2023年、任天堂の人気キャラクター、ルイージが初登場から40周年を迎えました。
マリオの双子の弟、ルイージが初めて登場したのは、1983年3月14日に発売されたゲーム&ウオッチ版『マリオブラザーズ』です。
10年前の2013年には任天堂公式サイトでも「ルイージの年」として30周年記念サイトが公開されていましたので、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?
そして迎えた2023年。「永遠の二番手」と呼ばれることもあるルイージは、登場から40年目を迎えました。
じつは筆者は大のルイージ好き。ルイージといえば公式からの“イジられ”が大きな魅力のひとつです。彼はイジられるたびに光り輝くと言っても過言ではありません(※個人の見解です)。とくに一時期のルイージに対する扱いは、いま見直してみると非常にユニークに感じます。
というわけで、この記事では彼がさまざまなタイトルでかわいそうな目にあったシーンをランキング形式で紹介していきます。順位は筆者が独断と偏見でつけたものとなりますのであしからず。
最後まで読み終わったころには、きっとあなたもルイージの魅力に気づくはず……!(もう気づいてるよ! という人はより楽しめます!)
文/ロジー
※ゲーム画面はすべて本稿の著者・ロジーが撮影したものとなります。
10位『マリオストライカーズ バトルリーグ』:ロゼッタに吹っ飛ばされる
ライバルを突き飛ばしてもOKな、とんでもサッカー風ゲーム『マリオストライカーズ バトルリーグ』(発売日:2022年6月10日、対応機種:Nintendo Switch)。
本作のオープニングムービーではふたつのチームに分かれて争う要素が描かれているのですが、ルイージは新しく参戦したロゼッタに突き飛ばされて電撃壁に押し込まれてしまいます。何の活躍も見せていないまま吹っ飛ばされるルイージの姿は、涙を誘います。
9位『マリオカートWii』:ピーチに吹っ飛ばされる
吹っ飛ばされる系、その2です。バイクの登場やオンライン対戦などが話題となった『マリオカートWii』(発売日:2008年4月10日、対応機種:Wii)。オープニングムービーが用意されているのですが、その内容はマリオとルイージがレースで競い合っている際にピーチが登場するというもの。しかし、彼女は登場時に思いっきりルイージを吹っ飛ばしていくのです……。
その後、楽しそうにやりとりするピーチとマリオ。さらに、オープニングの最後では、ルイージがふたりを追い抜くものの、1位を狙うアイテム「トゲゾーこうら」がルイージを直撃!
かわいそうな内容に感じるかもしれませんが、ラストはマリオとルイージが並んで走るシーンで終わりという綺麗な締め方となっています。ちなみに、条件を満たしているとタイトル画面がランダムでルイージ仕様になるという要素もありますので、ルイージファンは必見です。
8位『大乱闘スマッシュブラザーズX』:「永遠の二番手」「日陰者」「兄に勝る弟はいない」
大人気シリーズの3作目、『大乱闘スマッシュブラザーズX』(発売日::2008年1月31日、対応機種:Wii)。
「シャドーモセス島」ステージで使用キャラクターとしてスネークを選び、アピール下を一瞬だけ押すと、スネークが仲間と無線で通信を始め、対戦ファイターの解説が聞けるという小ネタがあります。通信相手のロイ・キャンベル大佐からのルイージに対しての解説は、「永遠の二番手」「日陰者」「兄に勝る弟はいない」など散々な扱い……。
ルイージのことをフォローしますと、通信の合間にスネークからの擁護がありますし、次回作以降のパルテナ勢による寸劇では「永遠の二番手」というポジションを褒められています。
ただ、本作の通信内容はあまりに衝撃的すぎて、いまだにルイージファンのあいだで語り継がれています。ちなみに、本作の「亜空の使者」では、登場時にいきなり吹っ飛ばされるという、こちらでも悲しい展開が繰り広げられます。