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日本初の『原神』ゲームアート展覧会に行ってみたらバンバン設定資料出しててすごかった。キャラ原案から、未公開の幼少期設定まで展示してる!?

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 「原神のゲームアート展覧会」って、実は日本初らしいです。

 えっ、そうなの?
 これまで……一度も!?

 ということで、今回は日本初開催となる『原神』のゲームアート展覧会にいち早くお邪魔してきました! その名も……「テイワットでの果てなき冒険の旅・フォンテーヌ編」!!

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HoYoverse公式サイトより

 つい先日実装されたばかりの「フォンテーヌ」編ですが……これはその展覧会ということです。早い、行動が早すぎるぞHoYoverse! こういうのって大体やりきった後に資料集とかを出すものではないのか!? 早い、とにかく行動が早い!!

 そして場所はラフォーレ原宿の6階! 原宿……原宿ですって?

 私みたいなオタクが……原宿に行っていいものなのか。ラフォーレ原宿に入ると、1階の時点で既にコスメやアクセサリーが販売されており、それはそれはもうオシャレな原宿ボーイ&ガールが店内を闊歩していた。こんなところで『原神』の展覧会なんてやってるわけがない。あぁ、きっと何かと間違えたのだ。

 もっと他のベルサール秋葉原とかで開催されてるんじゃないのか……? そんな風に思いながら6階へ向かう。すぐエレベーターにオシャレな原宿ヤングが乗り込んでくる。いいいいイキってすみません……。もう帰ろうかな……。そんな矢先、目に飛び込んできた!

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 あったッ!

 あるじゃないか、展覧会!!

文/ジスマロック
編集/実存


挑め!リネからの挑戦状。そしてリアル遺跡守衛

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 ということで、無事に発見いたしました。原宿のフォンテーヌを。

 時刻は8月18日の17時くらい。薄々気付いてるかもしれないけど、実はこれ……昨日の夕方行ってきたんだぜ。昨日行って、今日のお昼に記事が出てるんだぜ。嘘みたいだろ……? ふふ、ちょっとしたトリックさ!

 そしてなんとこの展覧会、ちょっとしたミニゲームが用意されているのです。
 それがこちらの「リネ」からの挑戦状的なサムシング。

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 会場内に用意されている6つのミッションの中から4つのミッションをクリアしてスタンプを埋めると……キャラクターのイラストカードがもらえちゃう! へぇ、粋なことするじゃないか。これがデイリークエストってやつかい?

 どれ、せっかくだしミッションを確認してみるか。

 1.ハッシュタグ#GensinumpactFontaine #ようこそフォンテーヌをつけて展覧会の写真または動画をTwitterに投稿

 2.TikTokで#ようこそフォンテーヌへを検索または会場のQRコードを読み取り、指定したフィルターで動画撮影後、ハッシュタグをつけてTikTokに投稿

 てぃ、TikTokだぁ~~~~~~???????

 そんなキラキラSNS、私はやっておりません! インスタグラムだって最近佐倉綾音のインスタライブを見るために始めたばっかりなんだ! TikTok……TikTokだと……!? まさか「TikTokをやったことがない」がここに来て足を引っ張るなんて……。

 ですがご安心を。しっかり他のミッションも用意されていますので、キラキラSNSをやっていない方もキャラクターカードはしっかりもらえます。大丈夫です。フォンテーヌの通行証にTikTokは必要ありません。

 そしてまず最初に待ち受けているのは「第一章 テイワット・世界」コーナー。フォンテーヌに入る前に、まず最初にテイワットの世界観と、旅人のこれまでの旅の軌跡を振り返りましょう。

 なにより目を引くのは、「遺跡守衛」のレプリカ! 近くで見ると結構よくできています。あ、動き出さないので大丈夫ですからね。急に手をブンブン回転させたりしませんからね。まぁ、この展覧会までやってくる旅人のみなさまは突然動き始めても対処できることでしょう!

 この遺跡守衛を中心としたコーナーでは、「遺跡」系の敵のデザイン意図やアイデア元、完成に至るまでの経緯などがかなりしっかりと書かれています。正直「ゲームアート展覧会つったってイラストが壁にボンと置かれているだけでしょ?」とか思っていなくもなかったのですが……これは中々に気合が入っています。「開発の意図を知れる」というだけで、『原神』ファン的にはたまらない。

 個人的には「遺跡サーペント」の設定画を見れたことにテンションが上がりました。素材集めのために延々と夜蘭でシバき続けてたあの遺跡サーペントの設定画が……置かれている。夜蘭を突破させるために層岩巨淵を探索した遺跡サーペントの設定画が……置かれている。ウッ、頭が……

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真正面から見た遺跡守衛くん。存在感がすごい。

ようこそフォンテーヌへ

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 そしていよいよ本番の「第二章 テイワット・フォンテーヌ」エリアへと突入!

 ここでは先日実装されたばかりの「フォンテーヌ」のキャラコンセプト、世界観設定、武器設定その他もろもろがこれでもかと展示されているのです。本当に「実装直後にこんなやっていいのかよ」としか言えないくらいこれでもかと展示されちゃってます。

 やはり特に目を引くのは「キャラクターコンセプト」の部分。リネ、リネット、フレミネの3人の設定画やら初期デザイン原稿やらが当然の如く展示されているので、普通に必見です。果たして「ゲームアート展覧会」ってこういうものなのだろうか。規模が……規模が違いすぎる!!(島田兵)

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 え、何……?
 もうちょっと画像を近づけて初期デザインを見せてほしいですって……?
 
 何言ってんスか!
 これは自分で見に行った時の楽しみに取っておくべきですよ!!

 まぁでも……そうですね……ひとつ、どうしても見せたいものがあったので、これだけ載せちゃいましょう! それがこの「幼少期のリネ&リネット設計図」!!

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 おいおいおいおいおい!!!!!!!!!!!!!

 やってんね!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 とにかく、このレベルの資料が明け透けに展示されています。
 ヒューッ! ファンサービス旺盛ッ!! ぜひ、原宿まで足を運んでください。

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 個人的に圧倒されたのはやはりこちらの「背景コンセプト」のコーナー。『原神』がフィールドや街の美術面に尋常じゃない力を注いでいるのはもはや周知の事実ですが、改めてこうして資料として展示されていると……圧倒されてしまいます。ええっ、これが入場無料でいいんですか!?

 そして次のコーナーはちょっと特殊な感じです。
 それがこの「水中の不思議な旅へ・体験空間」。

 「水中を探索できる」ことがメインコンセプトのひとつとなっているフォンテーヌ編らしく、「水中にいる」感を再現したエリアになってます。

 「いや水中にいる感ってなんだよ」と思うかもしれませんが、もうこればっかりは現地に行ってもらうしかねェ。青っぽいライト、優しい色合いに囲まれたフロア、そして海洋生物の解説パート……。夏真っ盛りだからね! 外、暑いからね!! いい感じに涼めるかも。

 ひとつ前エリアの情報量に興奮した後に用意されているクールダウンスポットとしての趣を感じなくもないです。水中で心を落ち着けましょう。水の重さは安心できます!

原神の展覧会に来たはずなのに原神を遊んでいる

 ここからは「第三章 果てなき冒険の旅 フォンテーヌ印象・創作空間」コーナーへ。

 もうコーナー名ですら原神節が滲み出ているのでなんのこっちゃかもですが、端的に言えば「ユーザーやアーティストが制作した作品を展示しているエリア」ということです。ファンコミュニティを大切にする『原神』の方向性が出てるエリアって感じでしょうか。

 段ボールで制作された「七葉寂照秘密主」や、実際に立体物として作り出された早柚の「むじむじだるま」など……バラエティ豊かな展示物がズラッと並んでおります。

 4枚目の左に映っている傘は、実際に京都和傘屋が制作した「神里綾華をイメージした和傘」。隣の屏風は画家の山本太郎氏が制作した「雷電眞」の屏風絵となっております。あら……なんだかこの記事、まるで美術館の案内みたいになってきましたわね……オホホ、オホホホ……。

 個人的にはこのスメール男子が集結してる絵が最高でした。
 ありがとう。本当にありがとう。展覧会にアルハイゼンとカーヴェを載せてくれて本当にありがとう。

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 そしてここまでの作品に比べると少し小さいものなのですが……スチームバード社のシャルロットが撮影したフォトアルバムも設置されているのです。絵が、めちゃくちゃ、かわいい。モンド、璃月、稲妻、スメール。これまでに登場した国を巡っていく短いアルバムなのですが……これ最高です。

 最後の旅人とパイモンのページが一番好き! 良すぎる!!

 もう私もクレジットに撮影協力/旅人&パイモンって入れたい!

 文/ジスマロック
 撮影協力/旅人&パイモン
 編集/実存

 ……みたいなクレジットにしたい!

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※画面には映っていますが、現在の展覧会会場にてフレミネはプレイできません。

 ちょっとエモい感じのアルバムコーナーを抜けた私を待ち構えていたのは、『原神』の試遊エリアだった。なぜ『原神』の展覧会に『原神』の試遊コーナーを設置しているのか。

 なぜだ、なぜなんだHoYoverse。しかもスマホ・ノートPC・据え置きによる驚異のトリプルプラットフォーム体制。展覧会に来て『原神』を触り始めたらいよいよ現実がテイワットに侵食され始めるのではないか。

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これまでのバージョンのイラストが一同に展示されているコーナー。改めて並べると壮観。

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 ドドン。やってまいりました、「ぬいぐるみ投げ」コーナーです。スライムのぬいぐるみを穴に向かってシュートして、上手く点数を稼げば先ほどのリネのミッションをひとつ達成することができます。

 ……展覧会ってこんなミニゲームとか用意されてるものか!?

 こんなあちこちにミニゲームが設置されてる展覧会、正直初めて来た。もう『原神』本編ばりにミニゲームが用意されてる。わからない、「展覧会」の定義がよくわからなくなってきた。「これがそっちの規則なら……俺も自分の規則で行こう!!」ばりの無法を感じる。

 しかもこのミニゲーム、ぬいぐるみ投げだけではありません。30秒以内にパズルを解くことでミッションをひとつ達成できる「パズルなおし」ゲームも用意されています。アカン展覧会の定義が壊れる!!

 そして最後に設置されているのは「旅人からのメッセージ」コーナー。会場にやってきたみなさまのメッセージで埋め尽くしていく恒例のボードですね。

 私が行ったのは正式オープンより前なのでまだまだスペースは空いていますが……これからもっとたくさんの旅人からのメッセージが寄せられることでしょう。あと門脇さんと井澤さんの絵が上手すぎてオモロい。ガチ勢だ。

 一応私もメッセージを書いてきました。字がふやふやしていて見づらいかもしれませんが、「フォンテーヌにもアルハイゼンとカーヴェが出てほしいです!ルールは破るためにある!!」と書いていますね。これ原神じゃなくて指定した敵単体に開拓者の攻撃力279%分の物理ダメージを与える方のヤツだったわ。字がふやふやしていてごめんなさい。

原神最高!原神最高!!原神最高!!!

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 ……とまぁ、そんなこんなで展覧会も見終えたので、帰ろうと思います。楽しかったです。想像以上に満足度が高かったです。まさに「終わりね~撤収~~!」という感じです。

 そしてやっぱり根暗人間に原宿の空気は耐え難かったので夜蘭の元素スキルのように高速で帰路につこうとしていた時……あるものをもらってしまいました。

 「あ、よろしければこちら展覧会の物販詰め合わせです。お土産に持って帰ってください^^」

 マ、マジで!?

 ちょっと待てよ、詰め合わせってどういうコトだ。袋がデケエ! すぐに中を確認してみた。ほ、本当に物販の商品が全部入ってるじゃないか!! ハハハ、ハハハハハ!! 嬉しい、嬉しすぎる!! 原神最高! 原神最高!! 原神最高!!! HoYoverse一生ついていきます!!

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こちら、物販で3000円以上購入するともらえるオリジナル紙袋となっています。

 アハハ、ウフフ……まさかこんなにウッキウキで帰宅できるなんて……。どうしたことだ、こんなのぶら下げて原宿の街を闊歩していたら、まるで私が原神大好き人間みたいじゃないか。や、やだ! ちょっと恥ずかしいっ! いや別に原神大好き人間なのはただの事実ではないか。

 ……………なんだか、ちょっと申し訳ない気がしてきた。

 このまま「物販全部もらいました!君たちはどう生きるか!」で記事を終わらせてもいいのだろうか。いや、良くない。なんかいろいろと面子が立たない。やるか、やるしかないか!

 「全商品」紹介を!!!

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 まずは左上から「缶バッジ」! 各種500円でリネ・リネット・フレミネの3人の缶バッジです! お気に入りのカバンとかにつけちゃおう! そして右下は各770円の「ちびキャラアクリルキーホルダー」! 旅人と遺跡守衛の描かれてるアクキーなので、こっちもカバンとかにつけちゃおうぜ!

 何気に遺跡守衛アクキーのついたカバンは中々に圧があるかもしれない。

 そして左下は「パイモンのふせん」。カメラを持ったパイモンが表紙にドドンと居座っています。かわいすぎるぜ。こちらは550円です。全部ひとつひとつ紹介していたらキリがない! これくらいのスピードで行くぞッ!

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ちなみにパイモンのふせんは開くとこんな感じ。かわいすぎるぜ。

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 お次は「クリアファイル」! この手の物販には欠かせないよね!

 各種500円で缶バッジ同様、それぞれに3人が描かれております。

 何気にこの絵……多分今回の展覧会のために用意されたリネ・リネット・フレミネのイラストなんですよね。つまり、これを逃したらもうこの絵柄は手に入らないかもしれません。ちょっと高級感もあるデザインなので、学校に持っていったら友達と差をつけられるかも……?

 下にあるのは「つながるキーホルダー スライム」。770円です。自分好みのスライムを繋げて、いい感じのキーホルダーを作っちゃいましょう。水、草、雷のスライムで繋げて「エッ、超開花キーホルダーってコト……?」を狙ってみてもいいかもしれません。

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 ラスト! 一番上にあるのが2530円の「マウスパッド」、一番下にあるのが660円の「色紙」となっております!

 このイカしたメインビジュアル……やっぱり今回の展覧会限定のものだと思われるので、このイラストが好きな方は絶対に抑えに行った方がよいと思われます。大きめのマウスパッドを買うもヨシ、小さめの色紙を部屋に飾るのもヨシ!

 そして中央は3人のアクリルスタンド! 各種1650円です。あれ、もしかして「リネ・リネット・フレミネのアクリルスタンド」ってこれが世界初の商品化なのでは……? 純粋にこの3人のアクスタが欲しい方も買いに行っていいかもしれません。これも「ちょっとしたマジック」ってやつかな?

 ……ということで、「テイワットでの果てなき冒険の旅・フォンテーヌ編」の物販は以上となります! 気になったのがあったら、ぜひお早めにお買い求めを!

 ハハハ、これを今日の午前3時にひとりで撮影している私がいると思えば、なんとなく大目に見たくなるのではないでしょうか━━━? まぁ、これで物販行ってくれる人がひとりでも増えるのであれば、義務は果たしたというコトで!

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 さて、日本初の『原神』アート展覧会「テイワットでの果てなき冒険の旅・フォンテーヌ編」、いかがだったでしょうか。まぁもう大体の魅力は書いてしまったつもりなので、特に言い残したことはありません。とにかく……行って損はないと思います! できれば、これっきりと言わず大型アプデの度にこの展覧会を開いてほしい!

 ちなみにこの展覧会は「Webから会場観覧を申請する」というちょっと特殊な申請方法となっているため、しっかりHoYoLABをチェックしてくださいね。

 フォンテーヌが実装されたばかりで、旅人のみなさまはまだまだ忙しいかもしれませんが……ぜひこの展覧会で、よりフォンテーヌの世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。

 ……………………私も魔神任務進めなきゃな。

 ©COGNOSPHERE

ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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