みんな~!! あの『パラノマサイト』の待望の新作が来たぞ~!!
今度の舞台は八月の伊勢志摩。夏! 海! キラキラの青春!
さわやかな海を背景に、いにしえの人魚伝説を追いかける群像伝奇ミステリーだぁ!
囲め囲め~~逃がすな~~!!
ハアハア…興奮しすぎて申し訳ない、少し説明いたします。
前作『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』をプレイした筆者が「ハチャメチャおもろいやんけ!!」と感動したのが三年前。
「本所七不思議にまつわる呪いと、それに関わる人々の群像劇」というオカルト風味のミステリーADV。新鮮かつ衝撃的な導入、テンポ良いやり取り、隠された秀逸な仕掛け……そして群像劇として終局へ向かう気持ちよさを堪能できる内容でした!
プレイ完了直後から次回作を渇望し、「FILE23ってサブタイトルにあるなら、続編いっぱい作れそうだな? 作る気なんでしょ? 作って!」と無責任な期待をしながら粛々と待ち続けること三年……。
先の2月5日におこなわれた任天堂の配信番組のなかで突如『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の発表が!!
しかも発表からわずか2週間で発売されるって!?
待って待って待って! 早い! いやずっと待ってたけど早い!!
心の準備ってものがありまして! でもすぐ遊びたい! 二週間が長い!! なんだこれぇ!!
……などと千々に乱れるこの心境を抱え、悶々と過ごすことになるかと思いきや、なんとありがたくも先行プレイレビューさせていただけることに! ウワーッ嬉しーッ!
そして、いざプレイしたらこれが最高に楽しいーーッ!!
ということで、こちらの記事では、本作『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』について、ストーリーのネタバレは極力ナシで、今作の魅力をお伝えできればと思います。
本音では「こんなの読んでないではやく買え!」という気持ちもあるんですが、「どんな感じなのか先に知っておきたいな」という慎重派の方へ向けて、作品の雰囲気やキャラクターたちの紹介などをメインにお届けします。
「ずっと『パラノマ』新作が出るの待ってたんだよ~!」というファンの方は、うっかりネタバレを踏まないうちにゲームを遊びましょう!
シリーズ未体験の方は、今作を遊ぶ前に前作『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』も遊んでおくと万全です!

本稿には『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の序盤におけるキャラクターや舞台背景、設定などへの言及が存在します。「ネタバレ絶対NG」な方はご自身でプレイした上でご覧ください。
※この記事は『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の魅力をもっと知ってもらいたいスクウェア・エニックスさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
今度の舞台は夏の伊勢志摩、人魚伝説を追う群像劇!
さあ、ここから一気に作品の魅力を紹介……と行きたいのはやまやまですが、まずは本作の前提情報をおさらいしておきましょう。本作を含む『パラノマサイト』シリーズは、作品ごとに関わる場所や登場人物が異なります。
『FILE23』と銘打たれた前作では昭和後期の東京都墨田区を舞台に、当地に残された怪談「本所七不思議」に関わる呪いの力を得た人々が《蘇りの秘術》を巡って争う物語が描かれました。
そして続編であるこの『FILE38』で焦点となるのは、不老不死をもたらす「人魚の伝説」です。公式サイトのあらすじでは、以下のように紹介されています。
【あらすじ】
舞台は三重県伊勢志摩地方
不老不死をもたらすという人魚の謎をめぐり
夏の離島で繰り広げられる群像劇ミステリー
登場人物それぞれの思惑は交錯し
やがて数百年の歴史をまたいだ人魚の呪いを巡る
驚愕のドラマへと結びついていく。

“この夏―― きみと生き残る呪い”
まずこのキャッチコピー、猛烈にツッコミたい。なんでそんなキラめいたフレーズに「呪い」を足したんや。独特の「『パラノマ』風味」をキャッチコピーにすら忍ばせてくるところ、はやくもグッときます。
ツッコミはさておき、今作の舞台は三重県・伊勢志摩地方は伊勢湾に浮かぶ孤島「亀島」です。
キービジュアルのとおり、今回は輝く夏の海が拝めて清々しいです。この晴れ晴れとした空の下で人魚の謎を追いかけるのが、今回の物語。わくわくすっぞ!
でも海ってさわやかだけど、不気味で底が知れないイメージもありますよね。
そういう二面性も、物語に深みを増してくれています。

今作は、前作から大体一年ぐらい後なので、昭和後期という時代背景は一緒。
「呪い」を軸に人々の思惑が渦巻き、謎が謎を呼ぶ熱い展開が待ち受けております。前作を楽しめた方なら、今回も良質な伝奇ミステリーとして楽しめるはず!
また、オカルト要素は前作より控えめで、脅かし要素も少なく、「ホラーが苦手」という方も遊びやすいのではないでしょうか。なんといっても今作は海と青春でキラキラなんです。
お話が進むと、各キャラクターの「ストーリーチャート」が順次解放されていくのも前作同様。ある事件で不明だった事実が、別人の視点から見ることで明らかになったり、以前のシーンに戻ることで謎が解けるようになります。
チャートを行きつ戻りつして物語の真相を暴こう!
物語を彩る登場人物たちをコンビ形式で紹介。どのコンビも魅力的で、困る!(困らない)
では、こんな魅力的な舞台と壮大な謎を巡って奮闘するキャラクターたちは何者なのでしょうか? 先ほどのチャートからも分かるように、群像劇でもある本作。ここからは、作中でさまざまなドラマを生み出す魅力的過ぎるキャラクターたちをご紹介しましょう。
ちなみに、キャラが大体二人組で行動するのは以前と同じです。ということで、本作における名コンビ4組の登場です!
「マブダチバディ」水口勇佐&雲居アザミ
トップバッターとなるのは、勇佐・アザミコンビです。
水口勇佐(みなくち ゆうざ)は亀島に住む、真面目でマイペースな少年。引退した祖母の後を継ぎ、海女として素潜り漁に挑みます。
5年前の事故で亡くなった母親の謎を探るため、親友のアザミと協力するのですが、そこは『パラノマサイト』、すんなりと行くはずもなく……。
シュッとした色白のイケメンながら、隙あらばボケを披露してくるその言動は「真面目でマイペース」という説明では到底収まらない、本作屈指の面白キャラです。

雲居アザミ(くもい あざみ)は亡き父の漁船を継ぎ漁師をしており、面倒見がよく周囲からも頼られるタイプ。
勇佐の幼馴染であり親友。勇佐と共に行動し、亀島の謎を追いかけます。勇佐と対照的に、日焼けしていて体格もいい。気風がよいが決して荒っぽい気質ではなく、他人への気遣いもできる、めちゃくちゃいい奴です。
この二人は事あるごとに一緒に行動するのですが、真顔で荒唐無稽な冗談を繰り出す勇佐に対し、それを怒るでもなく優しく受け止め、スッと流すアザミの度量が実に心地よいんです。これはマブダチですわ。
二人の間に流れる生暖か~い温度感がクセになります。
「なかよしマイフレンド」白浪里&沫緒つかさ
続いて紹介するのは、里&つかさペア。なかよし女の子二人組です。
白浪里(しらなみ さと)は数か月前に亀島へとやってきた謎の少女です。なんと、記憶を失っている様子。
楚々とした佇まいをしており、大人びた表情で一見「正当ヒロイン」な雰囲気バリバリの彼女ですが、お世話になっているお屋敷で日がな一日テレビを見ているという、妙に図太いところもあります。
記憶喪失でもパニックにならず腰を据えるような、キャラの「しぶとさ」が魅力的に描かれるのも『パラノマ』の味のひとつですよね。

沫緒つかさ(あわお つかさ)は前述した勇佐やアザミと幼馴染の少女。高校に通うため本土に下宿中ですが、今回の亀島帰省で里ちゃんと知りあい、テレビの話題で盛り上がったり、悩みを相談したりとすっかりなかよしに。
「休みの間は一緒に遊ぼうね!」という、可愛らしい約束までしています。
明るく活発でゴムマリのようなかわいい雰囲気を湛えており、ポンポン跳ねそうで癒される~。
そしてなにより、見てくださいこの聖子ちゃんカットを! 昭和ファッションの滋養を摂取したい方には、彼女の魅力がぶっ刺さるのではないでしょうか。
この二人は幼馴染ではないけど、お互いに相手を大事に想っている様子が尊いです。
とくに里ちゃんは勇佐くんと同じく真面目顔でボケるタイプで、しれっと面白いことを言うので油断できません。
つかさちゃんは突っ込んだり突っ込まなかったりボケ返したりと臨機応変に対応するタイプです。ノリが合う友達、いいよね。
そんな若者4人が揃うと、まさにキラキラと眩しい若さのカタマリ。
海で遊ぶ彼らからは、亀島の周辺に忍び寄る不穏な空気や、「呪い」の存在などまったく感じられません。レッツエンジョイ青春!!

「わくわく観光チーム」アルナーヴ・バーナム&キルケ・ルナーライト
さあ、ここからは若者だけでなく大人も外国人も登場しますよ。3組目はアヴィ&キルケペアです。
アルナーヴ・バーナム(アヴィ)はファンタジー作家兼オカルトライター。ロマン全振りで行動する傾向があり、人魚を探しに伊勢志摩まではるばるやってきたアグレッシブすぎるアメリカ人です。
リアクションの大きさ&顔芸もすごい。一言ごとに忙しく身振り手振りを繰り出すところが、この人の魅力。
キルケ・ルナーライトはガイドを務めつつ観光を楽しむ、美少女悪魔祓い師(エクソシスト)。物騒なご職業ですが、なんでも名家のご出身だそうで、日本には留学中とのこと。日本の伝承に詳しいことから、親戚であるアヴィのガイドを引き受けることになります。そばかす、金髪美少女、エクソシスト! いい属性ついてますね!
明らかに一筋縄ではいかない設定のふたりですが、作中では「観光PRを兼ねたギャグ枠かな?」と思うほどに楽しく伊勢志摩を観光してくれます。
常時フワフワ浮かれている面白アヴィおじさんを尻目に淡々とガイドをこなすキルケちゃんですが、実はこの無表情の下でしっかりフワフワ浮かれているということが判明します。なんなん君たち。かわいいかよ。
おじさんが好き勝手しそうな性格っぽいけど、そこはキルケちゃんがしっかり手綱を取ってるらしい。だけど二人とも「観光したいね!」という気持ちを抑えられないのが微笑ましい。
「シゴデキ大人組」志貴結命子&霧生双奴
最後にご紹介するのが、ただならぬ雰囲気を放つ結命子&双奴ペア。
志貴結命子(しき ゆめこ)は自称・東京の主婦。「お前のような主婦がいるか!!」と言いたくなるほど、ただならぬ雰囲気を醸し出してます。
何かを調査中らしいのですが……その鋭い眼光で一体なにを見つけようとしているのでしょうか?
霧生双奴(きりゅう そうど)は、志貴に付き従う主婦の弟子(とは)。真夏の晴天にこの黒ケープマントはただならぬ装い…! 仕事がデキる部下ポジですが、たまに見せる「うにゃ~」な表情が非常にイイので、本作を遊ぶ際はぜひ注目してみてください。
双奴さんって横顔が妙に美人で、プレイ中もついつい手を止めて見入っちゃいました。黒髪眼鏡はいいぞ。
どう見ても怪しさが際立つこの二人は、とある調査のために伊勢志摩で活動中。
きびきびとした受け答えで有能さを醸し出すかと思えば、唐突にゆるい掛け合いを始めたりもします。おそらくそういう対応が許されるほど気心の知れた付き合いなのでしょう。
シリアスな雰囲気を感じさせるもチャーミングな主婦に、有能弟子が嘆息しつつ付き従う様子は、これまでのバディとは違う大人の味がするんですよね。
なんかこう……人妻属性にヘキを覚えそう(エッチじゃないです)。
ということで、もちろん魅力的なキャラは他にもたくさんいるんですが、特にビビっときた4組8人を紹介しました。なかでもアヴィ&キルケペアと結命子&双奴ペアが筆者の琴線に触れまくりで、思わずイラストを描いてしまいました。













