上では必要がないっていうのは、たぶん正論だなと思ってるんですよ。そこはすごく確認したくて、そうじゃなかった場合にライセンス制度って本当に必要なのかっていうことを、自分はすごい知りたくて、今回出てきたので。

浜村氏
 消費者庁と話をした時にですね、プロに対するライセンスっていうものなら問題はないという話をずっとしていたんでね。じゃあ、どういう大会ならプロと呼べるのか。たとえば20人ぐらいが集まって大会をやりました、そこで取引付随性のあるお金を出して、それをプロと呼んでいいんですかとか、あるじゃないですか。そういう一般の方がばーっと集まってというの。
 それとたとえば、1000人ぐらいが集まってしっかり予選からやってるものって、いろんな大会があると思うんですね。そのとき、立て付けの中でどこからどこをもってプロとするのかっていうのが、明確に定義できた方がいいだろうということの中で、我々はライセンス制度を作る中でいくつかのレギュレーションを作って、何人以上の大会じゃないと駄目ですよとか、そういうのを作っていったんですよ。

ハメコ。氏
 なるほど。その握りであれば、消費者庁はOKだよっていうことですよね。

浜村氏
 そうですね。消費者庁から言われたのは、そういうかたちでやっていただければ、整理がつきやすいという言葉をもらいました。

Nemo氏
 これライセンス発行するしないってのもあると思うんですけど、海外の選手ってライセンスを発行しないですよね?

浜村氏
 僕らが今回対象にしてるのは、日本における居住者です。ただし推薦選手という制度がありまして、海外からわざわざ招待されてくるような選手というのは、これはいわゆるライセンスの発行に値する選手だという風に見なして、メーカーからの推薦によってライセンスを発行しようと思ってます。

Nemo氏
 なるほど、了解しました。あともう1つ、たとえば日本人の選手がその予選に参加したときに、ライセンス取れないっていう人も中にはいると思うんですよ。その人はもう参加できないですか? 大会自体に参加出来ないのか、賞金いらないから大会に出たいっていう人っていると思うんですよ。

浜村氏
 それは前提として想定してまして、ライセンス云々の前に大会のレギュレーションを、たとえばIPホルダーの方……これあくまで、連合が公認大会のレギュレーションの中でやっていく大会だけなので、それ以外については全然別な話なんですけども……そういう場合は、最初からアマチュア参加可能か、プロだけのものなのかを決めていただく状況になってます。
 プロアマ混合の場合は、アマチュアの方はたとえば予選から上がってきたところをプロ認定とするレギュレーションにするところもあるでしょうし、いや、プロになりたくないんだっていうかたちで言うなら、その段階で賞金を拒否していただいても構わないというようなレギュレーションを作られたら、そうなると思います。

Nemo氏
 なるほど。それっていうのは協会(※連合を指している)が決めるものではなく、もうメーカーに任せるということですかね。

浜村氏
 そうですが、最初の段階で、どういったレギュレーションの大会を組みますってことをご相談いただくことになっているので、その中で確認することになっています。

Nemo氏
 了解しました。

にゃん師氏
 労務契約っていうお話だったんですけど、たとえば生主だったり、YouTuberだったりっていうのがステージに出て出演料をいただくっていうのは、多分これも労務契約だと思うんです。これって別にライセンスとか発行されなくても、そのまま出演料をいただくっていうことは出来るじゃないですか。
 で、今回の大会に参加することに関しても、もう別にライセンスをもらわなくても、労務契約っていうかたちだったら、別にメーカーだろうがなんだろうが(できてしまう)。実際その、たとえばいろんなメーカーの人が、東京ゲームショウとかでステージに出る誰々さんに来てほしいっていうので、労務契約で多分やれてると思うんですね。
 賞金というかたちに関しても、労務契約っていうかたちでもしやるのであれば、そもそもライセンスを所持してないともらえないっていうのが、ちょっと引っかかったので。そこの部分ってどうなのかなって。

浜村氏
 これはあくまでメーカー側の理論として聞いていただきたいんですけども、メーカーはコンプライアンスを守ろうとしてる段階で、一般の人たちが小さな大会に出てきて、いきなり労務契約してお金を払う契約をしましょうと言って、労務契約を結びました。それが景品表示法、要は景品表示法って賞金で一般の素人の方を釣ってしまうということが問題なんですよね。で、どういう大会かわからない中で、10人しか集まらなかった。10人と労務契約を結べば、それは景品表示表と関係ないんですっていう話は、通らないと思ってるんですよ。ゲームメーカーにしてみれば。
 それはあくまで法の抜け道しかならないから、いやいやそれは景品表示法だろうと言われてしまう。メーカーにしてみれば、そのリスクはとても怖いわけですよ。だから大会開けない。コンプライアンスを守らないといけない一流企業なら、当たり前なんですよ。だとしたら、どこからがプロでお金を払ってもいいパフォーマンスを見せる人なのか、そうじゃないかの線引きをしないといけなかったんですよね。
 なのでプロライセンスというかたちをした方が、線引きがしやすいということが今回のライセンスの考え方なんですよ。いかがですかね?

にゃん師氏
 メーカー側の判断でってことであれば、すごく納得ができるので。プロライセンス自体が、協会(※連合を指している)の意思以上にメーカーの意志が強いっていうはあるのかな。どうなんだろう。

浜村氏
 まあメーカーの意思というより、IPホルダーが半分いて、もう半分がeスポーツ団体という風な構成になってるんですね。ライセンスを作るときは、もちろんIPホルダーの方がたくさんいらっしゃって、一緒に考えました。自分たちのタイトルをもっと盛り上げたい、eスポーツ自体が社会的に盛り上がった方がいい、国際大会に選手を出したいっていう思いが強くあったので。
 いまも賞金がつく大会もありますし、それはそれでぜんぜん問題ないと思ってるんですけども、さらにIPホルダーがお金を出して大会をやることも可能にしたいという中で出来たのが、今回のライセンスなんですよ。そう立て付けてあります。もっと言えば、国際大会に出るときの登録っていうのも必要だと僕らは思ったので、そういう前提でできてるライセンスですね。

にゃん師氏
 わかりました。賞金付きの大会自体が国内で増えるのはすごく嬉しいことなので、それに関してはいいことだと思います。

ハメコ。氏
 1点だけいいですか。説明ありがとうございました、ものすごくわかりやすくしていただきました。すごくもったいないなと思うのが、たぶんこれをちゃんと説明しておけば、70%も反対ってならなかったんじゃないかなっていうのは、ひとつ思ってることなんです。そこはすごくもったいないなと。
 個人的にも、ライセンス制度には肯定派なんです。その理由としては、自分らゲーマーとしては大会が増えることって、もうこれ以上ないほど素晴らしいことだと思っていて。それに対して、そのIPホルダーさんも、自分らの身銭を切ってやってくれるって、最高なわけですよ。
 ただ、それがこういう言われ方をしているっていうのは、すごい悲しいんですよね。その、まあいらないだろっていう風な捉えられ方をしちゃってるわけじゃないですか。なんで説明しなったのかなっていうのが、すごい気になってるんです。

西谷氏
 それに被せるようなかたちでいいですか? なんかこれ言っていいのかどうかわかりませんけれども、アリカはCESAの会員になってますから、1月16日に説明ありましたよね。私
、あの正直、前の日ですね、15日までは、正直皆さんが思ってるのと同じぐらいにネガティブな印象を正直持ってたんです。ですが、16日聞きまして、資料もありましたよね。浜村さんがご説明されたじゃないですか。私それ聞いて、なるほどなとすごく納得したんですよ。
 本日、まあいろいろ質問出ましたけど、もう8割方は私はほぼ聞いていたので、すごく納得してたんですよ。で、ハメコ。さんがおっしゃるように、正直出だしがグダついてたというか、すごい悪い印象に取られちゃったなっていうのがあって。なんで私としても、1月16日にあったような説明の仕方と資料があれば、ここまでネガティブな印象を持たれなかったんじゃないかっていう印象がありまして。なんでなんだろうなっていうのは、私も正直思っています。

浜村氏
 説明がぜんぜんできなかったというのは、本当申し訳ないと思ってます。素直に謝ります。
 これは会長の方からもぜひ言ってほしいと言われたんですけども、いまの段階で完璧なものを作ってるとは全然思ってなくて、一回こういうかたちで団体できました、早いとこ実績を作りたかったというのは、やっぱりいろいろな理由があるんですね。
 1つはJOCへの加盟のために早いこと実績を作って、ジャカルタが8月から始まるので、それまでになんとか承認団体になりたいっていう思いがあったので、わりと急いだところがあったんです。
 ほかにも、3つの団体を1つにしたのは、ひとつにはeスポーツの団体って国内にひとつのスポーツ団体じゃないと加盟ができないというのがあったので。おそらくまとまる前に、つい「作れ作れ」って言う奴が出てくると思ったんですよ。なので、それもあって、早く実績を作りたいと思った。なので後手後手に回っちゃって。
 だから今回呼ばれてすぐ出るって決めたのも、一番最初にメディアに出て喋ったら、きっとまたみなさん「なんだあいつらばっかりと喋って、俺たちと直接話してくれよ」という話になると思ったんで、すべての取材は今のとこ止めてもらって、こういう場を持っているんです。
 遅くなりましたけど、2月、3月はメディアで喋るよりも、選手の方々に質問に答えていきたいなっていうのが、すごい心から思ってることです。

西谷氏
 なるほど。ありがとうございます。

浜村氏
 ついでに、ちょっと付け加えさせてもらっていいですか。よくネットで言われてることですけども、公認の大会だけを賞金付き大会と思ってるわけじゃなくて、メーカーさんがコミュニティの大会で今までやってきて承認していらっしゃるもの、導入してらっしゃるものを、一切止めるっていうのはまったくないんですね。
 僕らはメーカーさんが自分たちでやりたいと思った時にライセンスがあればできるし、あと国際大会に選手を出せると思ったのでやっていることなので、いまあるものを否定するつもりはまったくありません。これは団体の人みんな言ってますけども、eスポーツが本当に流行るときって、やっぱりスター選手がどーんと出てきて、いまでもいますけども、どんどんどんどんそういう選手があちこちで活躍の場を持ったら、バンと盛り上がってくると思っているんですね。
 これは最初からずっと思っていることなんですよ。なので、そんな場が多ければいいのに少なくするなんてことは一切しないので。それはぜひ誓ってもいいので。ぜひ信じていただければなあと思います。

アカホシ氏
 ゲームパブリッシャーさん側の話で考えていったときに、いまその連合の採択タイトルに選ばれてるメーカーさんもいれば、ぼくら割といいまスマートフォンのゲームタイトルでいろんな大会運営をすることが多いですけど、その連合さんに認めていただくタイトルになるべきかとか、でもそうじゃないかたちで別にスポンサーさんが第三者でついて賞金を出せる仕組みを持とうと思っているメーカーさんの相談を受けたりとかもするんで、メーカーさん側としても迷ってるのは、連合さんの仕組みを使った方がいいのか、でも僕たちは僕たちでこの仕組みならできるのになっていう風に思っている中で、そっちでやっていいんですかねって思っている話もけっこうあるんですけど、そこはどういう風に考えてますか。

浜村氏
 ぜんぜんやっていただければと思います。実は止める理由はないんですよ、僕らは選手の活躍する場が増えればいいと思ってるだけなので。もしなにか不安に思うこととか、法的な問題とか、聞きたいことがあればいつでも答えますし、だからといって別に加盟しろともなんとも言いませんし。たとえば取引付随性のないお金で大会をやるなら、全然おやりくださいと思ってます。

アカホシ氏
 ありがとうございます。もう1つ聞きたいんですけど。今回はプロライスセンスを発行して、プロライセンスの発行を受けた人たち、梅原さんとかふ~どさんとかNemoさんもそうだと思うんですけど、JeSUが認定している賞金付きの大会以外の大会に出た場合に、なにか処罰というか、ありえる可能性がありますっていう話の中で、自分たちは自分たちの賞金を出す仕組みを持っているメーカーさんがやろうと思ってる大会にも、おそらく色んなゲーマーの人たちは出たいと思ってるはずで、そこに出ていいんですかね、みたいなところはけっこう聞きたいかなと思います。

浜村氏
 結論から言うと、ぜんぜん問題ないです。あそこでそういう文言を入れていたのは、要はメーカーですよね、僕らやっぱりメーカーさんと作ったので、IPを持ってらっしゃる方がぜんぜん承認しない、しかも小っちゃくない大きな大会が賞金を乗っけられたりするときに、メーカーさんがそれは違うよねって思うわけなんですよ。そういう大会は出ないでほしいっていう風に思われてるだけで、実に例外的なパターンだと思っています。基本は活躍される場が多い方がいいと思っているので、基本止めることはないです。

かげっち氏
 まだ私、どちらとも転んでなかったんですけど、その理由としてはですね、一番プレイヤーに近い立場からすると、やはり情報がなかった、判断するだけの情報がなかったというところもあったので。まあ、今日参加して非常によかったなあと思っています。まあ若干、青よりになっています。
 そこでまあ質問というか要望なんですけど、私はいちおうメーカーのライセンス使用、IPの使用許諾をいただいて、大会や対戦回等のイベントを行ってますと。正直、ほか、特にカプコンの『ストリートファイターV』というタイトルに限って言えば、ほかにないんですね。で、今後その……。

にゃん師氏
 ん?

かげっち氏
 コミュニティね、コミュニティとか、一般のプレイヤーオリエンテッドでやろうとしていることの……。

にゃん師氏
 まあ使用許諾は、毎回もらってるんで……。

かげっち氏
 ああ、ごめんごめん。ちゃんと仕事でやってらっしゃる方ってところは、もちろんそうなんですけども。だから、一からやろうとしたときに、じゃあ自分のイベントが許諾をいただいて、かつ公認のイベントになるっていうようなところって、すごくハードルが高いと思うんです。
 って言ったときに、先程もメーカーさんの、まあ力というか、これからの考え方が強いっていうところがあるかもしれないんですけど、そこはぜひJeSUさんからも働き掛けをしていただいて、IP使用許諾が取りやすくなるような環境を作っていただけたらなと。半分要望です。

浜村氏
 そうですね、メーカーさんのどの窓口に行けばいいかって、ひょっとしたら書いてないメーカーもあると思うんですね、ホームページに。そういうときはJeSUに連絡していただいて、どんな段取り取ればいいかとか聞いていただければ、できるだけ対応できるようにしたいなと思う。とにかく大会の回数が増える要望でしたら、ぜひ聞きたいと思います。

かげっち氏
 力強いお言葉、ありがとうございます。

ふ~ど氏
 じゃあ俺、反対したんで言おうかなと。まあなんで反対したかというと、あの……今回、闘会議で賞金50万円ありがとうございました。

座談会参加者
 (笑)

ふ~ど氏
 いい大会でした。思ったのが、今回、闘会議で一番最初のやったじゃないですか。そんときに賞金50万円もらったんですけど、プロライセンスの大会自体が多分発表されてないっていうか、どんだけあるかわからないんですよ。
 で、プロライセンスを持ったときにすごい大切だなって思ったのは、これを持ったらこれで食べていけるのかもしれないなって思うことがすごく重要だと思うんですよ。けど今んところは、どういう大会を今後やるかっていうのが、たぶんまだ発表ないですよね。

浜村氏
 大会って、IPホルダーがやってらっしゃるところもあるし、コミュニティがやってるところもあって。で、IPホルダーの方とは、今後、大会をやる予定がないものというのは、公認タイトルっていう風に認定してないんですね。だから今後必ず大会をやっていくということがあって。
 ただその発表って、メーカーに任せられることになっちゃてるんですね。だからメーカーさんがなんとかカップやります、このあとどうやっていきます、だから『パズドラ』なんかはずっと1年間やっていくって発表してますけど、おそらくそういったものがメーカーさんからどんどんどん出てくると思うんです。で、僕ら連合がやるものは、次は東京ゲームショウでやることを決めてまして、詳細は……東京ゲームショウの発表がもうちょっとあとだと思いますけども、もう発表するかなと思ってます。

ふ~ど氏
 なんで必要ないのかなって思ったのが、ゲームショークラスでやるっていったら、まあ年10回もない……まああるかもしれないんですけど。そんときに、賞金だけで食っている人って何人出て来るのかなあとか思ったときに、お小遣いもらうみたいな感じで大会に参加できる権利みたいな風に、俺は思っちゃったんすね。
 なんかそれって、必要か必要じゃないかって言ったら、べつになくてもいいのかなっていう風に今回思ったんですよ。絶対に必要なわけではないなあと思ったんで。なので今後、そうですね、さっきメーカーさんって言ったんですけど、なにかこういうような大会をやりますとか、こういうのに入るとこんぐらい大会があって、これぐらい稼げるかもしれないよっていうのがもっと明確だと、すごいこっちも入りやすいなって思うし、そういうのはあってもいいんじゃないのかなとは思います。

浜村氏
 なるほど。あの、まあ自分たち自体がどれだけの頻度で大会をやっていくか、明確にまだ決めきっていないところがあるので、メーカーさんにはぜひそういう風なかたちで。確かにその競技タイトルを決めるときに、今後の大会の回数だとか頻度とか確認してたんですけど、発表いつっていうのは決めてなかったので、それはできるだけ伝えるようにしたいと思います。
 それからもうひとつ。さきほど賞金だけじゃなくて、協賛の方が実は儲かるんですよって話があったじゃないですか。僕はぜひそっちの方も働きかけていきたいなあと思っていまして。けっこういま、頻繁に連絡があるのは、プロになられる方はどれぐらいいらっしゃるんですか、どうやったらサポートできますかみたいな質問が来るようになったんですよ。それは僕にとってはすごく前進だなと思ってまして、もちろんそれを僕らがお金を取るなんてことは一切しませんから、直接ご本人に確認した上でこういったご意向がありますけども、いかがでしょうという連絡を差し上げて、協賛がどんどんどんどんついていくようにしていきたいと思いますし。
 さきほど言いましたけど、実業団みたいなところが自分たちでeスポーツチームみたいなものを持ちたいという話がありましたので、そういう問い合わせに関してもeスポーツとはこういうものですっていうこということをどんどん伝えていくことで。いま現役でいらっしゃる方はおそらく必要ないかもしれませんけど、もっと若手の人たちが食えるように環境を作っていけたらなという風には思います。

ふ~ど氏
 ありがとうございます。

梅崎氏
 eスポーツ団体の方にも所属していたので、連合側の人間でもあるんですけど。うち、チームでゲームタイトルで11タイトルあるんですが、そのうち今回ライセンスがもらえたタイトルって2タイトルしかないっていうのが実際あるんですね。
 特にPC系メインでやってたってところもあって、そっち系のタイトルが少ないなっていうところと、まあたとえば『リーグ・オブ・レジェンド』とか日本の大会は賞金ないし、たとえば『スプラトゥーン2』に関しても、いまのところ一切賞金が出る見通しもないというところで、もっといろんなゲームタイトルの幅を広げていって、さまざまなゲームで賞金が出るようにしてほしいなっていうところがあります。

浜村氏
 要望ですね。いま出てるタイトルって6つしかないんですけど、すごい問い合わせが来ていまして、「うちもやりたい」とか、東京ゲームショウでいっぱい出てくると思うんですけども。eスポーツの競技として大会をやりたいというのは、ほかにも海外のメーカーからもご相談きてますし、コンシューマーのメーカーからも相談きてますし。CESAって、日本の170社の団体が集まって、JOGAは70社のオンラインゲームメーカーの集まりなんで、都度いろんな話をしてます。
 それから連合ってCESAとJOGAのほかにJAMMA(一般社団法人 日本アミユ一ズメントマシン協会)も入ってるんですね。つまり、アーケードゲームの支援も入ってます。AMD(一般社団法人デジタルメディア協会)も入ってますから、AMDって総務省の放送コンテンツなんかもやってらっしゃるところですけど。アーケードの方もタイトルでライセンス発行していきたいっていう意向もあります。なのでアーケードのタイトルからも、どんどん出てくる可能性があります。
 それから、こういったライセンスができるなら、新しくeスポーツのゲームを作りたいっていうメーカーとか結構あるんですね。なので、これからモバイルだとかスマホだとかPCでも、家庭ゲーム機でも、たくさんeスポーツのタイトル、競技性のあるタイトルが出てくる可能性がありますし、僕らからもう、ぜひこのタイトル昔出てるけど今出てないものは出してくださいっていうお願いもしていってる。そんな状況があります。

がまのあぶら氏
 すみません、今回来る際に、プレーヤーさんからけっこういろいろ意見を聞いてみて、ちょっとライセンスに関して、やはりちょっとプレーヤーの不満を持ってる方に、どういう不満があるのって聞いたときに、ライセンスを与えるプレーヤーに対する選び方がちょっと不満にあるというところを言ってるプレイヤーさんが何人かいました。
 というのも、どうしてもその協会(※連合を指している)にIPさんけっこういらっしゃるので、わかるんですけれども、先ほどおっしゃってたようにライセンスを与えるところによって、いろんな派遣ですとか、そういうところを協力したいっていう話あったと思うんですけれども。
 まあこれ、正直IPさんによっていろいろ違うんですけれども、今回あるIPさんですと、ランキングの上位のプレイヤーにだけあげますよっていうスキームで、ライセンスを与えました。ただまあ、ある別のIPさんだと、ちゃんと予選をやってからというところもあったと思うんですけど、そこで事前に発表あった発表なかったっていう時点で、すでにうちら切り捨てられちゃって、しかもその人たち強く支援しますよっていうところで、疎外感を持ったプレーヤーが何人かいたなかっていう風に思えます。
 ですので、そういったところに対して、なんだろうな、IPさんの意見というのは多少あると思いますし、まあ限られた期間の中でライセンスを与えきゃいけなかったですとか、まぁいろんな理由はあると思うんですけれど、今後多くのやっているプレーヤーたちが、よりライセンスをもらえるような環境をもっと提供していってほしいなと思います。要望ですね。

浜村氏
 ライセンスの獲得の方法って2つあって、1つはメーカーさんの推薦、過去の大会で優秀な成績があって、しかるべき方々が持っていただくというのと、連合のレギュレーションに沿った大会をやっていただいて、そこで優秀な成績を収めた方をライセンス発行っていうかたちにしてるんですね。我々は連合公認の大会を開けるのはIPホルダーだけだとは思っていないんです。こういうかたちのレギュレーションでやるっていうのはご説明さし上げますので、もしそのコミュニティだとか、興行団体とか、テレビ局とか、そういったところがプロライセンス発行大会をやりたいんですっていう意向があるんだったら、それはIPホルダーに確認の上で大会開くことができて、その場がたくさんあればあるほど、選手たちはプロライセンスを持つことができるようになると思ってます。
 で、メーカーさんによっては、けっきょく大会開くのってすごく現実的な話ですが、宣伝部が稼働するんですね。宣伝部が稼働したりだとか、ものによってはライブコンテンツ部とかが稼働しちゃうこともあると。そういった場合、大会やるための人が足りないので、その時はしょうがないねっていう話の中で、どこかを承認するっていう可能性はあると思ってます。

梅原氏
 あの、ちょっとトイレ行っていいっすか。すいません。ちょっと今日風邪ひいてて、水分取りすぎて、おしっこ我慢できないんで。すいません、じゃ。

座談会参加者
 (笑)

ハメコ。氏
 言わなくても行っていただければって感じですよね(笑)

アカホシ氏
 いま浜村さんに質問が集中したかたちになったんですけど、逆にいまふ~どさんとかNemoさんとか、いろんな情報が足りてたり足りてなかったりってなかで、このタイミングでライセンスを受けてみようと思ったきっかけというか、理由っていうのは、いまの時点ではどういうことがあったんですか。

Nemo氏
 自分はいちおう記事を見て、まぁCESA協力のもとやっていくっていう文面があったので、自分はライセンスを発行しました。というのはやっぱり、CESAは日経BPと協賛して東京ゲームショウ開催しているところなので。やっぱりライセンス認定されて、東京ゲームショーみたいな大きな大会になってくれば、周りもあとからついてくるだろうと来るだろうということで、そこに乗っかったというかたちですね。なのでライセンスを発行したっていう感じです。

ふ~ど氏
 僕はお得だなと思ったので。まあ普通にああいう大会出れるし、もらえるんだったらもらっといた方がいいでしょうという感じで。今回の必要か必要じゃないかっていうので、いちおう反対意見を出したんですけど……。

アカホシ氏
 お得はあるなっていう伝わり方はしていて……。

ふ~ど氏
 はい。まあ、実際に50万円もらったんで、完全によかったなあと思いましたね。

座談会参加者
 (笑)

浜村氏
 ちょっと付け加えさせてもらっていいですか。ちょっと気になったんですけど、イベントやるのは宣伝部だっていう言い方をしたら、それ見ろ販促行為じゃないかって、取引付随があるだろうってネットに書く方が出そうな気がしたんで、先に言っときますけども、いまメーカーさんでライブとかのノウハウを持ってる方が宣伝部にしかいないんで、だからその人たちが駆り出されるだろうというニュアンスで言っておりまして、いまどんどんeスポーツ部ライブコンテンツ課できていっているので、おそらくそこは細分化されていくと思います。念のため言わしてください。

ふ~ど氏
 アカホシさんがいま、ライセンスもらった人になんでもらったんですかって質問があったんので、梅原さんもなんかあったら。

梅原氏
 あのいちおう、えっと、青にしてますからね、自分はね。肯定な要素があるんですけど。ちょっとこの話、僕話すと長くなっちゃうかなあと思ってて、あえてずっと黙ってたんですけど。次の「日本が活性化するのか」っていう話にちょっと関係しちゃうんで、途中で話すわけにはいかないなって思ってたんですけど、まあひととおり意見出た感じですよね、たぶんね。
 で、非常に申し訳ないんですけど、いまの座談会って、僕みたいな社会人経験がなくて、本当に好きなことばっかりやってた人間からすると、申し訳ないけどぜんぜん興味ない話になっちゃってるんですね。
 っていうのは、せっかくこれから大きなことをやろうとしてるのに、ぜんぜんワクワクしないんですよ。なんか机に座らされて、はい、これはこうなりました、こうなりましたっていう、説明をされてるような感じがして。自分は格闘ゲームのプロっていうものになるならないっていったときに、損得よりもどっちの方が楽しそうかなとか、ワクワクするなっていうところで選んだんですね。もしかしたら、いままだない仕事だから、すっげえ有名人になっちゃうかもしんないなとか。たとえばですけどね。すっげえ金持ちになんじゃねえかとか。いろんな妄想する余地があったんですよ。
 で、今回の話って、なんか広がってきたから、ちょっとこうすごい飛び散ってるものをきれいに整理整頓しませんかっていう話だと思うんですよね。そういう人がいるのはもちろん大事だと思うんですけど、たぶんこの話を、はっきり言って我々は損とか得があるんでまだ興味持って聞けますけど、直接損とか得がない人たちからしたらどうでもいい話だと思ったんですね。で、実際7割、73%だったかな、ネガティブだったのが。それがだからけっきょく答えって言うか。
 で、自分たちがプロゲーマーライセンスいいよねって言ってても、それを支えてるのって、さっきの70%の人たちじゃないですか。あの人たちがいつもぜんぜんワクワクしないんですけどとか、ぜんぜん面白くなさそうなんですけどっていう、それ得すんの一部のやつだけじゃんっていうことを思われるだろうなって思ってたし、自分も思ってたし。いまの話ってその印象変わってないですよ。なんかよくわかんないけど、大人の都合の話じゃねっていう。
 で、自分がもらった理由なんですけど、正直、自分の立場だと、どっちでもいいなと思ったんですよ。正直。失礼な話なんですけど、なくても別に余裕で食えるし、まあいつまで食えるかはわかんないですけど、とりあえず食えるし。なんかこの楽しい感覚が損なわれるんだったら、むしろいらないなっていうのが第一印象だったんですよ。
 だけど、やっぱり役割っていうか、じゃあこの今からやろうとしている協会(※連合を指している)の人たちの役割を俺ができるのかっていったら、できないんですよ。ただのプレーヤーなんで。だから、うーん、そういう若い人たち?に、チャンスを自分を与えようと思っても、言葉で励ましたりだとか、せいぜい配信に呼んだりでちょっと知名度あげてあげるぐらいのことしかできないんで、こういう仕組みを作ってくれる人たちの邪魔を邪魔をするのは嫌だったんですね。
 話長くなっちゃって申し訳ないんですけど、自分の中に信念っていうのがあって、邪魔する人って世の中にいっぱいいると思うんですけど、まっすぐ歩いてる人の前に絶対に行けないんですよ。僕は前の方にいきたいんで、どこまでも先に行きたいと思ってるんで、それをその方向性、自分の人生の方向性を変えたくないから正直どうなんこのライセンスって思ったけど、邪魔はしたくないんですよ。
 たぶん自分がボイコット、たとえば、ときどとかに、「ときど、もらうのやめとこうぜ」っていったら、けっこうな邪魔になると思うんですよ。でもそれやっちゃうと、けっきょく自分にできない役割をしてくれようとしてる人たちの邪魔をすることになっちゃうんで、それは自分の信念に反することだったんで、もらったんですね。
 今回のプロライセンスっていうものが、自分、物事イメージで考えちゃうんでアレなんですけど、「うわっ楽しそう」ってぱーってしないんですよ。全然ビジョンがわかなくて。けっきょくそれでこの日本ってどうなっていくの? 金額によりますよ、たとえば億とかっていう金額が動くようになったら、才能ある若者がどんどん入ってきて、嫌でも面白くなると思うんですけど、正直じゃあ年に総額2000万円ぐらいでたとして、仮にですけど、金額わかんないんで迂闊なこと言えないですけど、それで、そんなに変わるかなっていうか。
 ゲームの風当たりが強い時期が長くて、それを変えたいっていう気持ちでプロゲーマー初めて、いまだいぶ見方が変わってきてて。でも、たとえばこれでじゃあeスポーツ押していきましょうっていったときに、むかし自分が味わったような疎外感っていうか、ゲームすげえ盛り上がってて、俺たちのやってることってマイナーだねって、肩身が狭い思いをする人がチェンジするだけだったら、意味ないなと思うんですよね。ただの復讐じゃないですか。お前らゲームのことさんざん悪くいいやがって、本当はゲームって素晴らしいんだぞっていって、結局それでまた寂しい思いする人がいるんだったら、意味ないなと思うんですね。
 だからその3つ目の、ちょっとこの議題なんなのっていう突っ込まれたりもしたんですけど、もしeスポーツ協会(※連合を指している)、メーカー、あとはプレイヤーとか大会運営っていうのが、正直いま、一丸となってなってないじゃないですか。これが一丸となったときに、日本が活性化して、なんか若者達がこの国おもしれーっていう風に、これからこの国どうなっていくんだろうなっていう風に、ウキウキワクワクするようなことをできたら、めっちゃそらあ協力したいなと思うんすよ。そんな楽しい仕事に関われることなんて多分もうないんで。
 このいま、変えようっていうすごく大事な時期だからこそ、お金がもらえる、まあ確かに大事だけど、でも本当に生きていくだけだったら別に普通に働くだけでもいいじゃないですか。もっと話を大きな話で、この日本を変えてゲームをしているゲーマーですねっていって、ちょっと嫉妬されるような存在じゃなくて、君たちも売り上げてくれるからだいぶこの国活気づいたねっていわれたら超気持ちいいと思うんですよ。
 自分も日本好きなんで、アメリカとか韓国がeスポーツ大国とか言われてんの、ちょっと「えっ」ていう。日本の方が本気でやったら強くね?みたいな、ちょっとそういう気持ちあるんですよ。俺らが本気出したら絶対俺の方が強えだろみたいな、そういう気概があって。やっぱ国も面積が狭くて、オフで集まったりするっていのもアメリカとかよりも有利だし、対戦環境とかもすごいいいと思うんですよ。
 だからみんなで協力して、eスポーツ大国っていうか、正直eスポーツって言葉は好みじゃないですけど、日本のひとつの売りとして、堂々と胸張れるような仕事ができたらいいかなと思ったんで、青にしました。
 話長くなっちゃったんですけど、すいません。僕はそういう考えなんで、もしこれが全然ワクワクするような面白い話にならないんだったら、正直いらないなって思ってます。僕自身は。欲しい人はいっぱいいるだろうけど、っていう感じです。

折笠氏
 あとは意見なければ、観覧の方々にちょっとお話をお伺いするかなということになるんですけれども。先ほど手はあがらなかったんですが、いちおう締めとして……あっ、お一方あがりましたね。

観覧客A
 質問なんですけど、たとえばプロライセンス剥奪されることってあるのかなあと思って。あなたはちょっと問題あるから、やめてみたいな感じで辞めさせてもらってしまうってこともあるのかなって思いまして。たとえば犯罪をするとか、人を殴っちゃってそれがちょっと問題でアウトになっちゃうとかってことは、やっぱりあるのかなって【※】

※観覧客Aによる自己紹介などを一部省略・整形しております。実際の映像での発言は1:50:00前後から確認可能です。

梅原氏
 ありがとうございます。けっこう気になるところかなと思うんですけど、犯罪行為だとか、プロに相応しくない行いをしたときに、剥奪っていうのはされるものなんですかね?

浜村氏
 結論から言うと、ないことはないなっていう気がしてるんですよ。たとえばチート行為をやっているのが明らかで、フェアにプレイしてないということが明確にわかったときとか。海外だとギャンブルとの繋がりは言われてて、八百長やったりとかあった場合は、協議の上、剥奪される可能性はあると思います。

観覧客B
 おたずねしたいんですけども、法整備が完全に整ったあとでプロライセンスをこれからどうやって変化させていくのかっていうのが連合の方に聞きたいのと。あと、プロゲーマーの方は、その時点でプロライセンスを取得するのかとか続けるのか、ちょっとお聞きしたいです。

浜村氏
 ライセンスに関しては、完全にできあがっているとは思ってなくて、選手の方々のお話を聞いて、その上で整備していくべきところは整備していこうと思っています。


観覧者B
 高額賞金が法律で法になった状態、いまの景品表示法が撤廃される、いま引っかかってる部分が撤廃された状態で、海外と同じぐらいの賞金がもらえる状態になったらということです。

梅原氏
 その時にプロライセンスをどうするかってことですね。僕個人の事で先に話していいですか。さっきもいったように、正直、JeSUに対してもとめている機能って、賞金じゃないんですよ。さっきもいったように、いままでみんなが手を組まなかったことを、組むためのきっかけになるんだったら、すごく意味があるなって。自分にとってはですけど。
 そうじゃない、ふ~どみたいに賞金50万円もらえましたありがとうございますっていう人もいるし、いていいんだけども、自分のことでいえば、一丸となってやるためのそういうものというか。なんで、みんなが一丸となってeスポーツというかゲームを盛り上げていくっていうところが継続されているんだったら、法律がどうなったとしても、ケチがつくようなことはしないつもりではいます。

浜村氏
 最初に言いましたように、ふたつあって、ひとつは賞金もそうですけど、登録していただいて、今後その海外派遣だとか、そういったいろんなことを選手と相談しながら、eスポーツ盛り上げていきましょうっていう風に考えていますので。そこはぜひご理解いただきたいなとは思います。こっからなにをやっていきたいかっていうことは、選手の方々と相談をしてやっていくべきだと思ってますので、そこをぜひ、とり違えないでほしいなと思います。

観覧者B
 もしよければ、ふ~どさんとNemoさんの意見も下さい。

Nemo氏
 自分の意見からすると、やっぱりいまって海外大会によく参加しているっていうのが、けっこう当たり前みたいな感じになってきてはいるんですね。やっぱりその、自分みたいに兼業でやってる人っていうのは、なかなか海外に行く機会というのがそもそもまずないんですよ。
 なんで、こうやって日本で盛り上げよう、日本で大きなイベントをやっていこうっていうことに対しては、まあ、そんなネガティブな意見にはならなくて、非常に肯定的です。やっぱりライセンスについてどうこうっていうのは、これから浜村さんも言ってたとおり、これから良くしていこうっていうところだとは思うんで、まあその時のケースバイケースじゃないのかなと思いますね。なんかそれが、じゃあ日本で盛り上がんないじゃないかなと思ったら取り下げることもありますし、日本で盛り上がっていくだろうとなったら、そのまま継続すると思います。

ふ~ど氏
 自分はマイナスがなくて、プラスがあるんだったら、べつに持ってますっていうぐらいです。

観覧客C
 いちおう、ゲームとお金ということなんで、個人的な意見なんですけど、やっぱりスポンサーをするにあたって、プレーヤーの方スポンサーするにあたって、先ほどがまのあぶらさんがおっしゃられた、今回2タイトル大きなタイトルだったと思うんですけど、それの動き方がぜんぜん違ってて。その中で、言ってしまうと『ストリートファイター』の方ですよね、これに関してはカプコンプロツアーに出ていないと、そもそも今回もらえなかったっていうところは、ちょっと見てる側としてもどうなのかなっていうのはありまして。
 そこで、国内でやっぱり取れるような大会を開いてもらうってのが、重要なんじゃないかなと思いますけど、その辺もIPホルダーさん任せになっちゃうんでしょうか。なんかそれとも、連盟の方でやっぱり日本で盛り上げるためには、こういうのやってくださいっていう依頼とかされるんでしょうか。

浜村氏
 そうですね、いまの段階でIPホルダーの方がどういったかたちでやっていくかっていうのは、まず聞いていってますね。その上で、国際大会に選ばれたときに、どういったかたちで選手選ぶか、場合によっては独自の大会を開く可能性もありますし、それはこれから議論をしていくかたちになると思います。

観覧客C
 こちらもスポンサーをするにあたって、まあ前からプロにスポンサーをしていてプロになっている方っていうのもいるといらっしゃると思いますけど、ライセンス取れてない方ってのもいらっしゃると思うので、ちょっと今後そこら辺は強化して、上手く調整していただきたいなっていうのがひとつの要望です。お願いします。

観覧客D
 簡単に2問だけ質問をさせていただきたいと思います。浜村さまにひとつ質問なんですけど、いま話聞いていてすごく驚いたのが、Nemoさんが労務契約だっていうことを意識して、おそらく契約する時点では意識していなくて、今回初めてその質問をしたということだと思うんですけども。ペーパーには書いてあるということで、そういう体裁はしてると思うんですけど、今後最悪なかたち、たとえば日曜日に大会があって月曜日ニュースになって、こいつ副業してるんじゃないかっていって、会社で懲戒処分が出る可能性っていうのはゼロじゃないと思うんですね。
 なので、労務契約であるっていうことを、今後もっと広く知らせる必要があると思うんですけれども、現状、いま紙で書いてあるっていうことで充分だって考えられているのか、それとももっと増やした方がいいと思うのかっていうのが、一点目の質問ですなんですけれども。教えていただけますでしょうか。

浜村氏
 そうですね、きちんと説明するということは、まだまだしっかりできてないかもしれないので、説明に関しては充分できるような書類も揃えていきたいと思います。

観覧客D
 ありがとうございます。で、2点目の質問なんですけど、先ほど質問があったら団体の方に全部答えますという発言をしていたと思うんですけども、おそらくいま会場にいる方はみなさん見てるのがインターネットで、木曽崇さんっていう方がいろいろ団体に対して疑問を提示していると思っていて。そちらには回答していない、でも全部答えるって言っていたんで、たとえば今後木曽崇さんの質問に回答する意向があるのがないのか、教えていただけますでしょうか。

浜村氏
 正式に、ネットの中でいろいろ書かれていることに関して、答えるつもりはありません。正式に答えを求められる状況をJeSUにいってきたのなら、状況に応じて答えます。
 あの、わりとこう、なんと言いますかね。揚げ足取りのようなコメントを書かれているところがすごくあって。最初のころ、ぼくらが団体を作るときに、別の団体を作ったらどうだみたいなことおっしゃってたのも聞いたりしたんですけども。正直なところ、勉強になることをおっしゃってるところは勉強させていただきたいと思います。反対のための反対なら、それは答える必要はないと思っています。

観覧客E
 すいません、3つ質問があるんですけど、いいですか。まず1つ目なんですけど、さきほど浜村氏がプロライセンスのタイトルについて、もっと多く、どんどん増えていくっていう発言があったと思うんですけども、1回目のプロライセンスの競技のタイトルを見た時に、まあ多くの方が少し疑問を持ったと思うんですよね。今後多く増えていくというところで、どのような採用基準を持ってプロライセンスを発行していくゲームタイトルを決定していくのか、というところを少し聞きたいんですが。

浜村氏
 まず、大会をやりたいという申請があって、その上で競技タイトルを決めているので、私たちが最初の段階でこれがeスポーツだろうという風な押しつけはしていないんです。ですから、みなさんが思ってるようなeスポーツのタイトルが揃わなかったとしても、それは残念だったとしか言いようがありません。
 ただ、今後いろんな方が問い合わせをしてくださっている中で、タイトル数はどんどんどんどん増えていきますので、冒頭言いましたけど、競技性があるかどうか、今後大会をしっかり運営していくかどうかなどの判断基準を持ちまして、タイトルを増やしていくように呼びかけたいし、努力はしていきたいと思ってます。

観覧客E
 その判断基準というのは、企業側の判断に依拠されるというところでしょうか。

浜村氏
 判断……なにが判断基準ですか?

観覧客E
 プロライセンスの発行タイトルの判断についてですね。

浜村氏
 大会をやりたいと思ったら、CESA、JOGAに入ってらっしゃるメーカーは、まず相談に来ると思っていますので、その中でご説明し、やっていくならこういうかたちがありますよという提案をしていきたいと思っています。その中でIPホルダーが判断をなさると思います。

観覧客E:
 ありがとうございます。では2つ目の質問なんでけども、さきほどプロライセンスの必要性というものにつきまして、労務契約であるということはわかったんですけども、その労務契約で企業側に説明しやすいというのがプロライセンス発行の理由だという風におっしゃられたんですども、今回この講演を聞くにあたって、いくつか昔のインタビュー記事などを拝見させていただいたんですけども、そのときにゴルフのように賞金を出す、ゴルフのようにするから景品表示法を回避できるというようなインタビュー記事を見受けしまして、今回の説明が若干違うかなと思ったんですが、それはいかがでしょうか?

浜村氏
 最初の段階から、プロであれば問題ないとい中で、いろんなかたちで説明してるんですよ。その中の一環だと僕は思ってます。

観覧客E
 その中の一環?

浜村氏
 そういう説明の中にいろんな説明の仕方をしていますけれども、その中の一つはそういう言い方をしています。

観覧客E
 では、プロゴルフと対するライセンスと、プロゲーマーに対するライセンスというのは、同等な扱いをもって今後活動していくということですか。

浜村氏
 プロに対する報酬で支払われるものだという風な、高度なパフォーマンスを見せるということで支払われるもんだという風な概念で説明しています。

観覧客E
 そもそも……あっ、長くなっちゃいましたね。すいません。

折笠氏
 すいません、ありがとうございます。ちょっとこちらで質問、打ち切らさせていただきます。

梅原氏
 はい。じゃあだいたい、この2つ目のテーマも出尽くしたかなあと思うんで、じゃあ予定どおり5分で休憩ですかね。また5分後に再開します。

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