「美少女キャラが精神崩壊するゲーム」……そんな噂を聞きつけ、『カオスゼロナイトメア』に興味を持った方も多いのではないだろうか。
たしかに、虚ろな表情で崩れ落ちる少女たちや、過激なビジュアルのインパクトはすさまじい。一見すると、それが売りの“イロモノ”に見えるかもしれない。
だが、筆者は声を大にして伝えたいことがある。 このゲーム、ビジュアルに負けず劣らず、ゲームシステムが驚くほどおもしろいのだ。
本作のジャンルは『Slay the Spire』や『Chrono Ark』の流れを汲む、本格派の“デッキ構築型ローグライトRPG”。ランダム生成されるダンジョンに潜り、即興でカードデッキを構築しながら攻略を目指す、骨太なゲームなのである。
『カオスゼロナイトメア』のシステム設計でよくできているのが「ローグライトパートでデッキを作り、それを外に持ち出して強敵と戦う」というゲームサイクルにある。
とにかく、デッキ作成が楽しすぎるのだ。通常のローグライトとしてのおもしろさはもちろんだが、本作ではクリア時のデッキを「セーブデータ」として保存できる。
苦労して作った「理想のデッキ」で、桁違いのダメージを叩き出し、強敵を圧倒する。この快感が忘れられず、「もっと強いデータを!」と何度もダンジョンに潜ってしまう。まさに底なしの沼だ。
さらに現在、その沼を深くしているのがイベント「禁忌のカタリスト」である。

イベント専用ダンジョンに加え、作ったデッキの強さを試せる「スコアアタック」や「高難易度ボス」が実装されたことで、育成の成果が目に見えてわかるようになった。
作ったデッキを試すための最高の舞台が用意され、時間泥棒に拍車がかかっている状態だ。おかげで筆者の時間は溶けっぱなしだ。
本稿では、この最高に熱いイベントを中心に、『カオスゼロナイトメア』の魅力について紹介できればと思っている。
※この記事は『カオスゼロナイトメア』の魅力をもっと知ってもらいたいスマイルゲートさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
失敗し放題、リセットし放題! イベント限定ダンジョンは「厳選し放題の楽園」
あらためて『カオスゼロナイトメア』は、挑むたびに姿を変えるダンジョン「カオス」を、デッキを作りながら攻略していく“デッキ構築型ローグライトRPG”だ。
実装されているダンジョンは、恒常5種+イベント1種の計6種類。それぞれ入手可能な装備や発生イベントが異なるため、強化したいキャラに合わせて最適な「カオス」を選んで潜るのが基本となる。
そして、強いデッキを求めるプレイヤーにとって、現在開催中のイベント「禁忌のカタリスト」は、運営が用意した楽園と言える。

この「禁忌のカタリスト」は、全9週間にわたり3週ごとにコンテンツが追加されていく大型イベントだ。11月12日より開催されている。
特筆すべきは、イベント専用のダンジョンだ。リリース初日から数多のダンジョンを攻略してきた熟練プレイヤーをも熱中させるほどの中毒性がある。その魅力は大きく分けて3つある。
その1:通常ダンジョンと比べて「TIER」が高く、より強力なセーブデータを作りやすい
その2:リタイアしても資産が減らないため、納得いくまで気軽にやり直しができる
その3:カードドローに関連した強力な装備やカードが多く、デッキが回りやすい
リスクなしで試行錯誤をくり返し、理想のセーブデータを目指す。ここはまさに、プレイヤーにとっての「厳選し放題の楽園」なのだ。

理想のデッキを目指すうえで、「ヒラメキ(強化)」と「コピー(複製)」というランダム要素の厳選は避けて通れない。
だが、それゆえにリターンは大きい。理不尽な確率をねじ伏せ、奇跡のような「セーブデータ」を持ち帰れた時の達成感は言葉にできない。
だから今日も、寝る間を惜しんでダンジョンへ潜ってしまうのだ。「寝る前に1時間だけ……」と思っていたはずが、気づけば窓の外が白んでいる……なんてことも一度や二度ではない。
イベント期間は2026年1月14日まで。幸いにも途中参加でも楽しめる設計になっている。自分のペースでじっくりと理想のデッキを追い求めてほしい。

作った理想のデッキで、どうする? 答えはシンプル、「暴力」を振るうのだ
「理想のデッキを作って、どうするの?」 答えはシンプルだ。暴れるのだ。
イベントコンテンツ「大亀裂」。自分のデッキがどれだけ強くなったかを測るのにうってつけの場所である。敵に与えたダメージがそのままスコアになるため、自分のデッキの完成度がひと目でわかる。
「せっかく強いデッキを作っても、試す場所がない……」なんて体験は、本作では無縁だ。

「大亀裂」にはランキング機能があり、ここでは上位プレイヤーの装備・デッキ・編成を閲覧できる。トップ層のすさまじい構築を見るだけでも、育成の大きな指針になるだろう。
また、「競争は苦手」という人も心配無用だ。ランキング報酬は装飾品(ステッカー)以外は大きな差がなく、あくまで名誉報酬という扱い。誰もがほしがるガチャ石のような重要アイテムは「累計ポイント報酬」で獲得できる。
あくまで「自分の成長を感じる場所」として、マイペースに遊べる設計なのが嬉しい。

さらに、敵を強化して高難易度に挑む「星雲の歪み」というイベントも存在する。理想の「セーブデータ」で強敵をねじ伏せる快感、ぜひ味わってほしい。
「育成がキツイ」はもう過去の話。素材コスト“80%緩和”で、推しキャラ即戦力化の時代へ
10月22日にリリースされたばかりの『カオスゼロナイトメア』だが、特筆すべき長所は「改善速度の速さ」にある。ユーザーの意見を汲み上げ、驚くべきスピードと量で修正を行っているのだ。
「2026年ロードマップ」や「第2回開発者ノート」を見れば、その熱量は一目瞭然だ。 とんでもない量なので、ここではとくに重要な改善点をピックアップしよう。
まずは、育成関連。
『カオスゼロナイトメア』は最高レアの星5キャラだけでなく、星4キャラも強力で、シナジー(組み合わせ)が重要なゲームだ。しかし、これまでは育成素材不足でさまざまなキャラを試せないのが悩みだった。
これに対し、12月初頭、運営はレベル上げに必要な「ユニット(財貨)」消費量を約80%減少させるという大胆なアップデートを実施。さらに今後は、プレイヤーレベルに合わせてキャラを即戦力化できる「ファースト同期化システム」の実装も宣言している。

加えて、デッキ構築(セーブデータ作成)のルールが明文化されたことも大きい。
これまでは「曖昧な記憶(コスト)」の許容量がマスクデータだったため、カードの削除やコピーをしすぎると予期せぬペナルティ(カード消失や復活)が発生していた。
これが要望を受けて「可視化」されたことで、計算してデッキを作り込めるようになった。これはやりこみ勢にとって大きな朗報だ。

今後実装予定の「絶叫の螺旋塔」にも注目したい。
ターン制限なしで強敵に挑む形式のようで、これまで短期決戦に向かなかった「尻上がりタイプ」のキャラにも輝く場所が生まれそうだ。
これらは改善のほんの一部に過ぎない。開発会社のこの熱量を見る限り、『カオスゼロナイトメア』は今後も安心して遊び続けられる作品になるだろう。

新キャラも「フェチ」のデパート状態。やっぱりこのゲーム、ビジュアルの“圧”がすごい
12月24日実装の本作初の限定キャラ「セレニエル」。人類の箱舟連邦「テラシオン」の空を守る箱舟守護局長であり、愛称は「守護天使」。
その天使的な可愛さと、重力に逆らう“圧倒的な質量”には目が釘付けになる。

性能面では本能属性のハンターとして登場。高い強靱度ダメージで敵を「大破(ブレイク)」させるのが得意で、大破時に手札に加わる「ホーミングレーザー」が高火力を叩き出す。
そして、本作の恒例行事……彼女にも「精神崩壊イラスト」が用意されている。
その巨体を支えきれず、無様にへたり込んでしまうその姿からは、精神的な限界が見て取れ、庇護欲をかき立てられる。
「禁忌のカタリスト」開催期間内においては、3週間ごとに新キャラが登場しており、「セレニエル」の前にも「ユキ」「チズル」と、恒常キャラとして実装されてきた。




ユキ……チズル……セレニエル……。ここまで「ローグライト要素がおもしろい!」とお伝えしてきたわけだが、こう並ぶともはや言い訳はできない。
やっぱりそういうゲームじゃないか!
どいつもこいつもけしからんビジュアルすぎる!! フェチの塊だ。
『カオスゼロナイトメア』は、精神崩壊イラストのインパクトだけで語られるにはあまりにも惜しい。ローグライトのおもしろさ、デッキ構築の中毒性が高い「時間泥棒」な作品だ。
理想のデッキを求めてダンジョンに潜り、完成した「セーブデータ」という名の暴力をボスに叩きつける。 その脳汁が出るサイクルに一度ハマれば、もう抜け出せない。
現在開催中のイベント「禁忌のカタリスト」は、そんなデッキ構築の醍醐味を存分に味わえる内容だ。もちろん、今から始めても十分に楽しめる親切設計となっている。
まとまった時間が取れる年末年始こそ、『カオスゼロナイトメア』を始める絶好の機会だ。暖かいこたつに入り、心が壊れていくキャラたちを横目に、ひたすら理想のデッキを追い求める。この危険すぎる沼に、あなたも頭まで浸かってみてほしい。
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