2025年12月15日、『プリンセスコネクト!Re:Dive(プリコネR)』界隈に激震が走った。
同日更新されたメインストーリー第3部の最新話(第15章前編)において、「コッコロママ」の愛称で親しまれるコッコロが、なんと「大人の姿」になってしまったのだ。
その変貌ぶりは、劇中のアニメーションパートで描かれた。光に包まれながら、いつもの愛らしい少女の姿から、清楚さと神秘性を兼ね備えた大人の女性へ──。あまりに美しい成長した姿にユーザーの間では衝撃の声があがっている。
そもそもコッコロは、ゲーム内で主人公のガイド役を務める、いわゆる“主人公一行”に属する【美食殿】のメンバーであり、メインキャラクターのひとりだ。
年齢11歳、身長140cm。そのあどけない見た目とは裏腹に、主人公に対し献身的すぎるほどの世話焼きぶりを見せることから、一部ユーザーより「コッコロママ」として崇められてきた経緯がある。
『プリコネR』界隈で語り草になっているのは、2019年に公開されたストーリーの次回予告だろう。コッコロ自身が「はい、主さま、ママですよ」と、自分のことを「ママ」と認めるシーンが描かれたのだ。この“公式ママ化”事件は当時大きな反響を呼んだ。
それ以降も、たびたび溢れんばかりの母性を見せてきた彼女だが、今回の変身により、ついに見た目までもが「ママ」へと近づくこととなった。
物理的にも大人になったことで、コッコロの「主さま」への想いや言動はどう変化していくのか……。 この変貌は、あの大天使コッコロたんが、真の意味で「ママ」の領域へと至る第一歩なのかもしれない。
電ファミニコゲーマーでは、このコッコロ大人化という一大事件(?)に対し、コッコロ役を演じる伊藤美来さん、および本作のシナリオ担当チームより、緊急の直送コメントを入手した。
コッコロ役・伊藤美来さんコメント
Q.コッコロが初めて大人の姿となったことへの感想をお教えください。
最初に聞いた時は、本当に!?と驚きました。まさかここに来て姿が変わるとは……。新しいコッコロが見られることとても嬉しかったですし「コッコロが大人になったらこんな感じかな……」と何度も想像してきたことが現実になるんだ!とワクワクしました。
コッコロは元々包容力があり、小さいけどしっかり者というイメージだったので、大人の姿になってやっと姿と精神年齢が合うのかな、なんて考えるのも楽しかったです。
Q.大人の姿に変身した際のセリフ【※】は、コッコロの主さまへの想いが溢れていました。このシーンを収録する際に意識したことや、ディレクションで印象に残っていることがもしあれば教えてください。
※「もちろんわくしめは湯を温め、お背中をお流しし主さまの一番好きなお料理を作り、「あーん」させていただきます ~中略~ 愛しておりますよ、主さま。」
今までは美食殿のみんなを後ろから支えるようなサポート役が基本だったのですが、今回は大人の姿となり大きな力も手に入れます。みんなと同じように主さまを守るため戦える……、戦いたい!という、コッコロのプリンセスとしての大きな成長が感じられるよう意識して演じました。
また、今までは小さかったからこそ、アプローチもなんだか微笑ましいなと思われていたコッコロですが、主さまに女性として見てもらえるチャンスだと思い、精一杯大人っぽく、温かさもたっぷりで演じましたので楽しんでもらえたら嬉しいです。
声色はいつも通りの声か、ガラッと大人に寄せるかでスタッフさん達と悩みましたが、せっかくなら新鮮な気持ちでプレイして頂きたいと、お姉さんモード全開で演じたものを採用して頂きました!
シナリオ担当チームコメント
Q.大人姿のコッコロの外見や内面、行動で、とくに「ここを見てほしい」ポイントはどこですか?
父である嚮導老君・ゾラの力を糧に覚醒した姿なので、元のコッコロの衣装を大人っぽくアレンジしつつさらにゾラの意匠も盛り込む形でデザインしています。
元のコッコロはアシンメトリーなデザインなのですが、嚮導幼君のコッコロは、より安定・成熟した印象を与えるために、ラフ案の中からシンメトリーなものを選びました。
また演技もぜひご注目いただきたいポイントです。
元のコッコロが既に、大人のような落ち着いた喋り方なので、今回のコッコロをどう演技していただくかが課題だったのですが、収録現場でコッコロ役の伊藤美来さんにご相談しまして、「コッコロらしさは守りつつも、さらに成熟した大人っぽさが加わっている」ような、絶妙な塩梅に伊藤さんが落とし込んで下さいました。
Q.大人コッコロを生み出すなかで、制作チーム内で議論になったエピソードがあれば教えてください。
今回のコッコロに関わるあらゆる要素について、チーム内で多岐にわたる議論がなされました。
身長や体格、ポーズの雰囲気など細部にわたり、「コッコロの大人姿」としてシックリくるものを追求しましたし、特に顔のパーツなどは1ピクセル単位で細かい調整を行いました。
とはいえ、この姿の解釈は人それぞれでありますし、思っていたのと違う……と思った方もいらっしゃると思います。
しかしご安心下さい。コッコロがこの姿を得るために力を借りたジオ・ゲヘナの果実は、設定上、強制的に成長を促すという代物であり、必ずしも「将来の姿を正確に再現する」というものではありません。つまり、今回のコッコロの姿が、ただ一つの答えというわけではなく、可能性はいかようにもあり得るのです。
Q.コッコロの代名詞(?)とも言える「ママ」要素は、大人の姿になったことでどのように変化しましたか? 逆に変わらなかった点はありますか?
基本的に、この姿になっても元のコッコロらしいママ要素はそのまま持ち合わせています。
そのうえで、内面部分では、更なる成長を果たし、これまでの一歩引いて支えるような関係から、より主人公と同じ目線、対等な関係に近づきたいという気持ちが高まっています。その部分は、ぜひストーリーもご覧いただけますと幸いです。
最後に余談ですが、この姿のコッコロがそばにいるとき、シェフィは無条件で”赤ちゃん化”してしまうという設定があります。
© Cygames, Inc.





