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『崩壊:スターレイル』のプレイ日記書いてくれって言われたけど、俺を差し置いて百合が盛り上がっててどうすりゃええ

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 ということで、『崩壊:スターレイル』のヤリーロ-Ⅵ編をクリアしました。

 みんなとっくに仙舟羅浮編に入っているであろう中、今からヤリーロ-Ⅵの話されたところで周回遅れも良いところかもしれませんね。……えっ、別にゼルダばっかやってないよ?

 今回から初めて読んだ方は、「いきなりヤリーロ-Ⅵから?」と思う方もいるかもしれません。一応、前回のリンクを貼っておきましょう。

 まぁ、タイトル通りロクなこと書いてないので別に読まなくてもいいです。

 全体的にのんびりした感じのプレイ日記なので、お昼休みとか寝る前とかに適当に読んでやってください。よろしくお願いします。

文/ジスマロック
編集/実存

※記事内には『崩壊:スターレイル』のヤリーロ-Ⅵ編と、アルハイゼンの伝説任務のネタバレが含まれます。お気をつけください。


※この記事は『崩壊:スターレイル』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

そんなにFINAL FANTASY Vllがやりたかったのか、HoYoverse

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 と言ったはいいものの、私はファイナルβでヤリーロ-Ⅵ編を半分くらい遊んでしまっていた。だから、ある程度は内容を知っている。そしてやはり嘘をつくのは良くない。知っているのに知らないフリで初見みたいな反応を書いてしまうのは、あまり良くない。それがプレイ日記であるならことさらである。嘘の日記ってなんなんだ。いや前回「最終回です」とか言ってた時点でもう嘘はついてるんやけども。

 大体ベロブルグに入って、スヴァローグを倒すところくらいまでは内容を知っている。なぜ半分くらいなのかというと、「多分ファイナルβで全部のストーリー見ちゃったらリリース開始時のモチベーションなんて残らねえ」という私の小賢しさの仕業である。

 未来設計と己のモチベーション管理には自信がある方だけど、ここまで来ると流石に小賢しい。だってストーリーを知っているRPGの2周目、私はかなり苦痛を感じてしまう。これが「タイムパフォーマンス」ってヤツか? スイマセン、今どきの若者でスイマセン。小賢しい、小賢しいぞジスロマック。

 だからまぁ、ファイナルβの時からベロブルグに対して思ってた所感を最初はつらつら書いてみる。

 そんなに『FINAL FANTASY Vll』がやりたかったのか、HoYoverse。

 雪の降りしきる街、ベロブルグ。下層に潜ってみると、そこにはミッドガ……いや、違う。そこではアバラン……いや、「地炎」という名の抵抗組織が活動していた。

 わかる、わかるよ。私も『FINAL FANTASY Vll』は大好きなゲームだ。というか、普通に嬉しい。アタシ、FFのオタクだから。やっぱFFって世界規模なんだなあ。何気に「ヨーロッパ風+ミッドガル」ってありそうでなかったアイデアである。あっぱれ。

 どうだい、次は『FINAL FANTASY Vlll』みたいなステージでも作ってみないか。三月なのかと丹恒で学園に通ったり、しないかい。街中で魔法ドローしてみたり、しないかい。

 でもこれバカにしてるとかじゃなく、割と本気で『崩壊:スターレイル』のオマージュ&パロディの多さは好きなところだったりする。変に恥ずかしがられるより、思いっきりオマージュなりパロディなりでコメディしてもらった方が、私は好きである。

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 で、人に言われてから気付いたのがこのスヴァローグクラーラなんすよね。

 コイツら……思いっきりイリヤとバーサーカーじゃん! コラッ! HoYoverse、やったな?

 クソッ、言われてからじゃないと気づけなかったのが悔しい! わかる。わかるよ。私もTYPE-MOONは好きなところだから。というか、普通に嬉しい。アタシ、型月オタクだから。やっぱFateって世界規模なんだなぁ。

 どうだい、次は金髪の吸血鬼でも出してみないか。なんかパイルバンカー装備してるシスターとか、割烹着とメイド服の双子とか出してみないか。

 なんでしょうね、国内のコンテンツで国内産のパロディが出てきてもちょっと小突かれたくらいにしか感じないけど、HoYoverseから日本コンテンツのオマージュやらパロディやらが出てくると普段の倍くらい嬉しい。この感覚なんなんでしょうね。

 クラーラとスヴァローグ、パイモンが何食わぬ顔で四宮かぐやの真似し始めた時くらい嬉しい。ずっと気になってるんですけど、アレって「パイモンの声優が古賀葵」って前提がわからないと伝わらなくないですか? 日本以外で意味は伝わっているのだろうか? ある日三月なのかが急に「銀行を襲う。」とか言い出したらどうすればいいのか?

 あ、もしかして「なんだよ、ちょっと背が小さくてアルビノの子とデカブツが組んでるだけでそう言い張ってるだけじゃんかよ」とか思ってる? いっちょ、私と聖杯戦争<バト>ってみるか?

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 これ、スヴァローグがクラーラへの攻撃を一戦闘内で13回防いだ時のアチーブメントです。ギリギリアウトですね。やっぱり「ガッツ」ってコトっすかね。私が気付いてないだけで「プリズマ☆クラーラ」とかそういうアチーブメントが隠されてるんじゃないのか。別に、あれ<模擬宇宙>を倒してしまっても構わんのだろう?

 そしてもうひとつ、ものすごくわかりにくいのが下記画像のブローニャのツッコミ。ここ、「彼女(クラーラ)はスヴァローグのマスターだ」という主人公お決まりのボケ選択肢を選ぶとブローニャが突っ込んでくれるシーンなんですが……いやわかりにくっ。まず大前提としてオマージュ元に気付いてないといけない。普通にボケが高度過ぎる。というか、ボケ選択肢が多すぎてこれくらいスルーするって。

 とにかく、私は大好きなのでこういうパロディガンガンやってください。

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君ってやつは……!命令すんなっ!

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 でね、僕が『原神』で好きな男キャラがふたりいるんすよ。いや、好きな男キャラを挙げ始めたら星の数ほどいるけど、とりあえずふたりいるんすよ。それが「カーヴェ」「アルハイゼン」ってヤツです。

 ははぁ、知らないか。スメール行ってみな、飛ぶぞ。

 言われてみれば、これは『崩壊:スターレイル』の日記だったような気がする。仕方ないなぁ、一応説明してあげる。コイツらは、なんかメインストーリーの最後とか伝説任務にちょろっとだけ出てきて絶大な破壊をもたらして去っていくふたりなんですね。ほんとに「災害」って感じのふたり。

 この男ふたりが同居してたらさ、もう災害<ディザスター>です。しかも、いつもふたりで勝手に盛り上がっているから僕(主人公)がいつも置き去りにされている。パイモンもだ! カーヴェとアルハイゼンが揃うと、カーヴェとアルハイゼンの世界だけが完成する! そこに、僕が介在する余地は存在しない!!

 おそろしいことである。マンガや映画と違うゲームの強みは、やはり「プレイヤーがその世界に介入できること」にある。でも、このふたりは勝手に盛り上がって世界を展開して、プレイヤーの頭をおかしくしてしまう。実際おかしくなってるんだから文句の言いようはないが、断末魔をあげる権利くらいはあるのではないか。

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 で、一旦話を『崩壊:スターレイル』に戻す。ふん、僕ほどの天才がなんの意味もなくカーヴェとアルハイゼンの話をすると思うか? カーヴェとアルハイゼンはそんなに安い男じゃないんだぜ。

 ヤリーロ-Ⅵ編の「準主人公」くらいのポジションで登場するのが、今から触れたい「ゼーレ」「ブローニャ」この子ら、ずっとふたりで勝手に盛り上がっている。すごい。この子たちが盛り上がっている時、僕があの世界に介在する余地はない。ゼーレとブローニャが盛り上がり始めると、主人公の存在感が徐々に薄くなっていく。というか、主人公からスッ……とフェードアウトする。あの主人公が。

 この感覚、完全にスメールで味わったことがある。ふたりの領域展開が強すぎて僕から人権<主人公パワー>が剥奪されている気がする。しかし、熱い。ゼーレとブローニャは熱い。だから口を挟む権利がない。もうふたりで勝手に盛り上がっててくれ。俺から言うことはない。

 カーヴェが「君ってやつは……!」と口にする時、ゼーレもまた「命令すんなっ!」と口にしている。そして私は時空の狭間から「気が狂う━━━━━」と叫んでいる。

 スメールのカーヴェとアルハイゼン。ベロブルグのゼーレとブローニャ。そして4人の世界に置き去りにされる俺。世界が……私を忘れて……

 僕は ついてゆけるだろうか ゼーレとブローニャの世界のスピードに

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 ふざけすぎているかもな。

 いや、僕的には至極真面目に書いているつもりなのだが、もしかしたら読者の方には「コイツはふざけている」と思われるかもしれない。プレイ日記ってなんなんだ。関係各所のみなさまの寛大さにマジ感謝。もう少し真面目に書くと、「キャラクターの描写」はやっぱりズバ抜けてますね、このゲーム。

 ゼーレとブローニャの友情……いや、定義的に「友情」で正しいのか? ここ結構デリケートなところなんじゃないか? 下手なこと書くとスヴァローグが飛んでくるんじゃないか? プレイヤーによっては「友情」と捉える人もいれば、「愛情」と捉える人もいる。とにかく、そういう関係の書き方はやっぱ上手いです。

 僕は、その関係が当人たちにとって良いもので、「人と人との繋がりの在り方」として面白ければ、その形は全く問いません。男女だろうが、男性と男性だろうが、女性と女性だろうが、人間と異種族だろうが、別にそこは重要視しません。繋がりの形として、それが面白ければ何も言うことはありません。だから、ゼーレとブローニャも、カーヴェとアルハイゼンも良いですよね。

 そもそも、人と人とが繋がることそのものが面白い。たったふたつの生命がそこにあるだけで、勝手に物語が自動生成される。これ以上の悦楽はあるものか。これ以上の娯楽はあるものか。その辺、HoYoverseさんはマジで“やる”ところやと思いますね。そして、置き去りにされた我々は街のゴミ箱と友人関係を構築しましょう。街のゴミ箱が、俺たちにとってのパイモンだ!

蝶と共に散れ!スタールイーファントム!

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 うっとうしいわね!
 えいっ!やぁっ!
 あの世に送ってあげる!
 蝶と共に散れ!スタールイーファントム!!
 えいっ!やぁっ!
 しつこい!
 あの世に送ってあげる!

 もうこのセリフ聞きすぎておかしくなりそうになってきた。ということで、もうちょっと今作のゲーム部分に触れてみようと思います。なぜなら、冷静に考えてみたら「ゲーム部分」の話を全くしてないことに気付いたから。今からキャラ性能の話をします。

 最近私がバトルでひたすら使ってる「ゼーレ」。もうピックアップは終わりましたけど、なんとなく10連したら出ました。10連で出ました。たった10連で出ました。みなさんに悔しがってほしいのでわざわざ3回も書いてやりました。あと自慢したい。たったの10連ですよ。4回!
 
 いやぁ、『崩壊:スターレイル』ってチョロいゲームっスね。ハハハハハ!!

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 しかし、ゼーレ……強い。強すぎる。なんかもう「10連で引けたのでみんなにマウントを取りたい」よりも、「私の絶望的なプレイスキルから逆算すると、ゼーレがいなければヤリーロ-Ⅵ編をクリアできなかったのではないか?」とすら思ってしまう。ゼーレがいなかったらこのプレイ日記も打ち切りだったかもしれません。こんなに強くていいのだろうか。

 ハッキリ言ってしまえば、私はゲームのシステムを理解するのがあまり得意ではない。ゲームライターなんぞやめてしまえ。だがしかし、ゼーレは強い。それくらいはわかる。というか、あまりに理解しやすい強さなのだ。ゼーレが敵を倒すと、1回分行動が追加される。なんだそれ。CV中原麻衣の無双竜騎ボルバルザーク【※1】みたいな性能をしている。

※1「無双竜騎ボルバルザーク」
クリーチャー。コスト7。火/自然文明。アーマードドラゴン/アース・ドラゴン。パワー6000。スピードアタッカー。W・ブレイカー。このクリーチャーが出た時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後に自分のターンを追加する。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。

 このゲームの戦闘システムはかなり「敵の弱点を突くこと」が重要だったりする。だから、ゼーレを引いたからと言って、決して丹恒や三月なのかがお役御免になってしまうようなことはない。星4キャラでも結構ゴリゴリにやれる。それが『崩壊:スターレイル』の良いところ。

 でも、このターン増加が強すぎて別に量子弱点じゃない相手にも「蝶と共に散れ!スタールイーファントム!!」をしていると大体どうにかなったりする。「蝶と共に散れ!スタールイーファントム!!」の安心感。もう「蝶と共に散れ!スタールイーファントム!!」だけでいいんじゃないかな。親の声より聴いた「蝶と共に散れ!スタールイーファントム!!」

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 そして次に酷使しているのがヨウおじちゃん。最初の確定ガチャから出ました。俺めっちゃ運いいな。ここで衝撃のカミングアウトをすると、僕はこの手のラック勝負に負けることがほとんどありません。

 基本的にお正月に引くおみくじでも大吉しか引きませんし、旅行先で訪れた寺社仏閣でも大吉しか引きません。確定ガチャも大体お目当てが出ますし、もはや「これまでの人生の全てを運で乗り切ってきた」と言っても過言ではありません。もし、大吉以外を引いたら記憶から消すことにしています。こうすることで「自分は常に運気の上り坂にいる」という自己暗示をかけることができます。結構オススメです。

 ヨウおじちゃん……強い、強すぎる。私はゲームのシステムを理解するのが得意ではない。だがしかし、ヨウおじちゃんは強い。それくらいはわかる。なんというか、「ゲームシステムに愛された男」と言っても過言ではない性能をしている。ヨウおじちゃんが杖をブンブン振り回すと、敵の行動順が遅くなる。

 そしてこのゲームの「ターン」は、画面左上に表示されている「キャラの行動順」で管理されている。そこに行動順を遅くできるキャラがいたら強いに決まっている。実質的に時間を支配している。FFXのティーダもビックリ。ヨウおじちゃんのいない『崩壊:スターレイル』はもう考えられない。

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 あと、ヨウおじちゃんはかわいい。

 アイコンの変更方法がわからなくて連絡してくる。そしてパムのスタンプで泣いている。あざとい。泣かないで。結局アイコンの変更方法はわかったのだろうか。あと老眼気味らしい。おじちゃん……。

ジェーちゃん

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 HoYoverseは、男子を作るのが上手い。

 もちろん女子も魅力的である。だが、それ以上に私の目から見て男子を作るのが上手い印象がある。

 ジェパード・ランドゥー。ヤリーロ-Ⅵ編のことを書くとして、彼に触れないわけにはいかない。ベロブルグを守るシルバーメインの戍衛官にして、高貴なる血脈のランドゥー家の者。カッコいい。そして私は彼を持っていない。おい、「運気の登り坂」ってなんなんだよ。クソッタレ、今年の正月のおみくじはたまたま中吉だったんだ! そのせいだ! チクショウ記憶から消し去っていたのに!!

 なので、イラストレーターの人がよくやっている「書くと出る」を、私はここで実践しておこうと思う。

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 「ジェパード・ランドゥーの、どこがいいのか?」

 改めて聞かれると、非常に難しい問題である。まず第一に挙げるとすれば、「姉から“ジェーちゃん”と呼ばれている」かもしれない。ジェーちゃん。「ジェーちゃん」ですって。なんというか、ひとつのところがいくつかの作品を作り続けていると、ある程度の「限界」が見えてくることがある気がする。

 具体例がパッと出てこないのが申し訳ないのだが、ひとつのところから延々とキャラクターを出力し続けると、どうにも傾向やキャラデザインが似通ってくるパターンをいくつか見かける。ただ、ジェパードはあまりこれまでにないタイプな気がする。

 いや、デザイン自体はかなり直球だ。カッコいい、真面目な騎士様。ビジュアルは王道も王道。ただ、ここに「弟」という要素が乗ってくるだけで一気に事態は急変してくる。このビジュアルで……弟キャラ? この雰囲気で……姉と仲良しなん?

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 先ほども話題に挙げた「カーヴェとアルハイゼン」で、HoYoverseの男子キャラ描写はある程度の極地に達してしまったような感覚があった。ついに、ついにリーサルウェポンが出てきてしまったと。もちろん鍾離先生やタルタリヤもすごく魅力的だった。だがこれは、とうとう極限に達したキャラが出てきてしまったのではないか。これはある種、「やりきった」キャラなのではないか。

 あぁ、もうこれは一定のものが出切ってしまったぞと。ここまで来たら、もう流石に上回ってくることはないぞと。しかしジェーちゃんは予想外の角度から殴ってきた。騎士の……弟キャラ。HoYoverse、まだ伸びる気か。まだやる気なのか。待機モーションで赤面しながら歌ってる騎士の弟……出してくるのか!?

 ものすごく単刀直入に言えば、「萌え」の角度がこれまでとはなんか違う。ジェーちゃん単体も味わい深すぎるキャラだけど、姉のセーバルとセットで出てくることによって、より威力が増している。姉弟萌え、なるほどな。でもジェパード持ってないからあの待機モーション見れねえ! チクショウ!!

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 ジェーちゃん、また女騎士みたいなこと言ってる……。

 しかもこの人、その他雑務のヤバさを挙げ始めたらもう終わりがない。音痴らしい。指名手配書を見る限り、絵が下手らしい。自分が育てようとした植物が上手く育たないらしい。白銀会長か? いやよく考えたら声優同じやん。え、やってる?

 しかし私のデータでは、ジェパードが登場するらしいセーバルの同行クエストが未だに出現していない! なぜ? なんか条件踏んでないのか? こんなにジェパードを追い回しているのに未だにセーバルの同行クエストが来ない! 私は姉に認められてないのか……?

 ジェーちゃん、なぜなんだ!?

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こいつに七月みつかって名前を付けよう。

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 ここの「こいつに七月みつかって名前をつけよう」とかいう3つ目のボケ選択肢、ヤリーロ-Ⅵ編で一番好きです。不謹慎ボケすぎる。なのかがあんなに「ウチは氷に閉じ込められてて……」って悲しい過去みたいな雰囲気で語ってくれたのにもうネタにしている。コイツすげえ主人公だよ。なのか、怒れ。

 あとはベロブルグ市内で発生する「ドブみたいな声が聞こえてビックリした。」もかなり好きです。ドブて。いやもうそれボケ選択肢じゃなくて純粋な悪口なんよ。それ言う相手間違えたらシバかれるやつだって。

 そしてヤリーロ‐Ⅵ編の締めとして触れておきたいのが……やはり、「崩壊:スターレイル、普通にRPGとして面白いじゃん」ということ。今から至極当然のことを言うかもしれないけど、「RPGをしっかりRPGとして面白くする」ことは、かなり難しいことだと思う。

 バトルがある。サウンドがある。世界観がある。シナリオがある。キャラがある。さまざまな要素をひとつの「RPG」というパッケージに詰め込み、違和感がないようにワールドビルディングを行う。これ、難しすぎる。
 RPGを、「普通に面白いRPG」として成立させるのは難しすぎる。たくさんRPGを遊んでいたのにも関わらず、こんな至極当然の事実に気付いたのはつい最近のことだ。

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 そしてヤリーロ-Ⅵを遊び終えた時、まず率直に思ったのは「え、普通に面白いRPGじゃん」ということだった。

 『崩壊:スターレイル』は、普通に面白いRPGだった。

 別に期待値が低かったとか、そういうワケじゃない。別に侮っていたとか、そういうコトでもない。ただ、「普通に面白いRPG」だった。僕は、まずそこに驚いた。キャラの書き方、翻訳、ストーリー、バトルの演出……どこをとっても、普通に面白いRPGだった。多くのRPGを遊んでいる人ほど、この「普通に面白いRPG」を実現することの難しさはよくわかるはず。

 そもそもこの『崩壊:スターレイル』というゲーム自体、あまりにも直球すぎる「ターン制RPG」なのである。良いように言えば馴染み深い。悪く言えばよくあるスタイル。そんな中、「普通に面白いRPG」が出てきた。これって、多分すごいことだ。

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 たとえば、ヤリーロ-Ⅵ編のラスボスとして対峙するカカリアの戦闘で、主人公は「炎属性」の新たなスタイルを獲得する。この「存護」の力が反撃の狼煙となる。そして立ち絵には、ヤリーロ-Ⅵの旅の中で得た仲間たちが、主人公の背中を押すように描かれている。

 最終決戦で、仲間たちが背中を押してくれる。

 あぁ、なんて捻りがないんだ。なんと直球か。なんてありふれた物語だ。

 でも……それって熱いじゃん! ラストバトルで仲間が助けてくれるの、マジ最高じゃん!! ありふれた物語とか言うけど、面白ければそれでいいじゃん!! RPGって、面白ければそれでいいんだって!!

 そうだよ! 楽しい冒険には、もともと制約なんてものはないんだから。困っている人たちを助けて、信頼できる仲間を作って、ついでに何度か世界を救っちゃう──そしてその先のハッピーエンドに辿り着く。これがRPGで、これこそが楽しい冒険!

 『崩壊:スターレイル』、普通に面白いRPGじゃん!

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 この辺の絵もめっちゃ良いっすよね。

 いや、あんなにゴミとか漁ってたくせに素の顔が良いから黙ってると画面映えする主人公ちょっとムカつくな。誰この人。なんか意味もなく「でも、この風……泣いています……(CV石川由依)」って言っただけでそこそこ画面映えしそうな感じ、何。顔は良いんだよな、顔は。

 でもよく見ると何を考えているのかよくわからない感じ、実に主人公。ねぇ、聞いてる!? あぁごめん、ゴミのこと考えてた。せっかくだしもうちょっとズームしてみるか。

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 いや、誰これ。

 クソッ、顔は良いんだよな! しかもこいつヤリーロ救った英雄だから文句言えねえんだよな! あとなのかカワイイ。なの、何飲んでんの? 自分の髪の色みたいな液体飲んでるけど。冷静に考えたら何その液体。なのかジュース? なのか汁? なのかの髪色、その液体から経口摂取してるの?

 そしてここまでタイピングした今、気がついた。そうだった、これはプレイ日記だった。私は、たった今、「このゲームに思っていること」を全て出しきってしまった。

 「プレイ日記なんてどうせオワコンだから、毎回最終決戦くらいの物量出せば嫌でも面白くなるだろ!これがエヴァ作戦ってか!これがガオガイガー作戦ってか!フハハ!!」みたいなことを思いながらやっていたら、本当に第2回で書ききってしまった。

 要約しよう。

 つまり、もうネタがない。

 しかし、どうやらあと何回か残っているらしい。そして、このプレイ日記のために上の方で何かお金が動いているらしい。冷静に考えたらなんでこんな文章に金が動いてるんだ。俺がおかしいんじゃない、世界の方がおかしいんだ。

 そして仙舟羅浮編も途中までしか実装されていない。つまり、物理的に書きようがない。え、どうすんのこれ。もう書くことないし、多分これで打ち切りなんじゃないですかね?

 俺たちの星穹列車に、切り開けない道はないんだッ!!!

 『W螺煌斬』!!!!

 よっしゃあああッッ THE ENDォオ!!

 
☆ご愛読ありがとうございました!
ジスロマック先生の次回作にご期待ください!

ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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