聞いてくれ、先生がた。「帰ってきた!ブルアカVR!+」を体験してきた。あれはすごい。すごかった。本当にすごかった。
まず、抗議したい。なぜ3つのコンテンツを続けて見せたのか。
ユウカとノアに両側から挟まれ、カズサに逃げ場のない距離で見つめられ、ティーパーティーの水着姿に目のやり場を奪われる。息をつく暇すら与えてもらえない。窒息するかと思った。間近で声を浴びせられ続けて、耳もビチョビチョだ。
気づけば、3作品を見終えていた。放心していた。口はだらしなく開いたまま。首は重力に逆らうのをやめ、頭はグラグラと揺れている。
人としての尊厳は、たぶんVRの向こう側に置いてきた。不審者の一歩手前どころか、二、三歩は踏み越えていた。
【5thアニバーサリー】
— ブルーアーカイブ公式 (@Blue_ArchiveJP) October 23, 2026
「帰ってきた!ブルアカVR!+」
入場に関するお知らせを特設サイトに掲載いたしました!
ご来場予定の先生は必ず事前に内容をご確認ください!#ブルアカ#帰ってきたブルアカVR
そんな夢のような目に遭わせてくれたのは、世界観だけでなく開発陣の欲望も透き通っていると噂の『ブルーアーカイブ』。その5周年を記念したVR体験イベントである。透き通っているに違いないと思って参加したが、期待以上に透き通っていた。
用意されていたのは、次の3作品だ。
1本目は、ミレニアムサイエンススクールの生徒会「セミナー」のVR「先生、ちょっとお時間いただけますか?」。ユウカ、ノア、コユキの3人が登場する。2024年1月、3周年記念の「ブルアカふぇす!」で公開された作品だ。
2本目は、トリニティ総合学園の部活「放課後スイーツ部」のVR「先生、今週もお疲れさま、です」。カズサ、アイリ、ヨシミ、ナツの4人が登場する。こちらは2025年1月、4周年記念の「ブルアカふぇす!」で公開された。
3本目は、同じくトリニティ総合学園から、生徒会にあたる「ティーパーティー」のVR「先生、ちょっとお話ししよっ」。ミカ、ナギサ、セイアの3人が水着姿で登場する。こちらは今回の体験会で初公開となる新作だ。
1本ずつなら、まだ耐えられたかもしれない。だが、3本続けてとあっては、我々の理性などひとたまりもない。
この記事では、3作品それぞれで味わった透き通るような体験を紹介したい。
取材・文/竹中プレジデント

喜ぶユウカのすぐ横でノアにささやかれる。VRだからこそ味わえる背徳感
1本目はVR「先生、ちょっとお時間いただけますか?」。
このVRでいちばん刺さったのは、ノアの小悪魔的な立ち居振る舞いだ。隣で喜んでいるユウカの目を盗んで、ノアとこっそり内緒話をしている。そんな背徳感を味わわされるのである。
最初に聞こえてきたのは、ユウカの声だった。さすがDLsiteの各ランキングで1位を独占しているASMRの女王。耳に馴染む。
当たり前だが、声が近い。その近さに耳が喜んでいるうちに、気づけばユウカとノアに両側から挟まれていた。
正面にはコユキがいる。ありがとう、コユキ。コユキがいてくれるおかげで、先生でいられている気がする。ユウカとノアだけだったら、先生でいられなかったかもしれない。
ユウカとノア。素足と黒タイツ。そして、太いと細い……はずが、あれ!? ……なぜだろう。ユウカの太ももの威圧感が控え目だ。もう少し直接的に言えば、細い気がする。
そんな邪(よこしま)な視点でVRを楽しんでいると、3人といっしょに花火を見る場面がやってくる。ユウカは、先生といっしょに花火を見られたことを喜んでいる。そんなユウカを見ていると、こちらまでうれしくなる。
なのに、だ。反対側からノアがささやいてくる。興奮しすぎて正確なセリフは覚えていないのだが、「ユウカちゃん、喜んでますね」みたいな感じだったと思う。
ノアは、ゲーム本編でもユウカをからかうことがある。ただ本編では、そんなふたりのやりとりを画面の外から見ている形だ。しかしVRでは、そのふたりのあいだに座らされている。ユウカが喜んでいるすぐ横で、ノアからユウカのことをささやかれるのだ。
なんだよこれ……。完全にイケナイ関係みたいになっているじゃないか。
ノアの声で耳がビチョビチョだ。
カズサにさわれる。さわるとゆれる、濃厚すぎるスキンシップ
2本目はVR「先生、今週もお疲れさま、です」。
ここで味わえたのは、カズサとの濃厚すぎるスキンシップだった。近いどころではない。完全に触れあっている。「あれ……うちら付き合っているんだっけ……?」と勘違いしそうになるほどだった。
VRがはじまると、カズサが現れる。ひとりだ。公式YouTubeチャンネルに投稿されたショート動画「先生、今週もお疲れさま、です」と同じく、相変わらずの近さでのご登場だ。
めっちゃ近い。膝がつきそうなところで話しかけてくる。なんだこの距離感。これは、先生と生徒の距離じゃない。VRだからこそ、それが伝わってくる。
そして、ここで気づいた。さわれる……カズサにさわれるのだ。直接。自分の手で。髪の毛にさわれる。耳にさわれる。制服にもさわれる。首元の鈴にも……さわれる。
さわると……ゆれる。髪の毛がゆれる。耳がゆれる。制服がゆれる。首元の鈴もゆれる。本当にさわっている。心なしか、カズサも喜んでいる。
なんだこれ……こんなことが許されていいのか???????
しかも、カズサのほうからもスキンシップをしてくる。いつの間にか顔を固定されて、強制的に見つめあうことになっていた。
あれ……なんか様子が……。このまま、カズサにスイーツのように食べられてしまうんだ……。たすけて……アイリ、ヨシミ、ナツ。このままじゃ先生、先生じゃなくなっちゃう。
諦めにも似た覚悟を決めかけた、その瞬間。スイーツ部のメンバーが現れた。アイリ、ヨシミ、ナツ。理性の救世主(メシア)だ。ありがとう。おかげで、先生としての鉄の意志をなんとか取り戻せた。
さすがにみんなの前では、さっきみたいな大胆なことはしてこないだろう。そう思って少しホッとしたところで、この湿度の高い黒猫は追撃をかましてきた。
これがまた、あざとい。それまで密着一歩手前だった椅子を離して、ごまかそうとする。そして心なしか焦りながら、「さっきのは内緒ね」とでも言いたげなアイコンタクトを送ってくる。
カップルか? 内緒のカップルか?
湿り気たっぷりのやりとりに、びっくりした。そして最後には、また接近されてささやかれてしまう。耳がビチョビチョだ。
水着姿のティーパーティー。刺激的で景色を前に、なにを話したか一切覚えていない
最後に体験したのは、VR「先生、ちょっとお話ししよっ」。新作にあたるので、期待もマシマシだ。
セミナーと放課後スイーツ部は、シチュエーションで攻めてきた。でも、ティーパーティーは違った。フィジカルで攻めてきたのだ。道がなければ、壁に体当たりして壊して進めばいい。そんな「力こそパワー」理論である。
なんと……ティーパーティーの3人は、水着姿で登場するのだ。
すごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごい
なにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれなにこれ
落ち着こう。すーはー、すーはー。
ヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがするヒナの髪の毛から良い香りがする
お日様の匂いがする。よし。落ち着いた。
まずは最初に登場するのはセイアちゃん。覚悟の決まった角度の水着をお披露目してくれる。
近くで見ると、こんなにドキドキしちゃうのか。果たしてこれは、先生が見ていいものなのか……。なんだか、いけないことをしている気分だ。
しかも、すぐ隣に座ってくれているので、耳や尻尾をさわり放題なのだ。至れり尽くせりとは、こういうことなのだろう。
そこに現れるのがナギサ。同じく覚悟の決まった角度の水着をお披露目してくれる。
申し訳ないが、水着のすき間に、どうしても目がいってしまう。だって、かがんで、こちらに近づいてくるのだ。見せつけられているような気さえしてくる。
もちろん、羽もさわり放題。ここでは、服と一緒に欲望までパージしていいらしい。
そして……そこにミカまで現れる。
どーーーーーーん!!!!
揺れ!!!!
気持ち悪くて申し訳ない。めちゃくちゃ揺れるのだ。流れ星かと思うくらい動く。危険な代物だ。
正直、このVRでどんな話をしたのか、一切覚えていない。なんか目の前に暴力が現れて、ボコボコにされているうちに、すべてが終わっていた。そんな感じだ。
体験を終えても、現実に戻ってこられなかった。目にはまだ生徒たちの姿が焼きついている。耳はビチョビチョのままだ。
ヘッドホンを外すと、周りからは押し殺した悲鳴が聞こえてくる。同じ体験をしている先生がたが悶絶しているのだろうと、察することができた。
困ったのはそこからだ。誰かにこの体験を話したくてしょうがなかった。危うく、そのへんにいる先生を捕まえて「先生、ちょっとお時間いただけますか?」と声をかけるところだった。別のメディアの取材で来ていた知人が隣にいてくれなかったら、本当に声をかけていたかもしれない。
駅に着いても、落ち着かない。改札に入っていいのか、迷ってしまった。叫びたかった。走りたかった。
会場にいた先生がたは、みんなよく電車に乗って帰れたものだ。尊敬する。











