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『リトルナイトメア1&2』制作陣の新作『REANIMAL(リアニマル)』、悪夢のような世界で行われる強制かくれんぼ&鬼ごっこが “地獄” すぎる。ここなら安全か?という場所も唐突に覗き込まれて寿命が縮んだ。もう殺してください

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協力型ホラーアドベンチャーゲーム『REANIMAL』(以下、リアニマル)は、怖いのに不思議とプレイをやめられなくなるゲームでした。

なぜそんなおかしな状態になったのかというと、ただ怖いだけではなく「怖さ」と「微笑ましさ」という真逆のような要素が奇跡的なバランスで同居していたためです。

本作は『リトルナイトメア1』および『リトルナイトメア2』を手がけたTarsier Studiosのクリエイター陣による最新作。姉弟が行方不明の友達を探しながら、孤島からの脱出を目指すゲームです。

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木の枝になんかいる

どうやらSteamで体験版は全世界累計100万ダウンロード超え、ユーザーレビューも95%が高評価で「圧倒的に好評」のステータスを獲得しているとのこと。

上記画像のような不気味さから、ひたすらに怖いゲームを想像して身構えていたのですが、良い意味で裏切られることになりました。本稿では、そんな『リアニマル』の持つ、恐怖とともに感じた不思議な魅力についてご紹介していきたいと思います。

文/退屈健
編集/柳本マリエ

※この記事は『リアニマル』の魅力をもっと知ってもらいたいTHQ Nordic Japanさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


悪夢のような世界で行われる強制かくれんぼ&鬼ごっこが地獄すぎる

『リトルナイトメア』シリーズの世界はまさにタイトルの通りといった感じでしたが、本作『リアニマル』の舞台もひと言で表すなら「悪夢」。

グロテスクな異形のクリーチャーが徘徊する薄暗く荒廃した世界はじっとりとした恐怖感に包まれ、じわじわと精神が蝕まれていく感覚がします。じつは筆者はホラーゲーム苦手民で、この時点でもうだいぶ怖い。

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主人公は幼い子どもなので大型のクリーチャーとは真っ向から戦うわけにもいかず、基本的には見つからないようにコソコソと息を殺しながら進む必要があります。

この緊張感が尋常じゃない!!!

体を隠せている状態であれば見つからなかったり、雑音がある瞬間だけ足音に気付かれなかったり、緊張感のある状況が続きます。

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いませんいません!ごめんなさい許して!

また、クリーチャー側のリアクションには「気付く・気付かない」以外に「なにか聞こえたような?」「ああ勘違いか」みたいなのもあり、非常に生々しく、本当にこの場で身を潜めているかのような没入感があります。

表現が悪くて恐縮ですが、その感覚はホラー苦手民としてはマジで地獄そのものでした。一度、あまりの緊張感に耐えられず「あ、ここにいますw もう殺してくださいw」とクリーチャーの目の前に踊り出てしまったくらい。

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ここなら安全かな?という場所も唐突に覗き込まれたりするので油断ならない

しかもこっちがどんなに隠れていても、強制的に見つかって追いかけ回される場面も多々あります。見つからないように身を隠していたのにいきなりパニックホラー展開が始まるので心臓に悪い。恐怖の強制鬼ごっこです。

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追いかけられるってシンプルに怖い

何度も開催されるその強制鬼ごっこは、「四方八方から襲われるパターン」「画面奥から手前に逃げる臨場感抜群パターン」「真上からの視点で螺旋状に登って逃げるパターン」などなどバリエーション豊富で敵ながら感心してしまいました。

『ヨッシーアイランド』ででっかいワンワンが追ってくるのすら怖かった俺が、そんな状況で器用に逃げられるわけないだろ!!

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多彩なカメラワークにより焦りもまた増す

息が詰まるようなかくれんぼと少しのモタつきも許されない鬼ごっこが交互に襲いかかる地獄のサンドイッチで、本作の緊張感は常に途切れることがありません。おかげでクリーチャーの恐ろしさを嫌というほど味わいました。たぶん寿命も縮みました。

怖いけどほんのり愛嬌があって、たまにかわいいクリーチャーたち

そんな感じで、本作はホラーが苦手な筆者にとっては試練に次ぐ試練といったような内容です。そのため普通であれば「助けて!もう辞めたい!!」と見苦しくわめき始めるはずなのですが、本作をプレイしていると、なぜか不思議と続きが見たいからもうちょっとだけやろうという気持ちになります。

「あれ? もしかして俺ってばホラー克服しちゃった?」と一瞬思ったのですが実際のところそうではなく、これはおそらく『リアニマル』の持つ独特な雰囲気に “考察の余地” が多いからだと感じました。

地獄のような世界だけど、とはいえ「ちゃんとした理由があったうえでそうなっていそう」ということがなんとなくわかるので、怖さに震えつつも隅々までじっくり見たくなる不思議な魅力があります。

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たとえば上記の映画館では謎の前衛映画が上映されていました。大盛況と思いきや、スクリーンの前で妨害ダンスを踊っても誰ひとりとして怒らなかったため、おそらく全員息絶えています。えっ、なにがあったの???

さらに、列車の中に侵入してみたらペラペラに干されてしまったクリーチャーがずらり。

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大丈夫かお前ら!かんぴょうを作っている途中みたいになってるじゃないか!!

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もはや怖さよりおもしろさがギリ勝つ光景なので踏んでみる

「なにがあってその状況になったんだろう」という考察のしがいがある場面に多く出会うので、なんだかワクワクしてしまいますね。

また、先述した襲いかかってくるタイプのクリーチャーたちも怖い怖いのですが、振る舞いがどこかお茶目というか、怖さの中にほんのりと愛嬌のようなものがあってたまにかわいい。

たとえば奥からいきなり恐ろしい効果音とともに襲いかかってきた!と思ったらなぜか三輪車を一生懸命キコキコ漕いで登場。

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怖さと微笑ましさが奇跡の両立!

大きな体で小さな三輪車に乗って追いかけてくるって、どういう状況? その足の長さなら、普通に歩いたほうが速くない?

また、クリーチャーの背後を気付かれないように通過しないといけないという緊迫した場面でも、よく見ると……

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当の本人はせっせとアイロンがけ。……真面目か!

怖いけど、ただの恐怖一辺倒では終わらない絶妙なバランス。普段ホラーコンテンツを直視できないような筆者でもついついじっくりと観察したくなるような魅力があります。

ちなみに、なにをアイロンがけしてたのかなあと気になったので、本人が退席したあとにこっそりと戻って確認してみたらクリーチャーだった。

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ペラペラにされるクリーチャー

あの列車の中でペラペラになっていたクリーチャーの干物はここで製造してたのか!

だからといってペラペラにする理由はわからないけど、点と点が繋がるとおもしろいですね。「先に進むとさらに繋がる点があるんじゃないか?」と気になってどんどん進んでしまい、最終的にプレイがやめられない状態になっていました。

荒廃した世界でも孤独ではない、心が温まる協力プレイ

冒頭でも少し触れましたとおり、本作の主人公は幼い姉弟。状況によって友人が増えたり減ったりしながら基本的にはプレイヤーが弟を操作して、姉や友人がそのうしろを自動でついてくるといったかたちになります。

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ウサギのお面をかぶっているのが姉
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状況次第で人数が増えることも

そのため謎解きもチームプレイのようなものが数多くあります。

悪夢のような荒廃した世界を進む中で、ひとりだったら恐怖とともに孤独とも戦わなければいけないところなので、「隣に誰かいて協力してくれる」というのは個人的にありがたいポイント。

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届かない高さの場所にはファイト一発方式で引き上げてくれる

それにより、安心感を通り越して場合によっては死すらコミカルなギャグシーンに見えてしまうことも(筆者のプレイがアホすぎるだけですが)。

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細い足場を歩いている時に紐で繋がった状態の姉を落とした結果、引っ張られて自分も大の字で転落。パーティゲームかな?

また、本作ではなんと登場人物がフルボイスでしゃべります。

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テロップ付きでしっかり日本語にも対応

なんとなくボイスはついてなさそうな印象だったので、ゲーム開始直後にいきなり姉弟の会話シーンが始まったときは、恐怖演出より先に「しゃ、しゃべった!!!」とその事実に驚いてしまいました。

雰囲気は悪夢でも「ほどよい難易度」と「親切設計」でストレスフリー

筆者の勝手なイメージとして「不気味な雰囲気のゲームは難度が高く、かつ理不尽」という謎の思い込みがありました。そのため『リアニマル』もチュートリアルで500回くらい死ぬことになるんじゃないかと構えていたのですが、プレイした感想としては全体的にとてもちょうどいい難度。

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フラグとなるポイントには◆マークが表示されるため、仮にピンと来ていなくとも歩き回っていればいずれ突破できる可能性が高い

もちろん恐怖感も相まってやり応えは大変あるのですが、対クリーチャーの場面も謎解きの場面もよくよく見るとけっこうヒントが散りばめてられている親切設計なので、筆者のようなホラーが苦手でゲームも下手で勘も鈍いうえにバカという最悪の属性でもストレスなくゲームを進行することができてありがたかったです(死にまくりながらではあるけど)。

そして記事の冒頭でも触れた通り、本作は基本的に見つからないよう慎重に進むゲームではあるのですが、要所要所で武器を持ってクリーチャーと戦うことを強いられる場面もあります。

じつはこれが思いのほか爽快で、溜まりに溜まった緊張を一気に吐き出せるような気持ちよさがありました。

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小柄な見た目に反して連打力があるので似た体格の敵であれば真正面から突撃してもボコボコに打ち負かせたりできる

実際にプレイをしてみて、評価の高い理由を理解することができました。

重苦しい緊張感漂う世界と不気味なクリーチャー、でもどこか愛嬌のあるキャラクターたち、考察しがいのある演出、時折差し込まれる爽快なアクション。

それらが絶妙なバランスで組み合わさることで生まれる独特の魅力がありました。

少しでもホラー要素が含まれていると数分で音を上げるようなタイプの人間が、こんなおどろおどろしい雰囲気のゲームを自ら楽しく長時間プレイしたのは初めての体験です。

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また、筆者はシングルプレイで遊びましたが、本作はローカルそしてオンラインのマルチプレイに対応しているとのことなので、協力しながら進むことでゲームの魅力をより深く味わえると思います。

きっと友人と通話しながらプレイしたら、クリーチャーから逃げる場面とかでも笑えるんだろうな……(悲しい感想)。本作に興味を持った方は、ぜひプレイしてみてください!

ライター
『どうぶつの森』シリーズや『Minecraft』など架空世界を創造できるゲームを好んでプレイして現実逃避しがちな年中金欠絵描き。 ライブドアブログ『底辺絵描き・退屈健の毎日カツカツ生活』で絵日記更新中。
Twitter:@sentakubasami1
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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