レトルトのひとことレビュー
このゲームは、「隠れた名作」という感じがあります。僕は自分で実況しながらプレイしたのですが、「ああ、実況なんていらないな」と思ってしまいました。なんかワーワー騒いだりすると、このゲームの雰囲気が崩れてしまうんです。いちプレイヤーとして、本当にのめり込んでプレイしてしまった作品です。
まず、独特のゲームシステムが面白いんですよ。物語としては、ホラー好きの女の子たちが噂をささやかれている場所に行って、『ファイナルファイト』みたいな横スクロールの画面をうろうろしながら確かめていくんです。でも、この動き方そのものがまずホラーゲームとして独特で、他に見たことがない。あと、言葉の使い方もじんわりと怖さがあって、不思議な雰囲気があるんですよね。
ホラーとしては幽霊のネタが多いのですが、原因を探ると「ああ、人間ってひどいな」と思う内容だったりする。そういう部分が“超良ゲー”だと思います。真相として出てくるオチも色々あるんですよ。本当に怖い話の場合もあれば、何でもないことだったりもする。でもそこがすごく好きだし、プレイしていると女子高生3人の個性も見えてくる。続編もあるから、ファンの人は多いんでしょうね。
トワイライトシンドローム 探索編
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
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1996年3月22日 | ヒューマン | PlayStation |
特記事項 | ||
PlayStation版(1996年※『トワイライトシンドローム 究明編』、1999年※『TWILIGHT SYNDROME Special』、2000年※『トワイライトシンドローム 再会』)、ニンテンドーDS版(2008年※『トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説』)あり |
(C)HUMAN 1996