2024年夏にリリースを予定しているタクティクスRPG『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』は事前登録を受付中だ。
対応するプラットフォームはスマホもしくはタブレット端末(App Store、Google Play)、PC(Steamなど)だ。Steamでは体験版が配信されており、基本プレイ無料タイトルながらSRPGの黄金時代を彷彿とさせるクオリティで今後の展開に期待が持てる作品となっている。
本作のグラフィックは美麗なドット絵と3Dで描かれており、楽曲は『タクティクスオウガ』、『ファイナルファンタジーXII』、『ベイグラントストーリー』などのBGMを手がけた崎元仁氏が担当している。
また、キャラクターの声優はマイサ(声:鈴代紗弓さん)、ラヴィア(声:小清水亜美さん)、ベラ(声:久野美咲さん)、ファカール(声:上村祐翔さん)をはじめ、『Fate』シリーズの「セイバー」でおなじみの川澄綾子さんが女性騎士グロリアを演じる。
そのほか、サマンサを田中理恵さん、カリスを井上喜久子さん、ダンタリオンは江口拓也さんが担当する。さらに、浪川大輔さん、安野希世乃さん、日笠陽子さん、速水奨さん、井上和彦さん、悠木碧さんなど、豪華なメンツが本作に参加する。
開発は、『T3 アリーナ』、『フラッシュパーティー』、『ソーセージマン』、『ICEY』、『Muse Dash』を手がけたXDがつとめる。XDは、『逆コーラップス:バン屋作戰』のパブリッシャーも担当している。
Steamにて配信されている体験版では、プレイヤーは最初に男女どちらかのキャラクターを選択できる。主人公は見知らぬ地下牢で目覚め、何らかの陰謀に巻き込まれピンチに陥る。
主人公は身の丈ほどのある大剣の使い手であるラヴィアの助けを借りて逃げ延び、戦火に巻き込まれる。がて「鈴蘭の町」へたどり着いた主人公は、傭兵団のリーダーとして町を守るために各勢力と渡り合いつつ、平和を取り戻すために奔走する。
本作のバトルはフィールドを盤面に見立て、各ユニットのターンが回ってきたら移動、もしくは攻撃などのスキルを使用できるというシンプルな仕組みで、フィールド場のアイテムを活用した独自の戦略を練られるシステムも見られた。
それぞれのユニットごとに射程距離が設定されており、近接攻撃タイプのユニットは攻撃を防御できるが隣接した敵に対してしか通常攻撃ができず、移動範囲も狭い。逆に遠距離攻撃を得意とする弓使いなどのユニットは1マス離れた状態でも攻撃できる利点があるが、防御力はそこまで高くはないので注意が必要だ。
ユニットの中には、弱点を補ってあまりある強力な範囲攻撃ができる者や、味方を遠距離から回復できる魔法を使用できる者もいるので、部隊に編制するユニットが増えるごとに戦略性も広がるようになっている。
体験版では敵を攻撃するだけでなく、押し出して水に叩き落したり、爆発する樽を敵に蹴り飛ばして誘爆させる、といったフィールドを活用した戦法も試すことができた。
また、Steamストアページには「課金要素がシナリオ部分の体験に影響を及ぼすことはなく、ゲームバランスを破壊することはない」と明言されている。これは、基本プレイ無料タイトルの課金要素で不安を覚えるユーザーに向けての配慮だと思われる。
【リリース時期変更に関するお詫びとお知らせ】
— 鈴蘭の剣:この平和な世界のために【公式】 (@SuzuranKen) April 17, 2024
団長の皆様は、リリース時期に対する関心が高まっていることは承知しております。
長らくお待たせしてしまい、皆様にご迷惑をおかけいたしますこと心よりお詫び申し上げます。… pic.twitter.com/ofSqlL5PYw
4月17日に公式Xアカウントにて投稿された内容によると、正式リリースの前にクローズドベータテストが実施される予定であることが告知されている。正式版では、プレイヤー同士の交流機能であるギルドシステムや、親善試合などが追加される予定だ。
『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』は事前登録を受付中だ。対応するプラットフォームはスマホもしくはタブレット端末(App Store、Google Play)、PC(Steamなど)で、基本プレイは無料となっている。Steam版には体験版も配信されているので、気になった方はぜひプレイしてみてほしい。