いま読まれている記事

フシギ生物といっしょにミニチュアライフを楽しめる生活シミュレーションゲーム『リリのワールド』をプレイしたら、世界すべてがあまりに可愛くて癒されまくった【TGS2025】

article-thumbnail-2509262w

もしも目が覚めた時、自分の体が指先でつまめるくらいの大きさに縮んでしまっていたら、普段見ている光景はどのように映るだろうか──。

『リリのワールド』は、そんなミクロ視点の暮らしから始まるゲームであり、クラフト要素あり、冒険要素ありと、多彩な遊び方が詰め込まれた作品となっています。

しかしなにより特筆すべきは本作の持つ「癒し」の魅力です。動画やスクリーンショットですでに伝わっているかも知れませんが、キャラはもちろん地形から雰囲気に至るまで、画面内のすべてが可愛すぎる!

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_001
主人公の走り方まで可愛い(スキップしているみたいに走る)。

本稿では、東京ゲームショウの試遊で悶えるほど癒された『リリのワールド』の感想を綴っていきたいと思います。

取材・文/退屈健
編集/うきゅう

※この記事は『リリのワールド』の魅力をもっと知ってもらいたいLinkworldさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


ミクロ視点では家具も日用品もまるでビル群。机の上が小さな都市に……って、ちょっと待って! 家具も日用品も可愛すぎない!?

ある日突然、目が覚めたら体が小さくなっていた……というところからゲームが始まる本作。縮んだ体で歩き回ると日常の風景が一転して、机の上も都市のように広がります。

デジタル時計はまるで電光掲示板、ただのライトスタンドもそびえ立つタワーそのもの。TVなんかもはや映画館のスクリーンにしか見えません。見慣れた何気ない家具や日用品なのですが、そのどれもが巨大な建造物のように感じてワクワクしますね。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_002
おもちゃたちが動き出すあの名作映画を彷彿させる雰囲気。

そして広大な部屋を歩くうち、否応なく気付かされることがあります。それは、インテリアから小物に至るまで、とにかく画面上のすべてが可愛いという事実です。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_003

見てください、この可愛い空間を!

机の上に無造作に置かれた日用品でも、それをミクロ視点で見ると、まるで色とりどりの建物が立ち並ぶ街並みに感じます。

というかミクロ視点云々の前に、配置されている日用品そのものも可愛い。趣味がいい。何そのカラフルキーボード。

こんな場所を小人サイズの主人公でトコトコ走り回ると、それだけでもう癒し効果がすごい。無意味にウロウロしたくなりますね。

そして移動手段は徒歩だけではなく、なんと空中遊泳もできてしまいます。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_004
綿毛になったように空を漂って移動できる。

画面上でプレイヤーキャラクターが握りしめている丸々とした物体は、本作における相棒的な存在「ウーパ」です。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_005

可愛すぎ。

見てください、このフォルムを! 丸くて、フワフワしてて、しかも主人公の体が縮んだおかげで、自分と同じぐらいのサイズになっています。こんな生き物と一緒に冒険出来たら、めちゃくちゃ楽しいし癒されること間違いなしでしょう。

冒険の舞台は外の世界へ。何気ない草も石も、小人サイズで挑めば大冒険のフィールドに早変わり。クラフト要素もミニチュアサイズならではの魅力が盛りだくさん

もちろん本作の舞台は机の上だけではなく、外の広い世界へ冒険に出かけることも可能です。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_006
花の海が広がる「ウーパの森」。

外の世界も可愛い。絵本の中に迷い込んだかのようにファンシーな雰囲気が全開です。

ここでは様々な道具を駆使して花などから素材を集めるのですが、外の世界でも縮んだ体のサイズはそのままなので……

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_007

花に掴まるとこうなっちゃう。とても可愛い。
息継ぎする暇がないくらい可愛さが次から次へと押し寄せてきますね。

また、クラフト要素も本作における重要な魅力のひとつ。先述の通り、キャラクターが小人サイズなので、ミニチュアライフならではの一風変わったクラフトが楽しめます。

たとえば普通の目覚まし時計も主人公からしたら見上げるほどの巨大サイズとなるので、中をくり抜いて「目覚ましソファ」にしちゃったり。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_008
画面右下、ボタンとマッチ棒を使った椅子も可愛い。テーブルに置かれたお皿はガラス瓶の金属フタ、いわゆる“王冠”でしょうか?

筆者は元々、このようなクラフトできるゲームや家具を自由に配置できるゲームをすると決まって「散らかせるだけ散らかして屋内外問わずメチャクチャにする」「可能な限り不潔感を出そうとする」などといったセルフ荒らし行為をする謎の習性があります。

ですが、なんと本作においては無意識のうちに「さーてどんな可愛い家作りをしようかなあ」という至極真っ当なプレイングをしておりました(そのことに気が付いて自分で驚いてしまった)。

さらに本作では、自分の家だけでなく、この世界での生活を共にする「リリ」という仲間たちの家作りをすることもできます。要するに友だちの希望を聞き、デザインなどを考えてマイホームを建ててあげる感じ。

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_009

驚くべきことに、ここでも筆者は「よ〜し、素敵なマイホームにしてあげるぞ」と一生懸命可愛い家作りに励んでおりました。今まではこういった状況で要望をガン無視してメチャクチャにする衝動が抑えられなかったのに!

あらゆるゲームでセルフ荒らしを発症するため、この意味不明な習性はもはや不治の病かなにかだと思い込んでいたのですが、本作のあまりに愛くるしい雰囲気に包まれたことで浄化されたのか治りました。

可愛い家を真面目に作るのって楽しかったんだ!!(今更)


奇妙な習性すら治ってしまうほどの可愛さと癒しに満ちた『リリのワールド』、ぜひ一度触れてみてほしいです。

本作はPC(Steam、Epic Games Store、macOS)、PS5、Nintendo Switch 2へ向けてのリリースを予定していますが、9月25日から28日にかけて幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2025」の展示ホール6 (06-S02)では、ゲーム内の雰囲気をイメージした装飾が施され、とても素敵な出来栄えとなっておりますので、気になった方はぜひお立ち寄りください!

『リリのワールド』試遊レポート:可愛い家づくりの魅力に“目覚めて”しまった話_010

ライター
『どうぶつの森』シリーズや『Minecraft』など架空世界を創造できるゲームを好んでプレイして現実逃避しがちな年中金欠絵描き。 ライブドアブログ『底辺絵描き・退屈健の毎日カツカツ生活』で絵日記更新中。
Twitter:@sentakubasami1
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ