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『プロセカ』“生”のライブさながらの臨場感を味わえた「コネクトライブ Leo/need 1st SPARKLE」レポート。アンコール後1発目の『天ノ弱』が最高過ぎる…!

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 セガとColorful Paletteは5月21日(日)、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(以下、プロジェクトセカイ)にてゲーム内イベント「コネクトライブ Leo/need 1st SPARKLE」を開催した。

 「コネクトライブ」最大の特徴は、キャラクターの動きやトークがリアルタイムで行われる点だ。このため、ライブ中のコールやメッセージにキャラクターたちが反応してくれる、実際のライブのような臨場感が味わえる。まさに現実のライブをそのままバーチャルに落とし込んだような、非常に豪華な体験が楽しめるというわけだ。

 またステージの周りは360度自由に移動できるようになっており、好きな距離やアングルからパフォーマンスを鑑賞できる。周りではファンの声が飛び交っているし、サイリウムを好きなカラーに調整して振り回したり、メッセージやスタンプで愛を表現したりと……考え得る“ライブ感”をバーチャル空間に編み出すために手を尽くした作りになっている。

 筆者自身、これまでもCEDECの講演やインタビュー記事などでそのスゴさを耳にしてはいたが、実際に体験するのは今回が初めて。まず何より、とても刺激的かつ思い出に残るイベントになったことをお伝えしておきたい。

 今回のコネクトライブのメインを務めるバンドユニットは「Leo/need」。公式に“すれ違いを乗り越え結成された、幼馴染みバンドユニット”と銘打たれたユニットで、ボーカル&ギターの星乃一歌(CV:野口瑠璃子さん)、キーボードの天馬咲希(CV:礒部花凜さん)、ドラムの望月穂波(CV:上田麗奈さん)、ベースの日野森志歩(CV:中島由貴さん)からなる。

 そして本ライブにはバーチャル・シンガーの初音ミク、巡音ルカ、MEIKO、KAITOも出演。オープニングとエンディングでは鏡音リン・鏡音レンも登場するなど、非常に豪華な舞台となった「コネクトライブ Leo/need 1st SPARKLE」の模様を本稿ではお伝えしていきたい。

文/久田晴


開演

 ライブはバンドメンバー+鏡音リン・鏡音レンのアナウンスでオープン。たくさんのスタンプやコメントがあたりに溢れ、クラッカーが打ち上がったりとライブに向けての会場の盛り上がりが伝わってくるようだった。

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1曲目:『Peaky Peaky』

 「Leo/need」+バーチャルシンガー・KAITOの布陣ではじまった1曲目『Peaky Peaky』は、『いーあるふぁんくらぶ』『ロキ』でも知られるみきとP氏が「Leo/need」に向けて書き下ろした楽曲だ。次々に切り替わりながらきらめくライトに照らされたステージで、「Try It Try It」「Peaky Peaky」などのコールも多く、立ち上がりの掴みはバッチリ。

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2曲目:『霽れを待つ』

 第2曲目、Orangestar氏の『霽れを待つ』では、KAITOに変わって初音ミクが登場。次々に色が変わっていく刺激的な『Peaky Peaky』とは打って変わって、水色を基調とした爽やかで透明感あるステージとなり、サビに向けてメンバーひとりひとりにスポットライトが当たっていく演出も曲の雰囲気にぴったりフィットしていた。羽のようなものが舞い落ちるエフェクトも非常に幻想的。

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3曲目:『オーダーメイド』

 3曲目は『あなたの夜が明けるまで』などで知られる傘村トータ氏が作詞・作曲を手がけた『オーダーメイド』。初音ミクに代わって巡音ルカがステージに上がる。

 バラード楽曲らしく、動き自体は少な目の穏やかな空気ながら、キャラクターにあわせて色とりどりに変わるライトアップのカラーが変化する演出は見ごたえある仕上がり。序盤は濃い青色を用いた落ち着いた雰囲気で、後半には黄金色や桜色にも変わる演出を取り入れ、まだまだライブも中ほどながら非常に感動的な空気が生まれていた。

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4曲目:『てらてら』

 「最高の締めくくりにするために」と選ばれた4曲目は『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』などを代表作とする和田たけあき氏の『てらてら』。ここでは演奏前に観客を交えて手拍子の練習をしてからスタートするという演出を取り入れており、会場はまさに一体になっていく。蜘蛛の巣のようなエフェクトの床が印象的なステージで、曲にあわせて目まぐるしく変わるライトがさらにライブを盛り上げていた。

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5曲目:『天ノ弱』

 そして盛大なアンコールの後、初音ミクがひとりステージ上に登場。、164氏の『天ノ弱』。原曲がいわゆる“世代”である筆者としては、アンコール直後の演奏ということも相まって特に盛り上がった瞬間だった。会場も雨が降っているように演出され、奥のモニターも水滴に濡れた窓ガラスのような趣を醸し出していた。

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6曲目:『快晴』

 『天ノ弱』に続いたのは2曲目『霽れを待つ』と同じくOrangestar氏の『快晴』。雨から晴れへと移り変わるニクい流れのセットリストだが、さらにここではバーチャルシンガー・MEIKOもステージに登場してパフォーマンスに参加。
 
 動き自体は少ないながら、太陽の光のようにステージに降り注ぐスポットライトが印象的で、まさに“快晴”にぴったりの演出が行われたと言えるだろう。

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7曲目:『needLe』

 そして“みんなに感謝を届けるために”と選ばれた、本ライブを締めくくる曲はDECO*27氏の『needLe』。「Leo/need」の原点とも語られた本曲では、木の葉が舞い散ったり、星が打ちあがるようなエフェクトも交えてステージが彩られ、最後にはメンバー全員が合わせる形で演奏を終えた。

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 最終的な本ライブのセットリストは以下の通り。

1:Peaky Peaky 作詞・作曲:みきとP

2:霽れを待つ 作詞・作曲:Orangestar

MC:星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク・KAITO(・巡音ルカ)

3:オーダーメイド 作詞・作曲:傘村トータ(LIVE LAB.)

MC:星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・巡音ルカ・初音ミク

4:てらてら 作詞・作曲:和田たけあき

MC:星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク

<アンコール> 

5:天ノ弱 作詞・作曲:164

6:快晴 作詞・作曲:Orangestar

MC:星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク・MEIKO

7:needLe 作詞・作曲:DECO*27

MC:星乃一歌・天馬咲希・望月穂波・日野森志歩・初音ミク

(敬称略)

 今回のライブを視聴し終えてまず思ったのは、コネクトライブは非常に“バンドらしい”演出をバーチャルで実現しているということだ。各キャラクターが演奏している様子を見せなければならない「Leo/need」は、アイドルグループのような広いステージで全員がダンスする形のパフォーマンスは行えない。

 それでもステージとして見ごたえがあるのは、無理のない範囲で付けられた振付と、凝りに凝った舞台演出のおかげだろう。床、天井、背後のモニターにいたるまで徹底的にこだわられたビジュアル上の演出、そして観客のコールや歓声といった音響の演出。このふたつが噛み合うことにより、まさに“生”のライブのような感触を観る者に抱かせてくれる。

 このたびの「Leo/need 1st SPARKLE」で、リハーサルなどを除けば4回目となった「コネクトライブ」。今後も『プロジェクトセカイ』における華々しい晴れ舞台として展開するであろう本イベントに注目していきたいところだ。また、Twitter上などでは「#コネクトライブ」のタグにユーザーからの感想などが集まっているので、興味のある方はこちらも検索してみよう。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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