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神田がネタキャラでバズるのは想定していたけどグッズ化したら多分売れない──『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』体験会&サイン会レポート

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セガより2月12日に発売予定の『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』(以下、『極3 / 3外伝』)。1月17日、東京・秋葉原にて店頭体験会およびサイン会が実施された。

本作は2009年に発売された『龍が如く3』をフルリメイクした『龍が如く 極3』と、峯義孝を主人公とした『龍が如く3外伝 Dark Ties』の2タイトルが収録されたシリーズ最新作。

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会場となったのはヨドバシカメラ マルチメディアAkiba。駅改札を出てすぐの場所となっていることから、通行人からも熱い視線を集めていた。

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体験会、サイン会ともに、用意されていた整理券はあっという間に配布終了となったそうで、人気の高さを表していると言えるだろう。

サイン会を行ったのは、龍が如くスタジオのシリーズチーフプロデューサー阪本寛之氏と、『極3 / 3外伝』のプロデューサー/ディレクターを務める堀井亮佑氏。当初の予定から30分以上長く対応を行うなど、ファンに真摯に向き合う姿が印象的だった。

サイン会後、メディア向けに囲み取材が行われたので、その模様をお届けしよう。

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写真左より阪本寛之氏、堀井亮佑氏。

取材・執筆/豊田恵吾

『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』体験会囲み取材インタビュー

──サイン会を終えられての感想はいかがですか?

阪本氏:
札幌、名古屋、横浜に続いて、今日が4回目(同日に大阪でも実施)となるのですが、朝からお集まりいただいて本当にありがたく感じています。ファンの皆さんの期待値を強く感じますし、期待に応えられるゲームが届けられると思っていますので、ワクワクしながらカウントダウンしているような気持ちです。

堀井氏:
僕は今日が初めての『極3 / 3外伝』サイン会参加でしたが、多くの方にお越しいただいてうれしかったですね。開発陣にとって、実際によろこんでいる人たちの顔が見られる機会は貴重ですから、とてもいい時間を過ごさせてもらいました。

サイン会でお話を聞いた方の中には「Nintendo Switch2版から『龍が如く』を触りました」という方もいらっしゃって、そういった新しい方々との交流ができたこともうれしかったです。

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──サイン会での交流で、印象に残っているやり取りをお聞かせください。

堀井氏:
いまお伝えしたように、Nintendo Switch2版で初めて触られた方というのが、僕らが思っている以上に多かったですね。

阪本氏:
名古屋のサイン会でも同様の感想が多かったんです。いままでは「この作品から入ってもらえたんだな」というエントリーポイントがなんとなくわかっていたんですけど、Nintendo Switch2版がきっかけになったという方が予想以上に多く、そこはうれしかったですね。

堀井氏:
遠方からわざわざ来てくださった方も多く、そこも本当にありがたいと感じました。「新潟から来ました!」という方や、海外から来たという方もいらっしゃったので。

──Nintendo Switch2で『龍が如く 0 誓いの場所 Director’s Cut』、『龍が如く 極』、『龍が如く 極2』とつなげていったことが大きかったのでしょうか?

阪本氏:
そうなんですよね。『極3 / 3外伝』もNintendo Switch2で遊べるというのは、流れ的にいいラインナップになったと思っています。

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──これまでの体験会での手応えや反響はいかがですか?

阪本氏:
アクションゲームとして、直近のアクションタイトルの中でもすごく満足したという方が多く、『極3 / 3外伝』も安心して楽しめましたという方や、製品版を楽しみにされている方が増えているという印象があります。

ミニゲームのほか、いろいろな要素がてんこ盛りとなっていますので「あとは本当に、製品版を待つだけです」と期待値を語っていただけるのは、いままででいちばん深いような感覚があります。

堀井氏:
東京ゲームショウでもそうでしたが、体験してくださった方の満足度が高いというか、すごくポジティブな感想をうかがったり、楽しそうな笑顔を見させていただきました。

『極3 / 3外伝』のいいところが詰まったものを体験版としてお届けできたことはホッとしていますし、うれしく思ってます。

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──『極3 / 3外伝』でとくに注目してほしいポイント、要素をお聞かせください。

堀井氏:
アサガオ周りですね。「アサガオライフ」がいちばんだと思っています。
桐生一馬の家族が感じられる作品って、じつは『龍が如く3』だけなんですよね。そこから先は、孤独な人生になってしまうので……。ですので、『極3』では、家族との絆だったり、アサガオの子どもたちというところにちゃんと向き合うゲームにしたかったんですね。

それはただ単に突発的なイベントじゃなくて、毎日の積み重ねとか、家事体験の中での交流みたいなのがちゃんとできるものにしたかった。絆って、いきなり育まれるもんじゃないと思うので、それをコツコツ体験できるものを絶対に入れたかったんです。いい形で入れられたと思っていますし、すごく自信があります。

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阪本氏:
私はバトルシステムとか、成長要素ですね。『龍が如く8外伝』のように、いままで作ってきたものの集大成的なやり応えやバランスで『極3』を楽しむことができます。

そもそもオリジナル版の『龍が如く3』って、すごくストイックなゲームだったんですね。レベルアップも一直線だったのですが、最新のバトルシステムである『極3』を遊ぶと、ぜんぜん苦にならない。物語を追いながら「どう育てようか」だったり、「どう強くしようか」と楽しめるものになっています。単純にゲームとしてブラッシュアップされていますし、遊び応えを感じてもらえるところだと思います。

オリジナルの『龍が如く3』はいま遊ぶと荒削りに感じるところがあると思うのですが、そういったところとは全体的に違うものになっています。

堀井氏:
もともと『龍が如く3』はバトルでやれることが少なかったんですね。殴るか、掴むかというところに集約していたんですけど、『極3』は琉球武器も使えますし、成長要素も入っているので、主体的に戦い方が広がっています。

『極3』では、たとえば敵が硬かったとしても「じゃあこいつは武器で闘おう」とか、いろいろな手段がとれる。ですので、そういったところのストレスはかなり減って遊びやすくなってます。

──神田人気がすさまじいですが、開発陣としては予想通りの手応えなのでしょうか?

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阪本氏:
神田はネタキャラとしてすごく話題になりやすいんですけど、多分グッズ化されても売れないキャラなんじゃないかなと……(笑)。

堀井氏:
みんな「神田最高!」って言うけど、グッズは買わないでしょうね(笑)。

阪本氏:
寺田(『龍が如く2』に登場した寺田行雄)のように、誰もグッズを買わないという筆頭のキャラクターになるのではなかろうか、と予想しています(笑)。

堀井氏:
「こんなにバズってるならグッズ化してみよう」と出してみたらぜんぜん売れない、というパターンですね(笑)。

──体験会では各種グッズが販売されていますが、どのグッズが人気なのでしょうか?

阪本氏:
キャラクターでいうと、やっぱり真島がぶっちぎりですね。桐生も人気がありますが、『龍が如く7』『龍が如く8』でキャラが広がったので、趙天佑だったり、ハン・ジュンギだったりと、推しが増えている状況だと思います。ただ、真島はグッズの売り上げも頭ひとつ抜けていて、不動の人気がありますね。

──海外での反応、手応えはどう感じていらっしゃいますか?

阪本氏:
カタログタイトルとして、過去作も遊んでくれている方が多いのですが、「ボリュームがあっていろいろなネタが満載のゲーム」という印象が強いという気がします。『極3 / 3外伝』もすごく注目していただいていて、間違いなく海外のシリーズファンの方たちにも手に取っていただけると感じています。

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──海外では『龍が如く』のどういったところが好まれているのでしょうか?

阪本氏:
いちばん刺さっているのはドラマ、感動する物語だと思います。ただ、ネタが多いゲームですから、SNSなどではいろいろなパロディだったり、おもしろいシーンが拡散されていますね。「ばかみたい」のミームもそうですけど、ネタとして取り上げられるタイトルになってきた気がします(笑)。

堀井氏:
ネタとして広がり、そこからハマる、というのが一般的かもしれません。

──最後に発売を楽しみにされている方々へ、ひと言ずつメッセージをお願いします。

阪本氏:
発売まで間もないですけれども、『極』シリーズの中でいちばん遊び応えがありますし、ゲーム性もクオリティも最上位のタイトルだと思います。

1本で2タイトルが遊べるというのは、とんでもなくお買い得な商品ですので、そこは本当に「買って損はない」と自信を持って言えます。本作をきっかけに『龍が如く』に触れていただければうれしいです。

堀井氏:
『極3』はリメイクですので、オリジナルを遊ばれた方の美化された記憶だったり、思い出補正に勝たないといけないという難しさがあったのですが、「いまの僕らが作ったらこうするよ」というところを正しく出せたと思います。

オリジナルをそのまま再現するのではなく、過去にちゃんと向き合って作れたと感じています。すごく誠実な作品にできたと思っていますので「どのくらい変わっているんだろう?」と不安半分、期待半分という方もいらっしゃるかもしれませんが、プレイしていただければ僕らのやりたかったことがちゃんとわかるタイトルになっていると思います。

『8外伝』でも、真島がいままでの主人公とは異なる、正義感のない主人公というのが、新たな『龍が如く』の可能性を示せたというか、「主人公が変わるだけで受け取り方も変わるんだな」と感じてもらえたと思いますので、ぜひ『極3 / 3外伝』も楽しんでいただけたらうれしいです。

──ありがとうございました。

副編集長
電ファミニコゲーマー副編集長。

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