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グッズ交換であった怖〜いトラブル…商品が送られてこない悲劇が多発中! ──グッズ収集女子に実態やトラブル実例を聞く

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安心してグッズ交換をするためには?──交換アプリについて、企画者に聞いた

 今回お話を伺ったのは、ミクシィが提供する、ゲーム、マンガに限定したグッズ交換アプリ『ゆずもと』について。プロダクトオーナーの加藤宏紀氏とディレクターを務める藤岡美佳氏にアプリ制作の思いやトラブルを防ぐためにどんな機能があり、運営がなされているのかなど伺いました。
 どうしてもアプリそのものの利便性の話になるので、少々宣伝臭くなりましたが、アプリの安全に対する意識と進化がわかる話となっています。

 同アプリは、昨年11月に池袋で開催されたアニメイトガールズフェスティバル【※】のトレーディングエリアのポスターなどで「見たことある!」という人も多いのでは?

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※アニメイトガールズフェスティバル……池袋サンシャインシティで年に1度開催される、女の子のため大型イベント。昨年は2日間で合計8万6千人以上の女の子たちが参加した。
(画像:編集部撮影)
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左から藤岡美佳氏加藤宏紀氏

──グッズの取引ができるアプリとのことですが、どのようなアプリでしょうか?

加藤宏紀氏(以下、加藤氏):
 『ゆずもと』は、“譲って、求めて”を掲げたグッズ交換アプリです。交換できるグッズが“アニメ、ゲーム、マンガ”に限定されているところが特徴ですね。自分の持っているグッズと欲しいグッズを登録すると、同条件で交換してくれるユーザーが見つかる仕組みになっています。

──フリマやオークションではないんですね。

藤岡美佳氏(以下、藤岡氏):
 ええ、あくまで“交換”専用のアプリなんです。

加藤氏:
 アプリを開発する際に、多くのユーザーにヒアリング調査をしましたが、「できることなら“交換”がいちばんいい」という声が多かったんですね。そうした意見を採り入れて提供を開始しました。

──交換だと“作品やキャラクターが本当に好きな人に渡る”気がしますよね。とはいえ、一般的には交換であってもトラブルの声を聞くのですが……。

加藤氏:
 確かに事前のユーザー調査でも「既存のSNSでは、相手がきちんと交換してくれるか不安」という声はありました。そこで、私たちはグッズ交換を安心して行なっていただけるような仕組みを取り入れています。
 『ゆずもと』では、登録時に電話番号認証を行なっており、少なくとも1台のスマホから複数アカウントを操作するようなことができないようにしています。また、問題が発生した場合は、アカウント停止などの対応を行うシステムになっています。
 よりきちんとしたユーザーを守る環境づくりをしています。

藤岡氏:
 また、グッズ交換時に、“相手を評価する”“自分が評価されるシステム”があります。不親切な取引をすると、相手からは相応の評価をつけられるようになります。交換希望を出すときに分かるようにしていますので、事前に相手の評価を見ることで安心して交換相手を選ぶことができます。

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藤岡氏:
 
さらに、グッズの交換は「手渡しがいい」という方もいるために、交換方法として“配送”か“手渡し”かを選べるようにしました。

──アプリなのに“手渡し”なんですか?

加藤氏:
 ええ、昨年のアニメイトガールズフェスティバルのトレーディングエリアのように、最近ではイベントの主催側が“交換スペース”を設けている例が多いんですね。そういうときにアプリを使っていただければ、会場でひとりひとり交換相手や商品を探す手間も省けますよ。

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──なるほど。そもそもファン同士でグッズを手渡し交換する文化があり、そのニーズに対応しているわけですね。

藤岡氏:
 はい。従来からある手渡し文化、そして遠方どうしでも交換ができる郵送のどちらにも対応しています。

加藤氏:
 他にも『ゆずもと』アプリならではの特徴がありますよ。

──たとえば?

藤岡氏:
 既存のSNS上でグッズやキャラ名で検索すると、システム化されているわけではないので、譲りたい商品と求める商品が逆の条件でもヒットしてしまいますよね。
 ほかにも作品名やキャラ名がフルネームなのか、愛称なのかによってヒット内容が変わったり……。
 そういう煩わしさを回避するため、『ゆずもと』では作品名やキャラ名はスライド選択式にしています。また、グッズ検索も自分が“求めるグッズ”、“譲るグッズ”を条件にできるため、逆の条件がヒットしてしまうこともなく、簡単に同じ条件のユーザーが見つかります。
 あとは、交換したいユーザーにリクエストを送り、お互いにメッセージを送信できるようになっています。

──検索機能はたしかに便利ですね! “譲って”と“求めて”が逆だとヤキモキしてしまいます……。アプリが使う側の視点で作られているんですね。 

加藤氏:
 ええ、出品が簡単なので便利といった声が多いですね。「ボタンを押して、商品状態や必要項目を選択し、コメントを書いたら交換希望を出せる」というシンプルさが受け入れられているようです。また、安心で安全という面から「交換はまず『ゆずもと』を優先している」といった声も多いですね。(了)

 アニメやゲームがあるかぎり、そこにはグッズを求める人がいます。

 1990年代は、アニメ雑誌の読者ページに投稿し、交換相手を探したものでした。あのころは、クリアファイルひとつを交換するのに数ヵ月という月日が必要だったり。
 時代が進んでSNSが発達し、おかげでグッズ交換は簡単になりましたが、匿名性が高くなっただけ、トラブルが多発しています。
 国民生活センターは2018年の2月22日に、インターネットを利用したフリマサービスについて、トラブルが急増していると注意を呼びかけています。全国の消費生活センターなどに寄せられるフリマサービス関連の相談件数は、2012年度と比較して2017年度は約20倍になりました。

 個人間取引はこれからの時代、さらに求められていくでしょう。だからこそ、交換アプリをはじめ、トラブルに巻き込まれない方法で、推しキャラのグッズを集めていきたいですね。
 推しキャラをたくさん部屋に迎える喜びが、悲しい思い出に染まらないように!

(C)mixi, Inc. Illustrated by 楢島さち

『ゆずもと』

メーカー:ミクシィ
公式サイト:http://www.yzmt.jp/
配信:iOS:配信中、Android:配信未定

【『ゆずもと』プレゼントキャンペーン】

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 現在、3月31日までの、期間中に出品者の方から抽選で100名、さらに新規会員登録を完了された方から抽選で100名。それぞれ“Amazonギフト券500円分”をプレゼントするキャンペーンを実施しています。

 さらに、条件を満たした方全員に、公式キャラクターの声優を務める白井悠介さん【※1】、土岐隼一さん【※2】の限定コメント動画を公開しています。
 これを機に、みなさんどんどん『ゆずもと』でグッズの交換をしてください。

    • ※1 白井悠介
      長野県出身の男性声優。『ゆずもと』公式キャラクターのゆず役を演じている。これまでの主な出演作品は、ゲーム「アイドリッシュセブン」(二階堂大和)、ゲーム「A3!(エースリー)」(碓氷真澄)
  • ※2 土岐隼一
    東京都出身の男性声優。『ゆずもと』公式キャラクターのもと役を演じている。これまでの主な出演作品は、アニメ「ユーリ!!! on ICE」(レオ・デ・ラ・イグレシア)、ゲーム「A3!(エースリー)」(瑠璃川幸)

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インタビュアー・著者
グッズ交換であった怖〜いトラブル…商品が送られてこない悲劇が多発中! ──グッズ収集女子に実態やトラブル実例を聞く_015
コスプレ雑誌の編集部を経て、電ファミ初の女性スタッフとなった編集者。乙女ゲームと育成ゲームをこよなく愛し、BLゲームを嗜んでいる。2.5次元舞台の観劇とコスプレ撮影が趣味。アニメに影響されフィギュアスケートを習っている。
 

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