ブシロードは、4月20日(土)より発売を開始するカードゲーム『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』において、発売直前となる4月18日(木)に記者会見を開催した。本会見にはゲストとして、新日本プロレスリング 代表取締役社長兼レスラーの棚橋弘至選手とプロデューサーの小林伸斗氏、MCとして声優の進藤あまねさんが登場した。
『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』はブシロードが社運を賭けて作りあげた、プロ野球を題材とする対戦型のカードゲームである。野球を題材にしているものの、「投手と打者との駆け引き」にフォーカスした作りがユニークな作品だ。プレイヤーは監督として、チーム(デッキ)を編成。3イニングという短い間で、選手たちを勝利に導くこととなる。
ブシロード 代表取締役社長の木谷高明氏は、記者会見の冒頭で「プロ野球という、日本で年間2500万人以上を動員する最大のイベントで、子どもからお年寄りまで認知されている最大のIPを、カードゲーム化させてもらったことに感謝しています」と、発売に際しての喜びを語った。
今回の発売直前記者会見は「現時点で出せるだけの情報を一気に公開する」という大盤振る舞いの内容となっており、本作が気になっているユーザーにとって非常に興味深いものとなっていた。本稿では、そんな記者会見の様子や発表内容をレポートする。
文・取材/高島おしゃむ
実は小・中・高と野球をプレイしていたという、プロレスの棚橋選手がゲストとして登場。ブースターパックには24選手分のレアな「箔押しサインカード」も
今回の記者会見で、ゲストとして登壇した棚橋選手。プロレス選手としてのイメージが非常に強いものの、実は小・中・高と野球をプレイしていたという経歴を持っているという驚きのエピソードが語られた。棚橋選手は本作について、「実際のプロ野球で活躍している選手たちのデータをカードゲームに落とし込むことで、プロ野球ファンのみならずカードゲームが好きな人も楽しめるものになっている」とコメントした。
4月20日(土)に、スタートデッキ12種類とブースターパック2種類が同時発売になる『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』だが、プロデューサーの小林伸斗氏はできる限り手に取ってもらいやすいよう、スタートデッキは自分の好きな球団を選べるようにしていると紹介。ブースターパックは、スタートデッキを買った人がデッキをより強化するためのもので、セ・リーグとパ・リーグに分けて2種類が用意されている。
棚橋選手は実際のカードを見た際に、ブースターパックに封入される箔押しの豪華なレアカードが気になったとのこと。この「箔押しサインカード」は、カードとしての性能が高いだけではなく球団ごとふたりの人気選手をピックアップしたものとなっており、ブースターパックで入手することが可能だ。
また、発売日の4月20日(土)より全国のブシロード公認店でショップ大会が開催されることも決定。同大会の参加者にはPRパックがプレゼントされ、その中には極まれにシリアルナンバーが書かれたカードも含まれているとのことだ。このほかにもブースターパックにも収録されている「勝負師」のホロ加工も施されており、ぜひとも大会に参加して限定のカードをゲットしたいところだ。
プロ野球のレジェンドも始球式に参加するドリームオーダー協賛試合が実施。来場者プレゼントとして「山田哲人(2024 CREW ユニホーム)」も配布される
さらに、プロ野球冠協賛試合についての詳細も発表。4月20日(土)は明治神宮球場にて真中満氏が始球式とテープカットで登場。来場者プレゼントとしてPRカードの「山田哲人(2024 CREW ユニホーム)」がもらえる。なお、カードは先着2万枚のみの配布となっている。
さらに、新情報として上半期に行われるドリームオーダー協賛試合における、始球式のゲストも発表された。4月27日(土)の阪神甲子園球場には、今回のゲストでもある棚橋選手が登場。
4月28日(日)の福岡PayPayドームは新日本プロレスリングの辻陽太選手、5月6日(月)の横浜スタジアムはスターダム所属のプロレスラー岩谷真優選手、5月10日(金)のエスコンフィールドHOKKAIDOは今回のMCを務めた進藤あまねさん、5月14日(火)の楽天モバイルパーク宮城はプロデューサーの小林伸斗氏がそれぞれ登場する予定だ。
5月16日(木)のバンテリンドーム ナゴヤには、プロ野球のレジェンド山本昌氏が始球式に登場。6月6日(木)のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島には、新日本プロレスリングの内藤哲也選手がゲストとして登場する。
4月27日(土)に始球式を行う棚橋選手は、「まずは肩を作る必要があるため、沖縄など暖かい場所でキャンプを張り、コンディションを仕上げたい」と抱負を述べていた。ちなみに棚橋選手は、高校時代にピッチャーをやっていたことから、そのときの球速を超える球を投げたいそうだ。
また、5月14日(火)の試合で始球式を行うことになった小林プロデューサーは、自身が始球式を行うことは考えていなかったものの、野球の経験はこれまでにもあるとのこと。「『カードゲームのプロデューサーがどんな球投げるんじゃい!』と思われるので、しっかりと体を作っていきたい」と、こちらも始球式にかけるアツい意気込みを語っていた。
5月10日(金)に始球式を務めることになった進藤あまねさんは、「小さい頃からドアラに会いに行くほどのファンであったため、大きく成長して始球式を務めることができるのは嬉しい」と素直な感想を述べていた。ちなみに進藤さんは、ゲームの遊び方を紹介する動画でも声を担当しているので、そちらにも注目してほしい。
公式戦やオールスターなどのイベントも続々と開催決定。遊び方を学べる「ティーチングツアー」は友人家族を誘ってグループで参加するとボーナスカードがもらえる
全国のカードショップやショッピングモールなどで実施されている「ティーチングツアー」が、さらにパワーアップすることも発表された。
4月19日(金)からは、グループで参加することで人数に応じてPRカードが追加でもらえる「グループ参加キャンペーン」が実施される。たとえば4人で参加すると、参加賞のPRカード2枚に加えて、ふたり目から4人目までのボーナスカードが追加で3枚もらえる。
こうした取り組みを行うことになった背景は、「カードゲームはひとりで遊べない」からであり、友達や家族を誘って参加することで、身の回りの人を誘って遊ぶ機会が増えるようにこうした企画が行われることとなったようだ。
また、『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』初の公式戦となる、チャレンジカップが「カードゲーム祭2024」で開催されることも決定した。大会の参加には、ブシナビでの事前応募と「カードゲーム祭2024」の入場券をあらかじめ購入しておく必要がある。詳細については、公式サイトで確認しよう。
さらに「ドリオファン交流会」の開催も決定。ゲームをたくさんプレイしたいという人たちや、ルールを覚えたものの相手が見つからないという人たちのために、公式がマッチングのサポートを行う場として企画されたもので、会場には小林プロデューサーも参加。事前の応募も不要となっており、自由に参加できるようになっている。
対戦を行うだけではなく、抽選などの楽しい催しも用意される。詳細はまた発表されていないものの、発表時には東京と大阪、愛知での開催が決まっており、その他の地域については、状況に合わせて実施していく予定となっている。
また、実際のプロ野球でも行われているオールスターゲームを『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』でも実施する「オールスターイベント」の開催も決定。
オールスターイベントであるため、使えるデッキはセ・リーグまたはパ・リーグのオールスターに限定。内容は2本立てとなっており、「オールスターゲーム交流会」では自分の好きな選手でデッキを組んで見せ合う交流を楽しみ、もうひとつの「オールスターゲームグランプリ」では、自分が最強だと考えるオールスターでデッキを組んで競い合うものとなっている。
オールスターイベントは誰でも参加可能。しかし、ゲームをプレイするには、オールスターのチームカードが必要となる。このオールスターのチームカードは、ブースターパックをボックスで購入することで入手できることがあわせて発表された。
阪神タイガースの青柳選手と中野選手が、『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』でガチ対戦する動画も4月19日(金)よりYouTubeにて公開中。小林プロデューサーによると、どちらもプロ野球選手として「野球感」を持って対戦したところ、とんでもない神試合になったとのことだ。
最後に発表されたのは、『セ・リーグ ブースターパック 2024 Vol.3』と『パ・リーグ ブースターパック 2024 Vol.3』の発売日。8月24日(土)に発売を予定しており、それぞれ2024年に活躍した選手の最新情報が盛り込まれたものとなっている。
記者会見の最後に小林プロデューサーは「何よりも自信がある商品であることは間違いないので、そこを押していきたい」と発売に向けた意気込みを語り、会見を締めくくった。『プロ野球カードゲーム DREAM ORDER』は4月20日(土)より発売。プロ野球自体も盛り上がっていく季節となるが、カードゲームでも別の戦いが繰り広げられていくことになりそうだ。
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