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『七つの大罪』のゲーム(グラクロ)が海外で1600億円も稼いでるってマジ? 我々の知らないところで世界を熱狂させている化け物ゲームの正体を暴くため実際に遊んでみた

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『七つの大罪』のゲームが海外で記録的な大ヒットを飛ばしているらしい。

……えっ、そうなの?

世界累計売上は1,600億円を超え、2025年9には累計ダウンロード数が驚異の7,777万を突破。どうやら売上規模で見ると、あの「お尻が主役になってしまった超人気美少女ガンシューティングゲーム」や「世界観どころか開発陣のフェチズムが透き通りがちな青春ゲーム」に匹敵するほどらしい。

1,600億? 7,777万? 国家予算の話ですか?

とくにフランスやドイツのApp Storeでは全体売上1位を複数回獲得するなど、欧州諸国において異例の市民権を得ているらしい。

モバイルゲームの評価にシビアな欧米市場で?

上記が、『七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~』(以下、グラクロ)について調べたときの筆者の正直な感想でした。

いや、もちろん原作やゲームの存在は知っています。しかしながら、筆者の観測範囲ではそこまでの熱狂を感じた記憶がありません。 

もし先ほどの数字がすべて事実だとするならば、これほどの化け物タイトルがなぜ日本ではどこか “知る人ぞ知る” ような落ち着いた立ち位置に見えているだろうか。日本人が知らないところで行われている世界的な熱狂の正体とはなんなのか。

『グラクロ』レビュー・感想・評価:『七つの大罪』のゲームが海外で1600億円も稼いでるってマジ?_001

さらに怪しいのは、いままさに開催されている「777リレーキャンペーン」の実態。小耳に挟んだだけでも、ダイヤ(石)が数百個、無料ガチャが500連以上も回せるらしい。羽振りがよすぎて逆に「なにか不都合な真実でも隠しているのか?」と邪推してしまうレベルです。

もしかして、世界を熱狂させているのは「真の実力」ではなく、豪華な報酬で目を眩ませているだけなのでは?

その謎を解明するため、筆者は調査員として『グラクロ』の深淵へと潜入することにしました。偏見を捨て、あえて「原作知識ゼロ」の状態から、この化け物タイトルの正体を暴いていこうと思います。

文/退屈健
編集/柳本マリエ

※この記事は『七つの大罪 ~光と闇の交戦(グランドクロス)~』の魅力をもっと知ってもらいたいネットマーブルさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


バラマキの規模が大きすぎて怪しい

潜入してまず直面したのは、現在開催中の「777リレーキャンペーン」なるものの実態です。ログインするだけでダイヤが最大400個、さらには無料ガチャが最大550連以上も回せます。

はい、ダウト!!!

さすがにこれは怪しすぎる。やっぱり豪華な報酬で目を眩ませていたんですよ。危ない危ない、騙されるところでした。

普通ここまでの大盤振る舞いは、サービス終了直前のヤケクソか、あるいは中身のなさを隠すための「撒き餌」であることが多いですよね。なにも裏がないのにこんなことをするわけがないですから。

いったん受け取るものはしっかり受け取りつつも、「ぜったいに騙されない」という強い気持ちのもと、慎重に調査(プレイ)を開始しました。しかしながらそこで待っていたのは、まったく別の意味での「計算違い」だったのです。

原作という「看板」を剥がして見えてきたもの

まずは潜入捜査の基本、ブラインドテストから。原作『七つの大罪』をまったく知らないプレイヤーの視点でアプリを起動しました。というのも通常、キャラゲーから「キャラ」を引けば、そこには空虚なシステムしか残らないはずだからです。

ところが、画面に触れた瞬間に伝わってきたのは、予想に反した「挙動の速さ」でした。

UI(ユーザーインターフェース)のレスポンスがめっちゃいい。ボタンをタップした瞬間の反応や画面が切り替わる際の滑らかさ、そこに “もっさり” とした停滞感はいっさいなし!

筆者の環境のせいと言われたらそれまでなのですが、こういった「メニュー画面から作り込まれているゲーム」は挙動が遅いイメージがあったので、快適な操作性に面食らいました。

というのも、以前ハイスぺ要求ゲームアプリを入れてみたら設定を開くだけで4秒くらいかかり、ストレスが蓄積されてやめてしまったことがあったんです。なので、個人的に挙動の速さはけっこう重要。

へええ、やるじゃん(急な上から目線)。

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ミッション確認画面は掲示板の貼り紙ふう

さて、公式によると本作のジャンルは「シネマティックアドベンチャーRPG」。そのため、正直なところプレイ前は「ムービーとバトルが交互にあって、キャラ操作ができるとしても決められた一本道を進むみたいな感じのゲームなのかな」と思っていたのですが、

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めちゃくちゃ自由に歩き回れる!

筆者はこういった箱庭を隅々まで探索できるゲームが大好きなので、もうこの時点で刺さりました。サブクエストやイベントも豊富にあるので一本道どころか毛細血管ばりに無数の選択肢が枝分かれしています。

村や町に対しての「友好度」もあるため、道行く人々との交流にちゃんと意味があるというのも個人的にうれしいポイント。ほかにも食材を集めて料理を作ったり、拠点となる酒場の模様替えもできたり、ジャンルに「スローライフ」を付け足しても問題ない要素満点です。

俺、もうここで平和に暮らしたい

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選択肢によって好感度が上がったりする。恋愛シミュレーションかな?

……と、ここまで熱く語っておいて言いだしにくいですが、じつは筆者は原作である『七つの大罪』は未読で、いわば原作知識ゼロという状態です。本作プレイ前の知識は「あの金髪の少年が主人公なのかな?」レベル。

だからこそ特筆したいのが、「このキャラが誰か」を知らなくても動かしたり使っているだけで気持ちよくプレイできてしまうという点。先述したようにフィールドを歩き回っているときはもちろん、バトルにおける演出もひとつひとつが作り込まれていて、ゲームとしてのクオリティの高さに純粋に驚きました。

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巨人族を操作してフィールドを走り回れる場面も

原作を追体験できる構成が、もはや「触れる劇場版」

「凡百のキャラゲーとは設計思想のレベルが違う」ということはわかったものの、とはいえ原作未読の “疎外感” は避けられないはず。キャラゲーにおいて致命的なハンデであることは明らかです。

原作を知らない状態で、いまさら入り込めるのか? ファンにしかわからない内輪ノリを外から眺めるだけになるのではないか?

実際にそういう懸念を抱きながらプレイを開始したわけですが、そこで筆者を待っていたのは新参者を突き放す排他的な空気ではなく、驚くほど親切で、かつ圧倒的な熱量を持った “物語体験” でした。

メインストーリーでは原作の追体験ができるのですが、この作り込みがすごい。原作未読ゆえに断言はできないものの、これが単なる原作のダイジェストではないことは明確にわかりました。

スマホゲーのストーリーパートといえば、立ち絵が左右に揺れるだけのいわゆる「紙芝居」を想像してしまいませんか? しかしながら、本作はなんとムービー全編がフル3Dアニメーションという豪華仕様

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ムービー部分はアニメと同じ声優陣によるフルボイス

置き去りになるどころか、映画を観ている感覚で物語を把握できちゃう。もはや人気のアニメ作品を初見でイチから楽しんでいる気分です。

無料アプリなのにこんな贅沢なの見れちゃっていいんだ。あまりのムービーの完成度にタダでアニメを違法視聴しているかのような罪悪感すら芽生えてきてしまいました。

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ゲーム最序盤から「え!?」と声が出るような展開が立て続けに起きて激アツ

そして、その豪華なムービーに負けず劣らずの衝撃だったのは、フル3Dアニメーションによる必殺技演出。こちらの作り込みがまた狂気的というか、制作陣の執念のようなものすら感じました。

こんな演出の技が全キャラに用意されているとか、それだけでもうキャラ収集のやる気がみなぎってきます。

どう見てもなんの特殊能力も持っていなさそうな最低レア度の一般人みたいなキャラ(失礼)にも「集団で敵を一生懸命ボコボコにする」という必殺技がちゃんとあって感

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なぜか拳で加勢しているやつもいたりしてもはや微笑ましい

キャラゲーの皮を被った「モンスター級RPG」では?

数時間におよぶ調査(プレイ)の結果、ひとつの結論にたどり着きました。おそらく本作は、我々が知る「キャラゲー」ではありません。キャラゲーの皮を被った「モンスター級RPG」の予感がします。

キャラゲーの要素は本作を説明するうえでのほんの一部に過ぎず、筆者のような「きんぱつのしょうねんがしゅじんこうなのかなあ」などとアホ面でほざいているような原作未読無知人間でも初っ端から没入できるような演出が備わっているゲームでした。

また、現在実施されている「777リレーキャンペーン」も単なるユーザーを引き止めるための延命処置などではなく、むしろ「これほどのクオリティを一度体験させれば誰もがこの世界の虜になるはずだ」という、運営側の絶対的な自信の現れであると感じました。というか現に筆者がそうなっているので。

ちなみに1月28日から「777リレーキャンペーン」第2弾が始まっています。「まだ配ってくれるの!?」と、逆に心配になってしまうほどの熱量ですが、この波に乗らない手はないでしょう。

新規プレイヤーは、ログインするだけで最大70個のダイヤがもらえるだけでなく、3日間ログインするとコラボガチャチケット30枚(10枚で11連ガチャを回せるため33連分)まで手に入る。

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さらに復帰勢にも朗報です。30日未接続のプレイヤーは「復帰プレイヤー」として専用や報酬が用意されているとのこと。

……べ、別に報酬につられて遊ぶわけではありませんよ。今回のプレイで筆者が触れたのは、おそらく『グラクロ』という巨大な氷山のほんの一角をようやく観測できたに過ぎません。

「世界累計売上は1,600億円超え」「世界累計ダウンロード数7,777万突破」といった規模が大きすぎて “わけのわからない数字” の核心に迫るべく、いただける報酬はしっかりといただきながら、引き続きこの世界の調査を続けていきたいと思います。

©大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報第参課

ライター
『どうぶつの森』シリーズや『Minecraft』など架空世界を創造できるゲームを好んでプレイして現実逃避しがちな年中金欠絵描き。 ライブドアブログ『底辺絵描き・退屈健の毎日カツカツ生活』で絵日記更新中。
Twitter:@sentakubasami1
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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