株式会社セガは2月9日、同社がパブリッシングを務める『ホグワーツ・レガシー』のCM披露記者発表会を東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催した。
本記事では現地で観覧した発表会の様子をお送りし、記事の最後には大のハリーポッター好きとして知られるお笑いユニット「霜降り明星」のせいやさん(以下、せいやさん)への合同インタビューの様子も掲載する。
『ホグワーツ・レガシー』は『ハリーポッター』を原作とし、1800年代の魔法界を舞台としたオープンワールドのアクションRPGだ。
プレイヤーは古代魔術を操るホグワーツ魔法魔術学校へ転入する5年生の生徒となり、未知の歴史を体験し、魔法界の隠された真実を明らかにする危険な冒険の旅に出ることとなる。
対応プラットフォームはNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox Series X|S 、Xbox One、PCとなっている。この度の発表会は発売を目前に控えたイベントとなっている。
PS5版とXbox Series X|S版は2月10日に発売され、PS4とXbox One版が4月4日、Nintendo Switch版が7月25日に発売される。
発表会では『ホグワーツ・レガシー』の魅力的な場面を詰め込んだシネマティックトレーラーと共に、せいやさんが出演するCMも上映された。
CMは原作である『ハリー・ポッター』のブーム時の小学生が学校の教室で“ごっこ遊び”をする場面からスタートし、カットが切り替わると大人になって『ホグワーツ・レガシー』を楽しむせいやさんが登場。少年時代から『ハリー・ポッター』シリーズを楽しんでいた方にはグッと来る映像となっているだろう。
発表会ではせいやさんのほか、TBS系列情報番組「王様のブランチ」のリポーターなどを務め、『ハリー・ポッター』ファン歴22年の小林麗菜さんもMCとして登壇。ふたりで『ハリー・ポッター』シリーズへの思い入れや本CMの裏話を披露したほか、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールに突如「必要の部屋」が出現。せいやさんが「必要としたもの」にちなんで「魔法のバラエティ番組」も披露された。
パーセルタング(蛇語)での出演コメント。霜降り明星 せいやのハリポタ愛が炸裂
まず、本CMの上映後にグリフィンドールの衣装を身にまとったせいやさんが登壇。最初の質問としてCMに登場した感想を聞かれると、ひそひそと「S」の子音が多用されたパーセルタング(蛇語)でコメント。早速『ハリー・ポッター』の好きっぷりを披露した。
以降、マグル(非魔法族)の日本語でコメントが行われ、本作に関してせいやさんはCMの出演が決定する以前から本作をユーザーとして予約購入しており、「出演するなら買わんで良かったんちゃうか」とジョークを交えつつ「ただただ本作を楽しみにしていた」と語った。
続いてCM撮影時に印象に残ったエピソードとして、術者の元に物体を呼び寄せる呪文「アクシオ」に関して、映画内でもさまざまな発音で唱えられていることから「大人が真剣にアクシオの発音について揉めた」場面を語った。具体的にはアクシオ↑かアクシオ↓か否かで競技されており、アクシオの発音に関する派閥が確認されたそうだ。確かに貴重かつシュールである。
ちなみに、ホグワーツ魔法魔術学校にて入りたい寮に関して聞かれると、通ぶって「レイブンクロー」と答えたいところだが、原作の「ゴドリックグリフィンドールの剣」を顕現させる場面がお気に入りなため、グリフィンドールに入りたいという。
「ゴドリックグリフィンドールの剣」の『秘密の部屋』における登場シーンは日テレ系「ダウンタウンDX」に例えて説明し、ホグワーツ城にてダウンタウンの松本さんより「ケッカハッピョー!」と言われたいとコメント。芸人としてのポテンシャルと『ハリー・ポッター』への愛を同時に提示するスタイルには圧巻だ。
恵比寿ガーデンホールに「必要の部屋」が出現?突如幕を開ける魔法バラエティ番組
原作や映画に登場する「本当に必要としているものを出現させ、必要としている時だけに現れる部屋」である「必要の部屋」は『ホグワーツ・レガシー』にも登場する。どうやら必要の部屋は恵比寿にも存在するようだ。
会場にてせいやさんが「ウッチャンナンチャンさん、ダウンタウンさんがひな壇で僕がMCのバラエティ番組がしたい」と強く念じると、突如会場に巨大な扉が出現。『ハリー・ポッター』の世界観をモチーフにしたバラエティ番組「せいやの部屋」のセットが登場した。
しかしながら願いの強さが足りず、ウッチャンナンチャンさん、ダウンタウンさんではなくお笑いコンビの令和ロマンさん、9番街レトロさんがスリザリンとハッフルパフの衣装を纏ってひな壇に登場した。
ひな壇の芸人さんたちはスパイスとして「人生で最初に見た映画は『ハリー・ポッターとありがたい夢』」といった“ファンではないボケ”を挟みつつ、「ハリーポッターに綴り間違えたハッピーバースデーの手紙書いてないわ!」「空飛ぶバイクで会場来てないわ!」といった原作愛溢れるお笑いを展開。
「使ってみたい魔法は?」という質問をするコーナーでは「滑ったらオブリビエイトで記憶を消したい」(9番街レトロ 京極風斗さん)「テレビ局の入館証めんどくさいからアロホモラで全部開けたい」(令和ロマン 松井ケムリさん)といった芸人らしいやり取りで会場が賑わった。
ちなみに、せいやさんは牛丼を食べる際には絶対に紅しょうがを入れるため、ウィンガーディアム・レヴィオーサで紅ショウガを乗せたいという。使用する際は発音に注意されたい。
本番組の続編として、2月10日にせいやさんが出演する『ホグワーツ・レガシー』の発売記念生放送が実施される。
放送はセガ公式YouTubeおよびセガ公式Twitterアカウントにて実施されるため、興味がある方は視聴しよう。
『ハリー・ポッター』が好きすぎる。霜降り明星 せいやさん合同インタビュー
──『ホグワーツ・レガシー』のCMの出演や今回のイベントに出演して、改めていかがでしたか?
せいや:
こういうイベントって緊張感があると思うんですけど、ライブみたいでメチャクチャ楽しかったですね。ホンマに『ハリー・ポッター』が好きだからこそ安心して挑めるというか、好きな作品のゲームなので嘘がないです。メンバーも『ハリー・ポッター』が好きなのでトークがすらすら出来ましたね。
──衣装も『ハリー・ポッター』のゲームですが、実際に着てみていかがですか?
せいや:
いやいいですねグリフィンドール、ちょっとズボンはスリザリンなんですけども。どうしても手元になくてややこしくなっちゃいました(笑)
──相方の粗品さんに魔法をかけるとしたらどんな魔法をかけたいですか?
せいや:
オブリビエイトっていう忘却呪文があるんですけど、アイツから一回ギャンブルっていう概念の記憶を消したいですね。ちょっと競馬好きすぎて、競馬のニュースになりすぎてるので。
──せいやさんが好きな『ハリー・ポッター』のキャラクターっていらっしゃいますか?
せいや:
そう答えると「当たり前やろ」って言われそうですが、ダンブルドアは外せないですね。
ダウンブルドアの何が好きって言うと、全部わかってるところです。
作中でピンチが訪れても、前作を通してダンブルドアが結局手のひらで動かしているような展開になる。やっぱり底知れぬ偉大さというか、ホンマさんまさんに近いです。
さんまさんもどう転んでも「笑いにする参段たっている」ので、ダンブルドアとさんまさんは類似タレントですね。
──さんまさんがダンブルドアであれば、ヴォルデモートは誰ですか?
せいや:
そこはホンマに見た目だけで言わせて貰いますけど、やっぱり小峠さんですね。小峠さんのせいで「ヴォルデモート」っていうと笑いそうになってしまうんですけど、復活したてのヴォルデモートに本当に小峠さんは似てますね。
もし日本で『ハリー・ポッター』実写化ってなったら小峠さんに話いくと思います。
──日本で『ハリー・ポッター』を実写化するとして、せいやさんは誰の役をやりたいですか?
せいや:
本当は「ハリー・ポッター」って答えたいですけど、僕はよく「ネビル・ロングボトム」に似てるなって言われますね。
でもネビルめちゃくちゃ良いですからね!ネビルがいなかったらヴォルデモートの支配が終わってないですから。「真のグリフィンドール生」っていうシーンがメチャクチャ好きです。
──では、「ハリー・ポッター」の役は誰になりますか?
せいや:
全部言わせますやん…。
すみません、こんなこと言うのも珍しいかもしれませんが、思いつかないですね。
──粗品さんではないんですか?
せいや:
いや、あんなスリザリン似合う奴いませんやん!アイツは秘密の部屋も開けてますし、霜降り明星はグリフィンドールとスリザリンですね。
──改めてですが、『ホグワーツ・レガシー』は特にどんな人に遊んでもらいたいですか?
せいや:
もちろん『ハリー・ポッター』ファン、見たことある人にとっては夢がかなう作品になってると思います。
あと、意外と『ハリー・ポッター』って意外と途中で挫折してる人も多いので、挫折した人もゲームを遊んでみたり、ゲームを期に原作を改めて見直すと楽しめると思います。
『ホグワーツ・レガシー』の対応プラットフォームはNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox Series X|S 、Xbox One、PCとなっている。
PS5版とXbox Series X|S版は2月10日に発売され、PS4とXbox One版が4月4日、Nintendo Switch版が7月25日に発売予定だ。
時に笑い以上の『ハリー・ポッター』愛を見せたせいやさんを切っ掛けに興味を持った方はぜひ実際に魔法の世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。