『流星のロックマン パーフェクトコレクション』、3月27日(金)発売!!!!
ナンバリングタイトル全7作品入りで4,990円!(マジでお買い得!!!)

みなさま、電波変換してますか?
ご挨拶が遅れました、福田ナオと申します。
今回は『流星のロックマン パーフェクトコレクション(以下『パフェコレ』)』を発売前にプレイさせていただいたので、そのインプレッション記事をお送りします。
…先に白状してしまいますと、私はバリバリの『ロックマンエグゼ』世代で、後継作の『流星のロックマン』にはあまり馴染みがありませんでした。
しかし、『流星のロックマン パーフェクトコレクション』でシリーズ作を遊んでみた結果…制作陣の「絶対面白いと思わせたる!」という本気の周波数をビシバシ感じる!
しかもさまざまな改良によって、令和らしいノンストレスなゲーム体験にビタッとチューニングされている!
これぞまさに「完璧」…いや、「パーフェクトコレクション」!
プ…プレイする手が止まらない…!!
そんなわけで本記事では、シリーズの魅力を紹介するとともに、コレクション版で改良された要素や、ここ…「本気」だな!!とビビッときた点も併せてお伝えしていきます。
『流星のロックマン』とは
『流星のロックマン』は『ロックマン』シリーズの系譜を継ぐアクションRPGです。
舞台は、テクノロジーが発展した近未来の地球。
あらゆる電子機器が電波で繋がり、電波のおかげで円滑に回っている社会…。
主人公・星河スバルは宇宙人ウォーロックと融合して電波人間「ロックマン」に変身(電波変換)し、電波世界と現実世界を行き来しながらさまざまな脅威に立ち向かいます。



本気のダブルヒロイン・本気のツンデレ
なにより、本作の最大の魅力のひとつといえば…やっぱり白金ルナ・響ミソラのダブルヒロインでしょう!!(私はヒロインがかわいいと作品の評価に+1000点入れてしまう)
これだけ魅力的なヒロインを味方側に二人用意して、しかも明確な三角関係を構築するなんて…!小〜中学生向けのメジャータイトルとしてはかなり先進的だった気がします。

私が特に好きなのは白金ルナさん。
……いや、あえてここは「委員長」と呼ばせていただきましょう。
容姿がかわいいのはもちろんのこと、物語を牽引するキャラクターパワーの塊でもあるのが好きなところ。筋金入りの引きこもり・星河スバルの天の岩戸をこじ開けただけのことはある!!
そしてなにより、彼女は平成後期の古き良き「ツンデレ」の体現者。文化財として丁重に保護する必要があります。
「フンっ!別にスバルくんのことなんか…なんとも思ってないんだからねっ!」なんて、令和のキャラクターが言ったら完全にギャグになってしまいます。
しかし彼女は平成後期の委員長です。
本気です。本気でツンデレをやっているのです。
そこがいいのです!!
遊びやすさを爆上げする「本気のアシスト機能」に感謝しかない
(一旦脳内を無音にしてください)
「このゲーム、めちゃめちゃ遊びやすくなってます!!!!!」
(ここで『流星のロックマン』のメインBGMが流れる)テン♪テン♪テン♪テンテテーン♪
45時間ほどプレイしてみた中で、特にお世話になった機能を6つ紹介します。
便利機能①「エンカウント調整」
こ〜れ、マジで神機能です。
ウィルスとのエンカウント率を「最高」「高」「中」「低」「エンカウントしない」の5段階で設定できます。
「最高」だと笑っちゃうくらいエンカウントします。一歩も歩けないほどです。逆に、「エンカウントしない」は本当に一切ウィルスが出てこなくなります。
「今おつかいイベント中だから邪魔しないで!」って時はエンカウントしない設定にして、
「すみませんオックスファイアV3さん出てきてください!!」って時はエンカウントを最高にして敵ガチャを爆速で回す…という感じで、本当に助かっています。
便利機能②「『逃げる』確定成功」
逃げるコマンドが使えない場面を除いて、「逃げる」コマンドが確実に成功するようになります。ストーリープレイ中に便利なのはもちろん、特定のウィルスを探しているときも効率が上がるので気持ちいい!
便利機能③「獲得ゼニー調整」
戦闘で獲得できるゼニーを100%〜500%の間で調整できます。500%に設定すると、普通にストーリーを進めるだけでかなりの金額が貯まる貯まる…!
「BIGWAVE」で50,000ゼニーの、圧倒的すぎる性能を誇るギガクラスカードを序盤にすぐ購入する、なんてことも夢じゃない!!
オープンロックやサーチアイのような、ちょうど切らしてた…なんてことになりやすいサブカードを大量に買い溜めしておく余裕ができるのも助かります。

便利機能④「オートセーブ」
最近のゲームに慣れてると!!いちいちセーブするの忘れがち!!!!
ご安心ください。本作では、セーブを忘れてもオートセーブがきちんとデータを保存してくれています。ウェーブイン/ウェーブアウト時や、マップ遷移時に細かくセーブをしてくれています。
もちろん手動セーブも健在で、「つづきから」を選んだ時にオートと手動どちらのセーブデータを読み込むか選択できる気の利きようです。
便利機能⑤「マップ見渡し機能」
妙な行き止まりに行く手を阻まれることも多い本シリーズですが、この機能を使えばスイスイ進める!マップに点在する敵を倒しに行くお決まりのイベントや、ノイズウェーブの出口探しにも便利です。
便利機能⑥「移動速度アップ」
フィールド画面でのスバルくんやロックマンの歩く速度を速くできます。地味だけど恩恵があまりにもデカすぎる…!もうこれ無しではプレイできません。
ちなみに、前作『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション(以下『アドコレ』)』のアシスト機能はバスターMAXモード(威力100倍補正)のみでしたので、そこから考えると本作は至れり尽くせり。利便性が飛躍的に向上しています。
制作陣が『アドコレ』を遊んだユーザーのフィードバックに耳を傾けて、令和のゲームプレイヤーに寄り添った設定を本気で模索してくれたんだと思います。CAPCOMさん、本当にありがとう…!(大阪本社の方角に一礼)

ブラザーバンドをとっかかりに、本気で整えられているオンライン対戦環境
『流星のロックマン』を語る上で欠かせないのが「ブラザーバンド」というシステムです。いわば友だちとの繋がりをゲーム内の強さに変換するもので、ブラザー(友達)が増えるほど、自分の「キズナ力」という数値が上がって、ロックマンが強くなっていくのです。
ゲーム内のキャラクターだけでなく、現実のプレイヤー同士でブラザーになることができるのも醍醐味でした。

とはいえ、ブラザーになってくれる友だちが周りにいない場合は途方に暮れてしまっていたのも事実…。
ところが『パフェコレ』では、オンラインで対戦したプレイヤーと面倒な手続きナシでブラザーバンドを結べるようです!!※筆者は発売前にプレイしたため、こちらの機能は未体験です

対戦はランクマッチでもカジュアルマッチでもOKで、対戦した相手はまず「ブラザーリスト」に自動で登録されます。そのリスト内の人であれば自由にブラザーになったり・あるいは解除したりを繰り返すことができる仕組みだそう。
最初にこの機能を知った時は「えっ…対戦しないとダメなの…?興味はあるけどデッキ編成に自信ないから恥ずかしいよ…」と思っていたのですが…しかしそこは信頼の『パフェコレ』クオリティ。なんと、対戦専用のレンタルデッキが複数用意されているではありませんか!!


このレンタルデッキがあれば「公式が用意してくれたものですし?『公式がこれで遊んでいいよ』って言ってくれてるんだから、遠慮なく使わせてもらいますよ?」…と対戦デビューのハードルが下がる下がる!
さらに今作はシリーズの1〜3までの対戦ロビーが統合されているのも大きな特徴。
例えば、1と2のデータで同時に対戦待ちをして、2の方でプレイヤーとマッチングしたのでバトルをする…といった遊び方が可能!オンライン対戦環境の活性化にも本気すぎる!!
とはいえ、ブラザーバンド目当てで手抜きプレイをする人が現れてしまうなんてことになってしまったら…考えものです。
そんなことがないように委員長が注意をしてくれているので、そのセリフを引用します。
さすが委員長!一生ついてくぜ〜!!
BGMは全曲アレンジ版収録←本気すぎる
ちなみに、作品を彩るBGMは設定メニューからアレンジ版に常時切り替え可能。
ん?なんか、これ…
全曲アレンジ版収録されてる……!?!?
すごすぎない!?!?!?
ロックマンシリーズのコレクション作品おなじみのギャラリー機能も充実。私は響ミソラさんと委員長のイラストを堪能することにします!!!

『エグゼ』からの“攻め”の一新。覚悟を感じるシリーズ第1作
ここからは、本コレクションに収録されているシリーズタイトルの感想について語らせてください。
インターネットを舞台とした斬新なゲーム性で大ヒットした『ロックマンエグゼ』の後継作として誕生した『流星のロックマン』。
本作では物語の舞台を、空中に張り巡らされた電波網(ウェーブロード)に移しました。
この舞台変更は、2006年当時の幼い自分にとっても納得感があった記憶。というのも、この頃には日常に「ワイヤレスなデバイス」がどんどん増えていたからです。姉は自分のケータイでケータイ小説を見ていましたし、友達の家は無線LANを導入していたし、そもそもニンテンドーDS自体デフォで無線通信機能がついていました。
『ロックマンエグゼ』派だった私ですら「もう『プラグイン』の次の時代が来てるな…」と感じていたものです。
今回、メインストーリークリアまで遊んでみた結果抱いたのは、まず第一に「とにかくストーリーが面白い」という気持ち。
星河スバルくんが少しずつ成長していく様子がさ〜……嬉しいんですよ。
星河スバルくん。父親が行方不明になったことで大切な存在を失う恐怖を知り、社会との繋がりを絶ってひきこもる小学5年生…。前作『ロックマンエグゼ』の光熱斗くんとは対照的な主人公です。
というか改めて考えると、『エグゼ』はインターネットをモチーフにした作品ながら、その主人公である光熱斗くんって陽キャだよな…と思いました。「放課後、インターネットに集合な!!」じゃあないんだよ。インターネットやってるヤツはもっとジメジメしてるだろ!!(ド偏見)
一方で、初期のスバルくんは弱い…。弱いからこそ、他の人の苦しい気持ちがわかる。他人に「同調」できるという強さを持った子なんですよね。

「こんな僕でも弱さを克服できました!だからキミも頑張れ!」ではなく、「辛いよね。僕もわかるよ。」と言える…そういう強さを見せてくれました。
王道とも言える展開が随所に散りばめられていますが、それはつまり時代を問わない普遍的な魅力を備えているということ。ロックマンというある種の「仮面」を得て別の世界に乗り出して、サテライトの管理者から神託を受けて──といった構成も、今見るとびっくりするくらい美しい。
レオ版だけはプレイしたことがあったのですが、1のストーリーの魅力は、大人になったいま遊ぶからこそ、より深く理解できる気がしました。
それから、戦闘システムについても、今だからこそわかる良さがありました。
DSの小さな画面ではなく自前のモニターで遊んだことではじめて気づいたんですが……あの戦闘画面ってすごく迫力あるんですね。
ロックマンを横側から眺める『エグゼ』の頃のスタイルから、ロックマンを背後から眺める視点に変更されたことにより、敵や攻撃が急接近するとビクッとしてしまいます。本能的なスリルを感じるんですよね。
そうか、このスリルを演出したかったのか…!!!
あと、シールドを使わないと回避不可能な攻撃についてもわかったことがあります。
これ、『SEKIRO』の「危」攻撃といっしょだ…。<〜ことで>戦闘にメリハリをつけてくれてるんだ…。
2006年当時は「『エグゼ』がヨコ方向の戦闘画面だったから『流星』はタテにしたんでしょ?」くらいのアホな認識でしたが、これはそんな安直なマイナーチェンジではありませんでした。本気で、新しい楽しさを作ろうとしていたんだ…!

あの手この手でプレイヤーを楽しませようとする心意気が伺える「2」
率直に言って『流星のロックマン2』は…もちろんちゃんとした面白さがありつつ、良い意味でちょっとヘンなゲームだと思いました。
そもそも3バージョン展開のタイトルが「ベルセルク」「シノビ」「ダイナソー」って…どういうこと!?
「ベルセルク(狂戦士)」と「シノビ(忍者)」と「ダイナソー(恐竜)」ってひとくくりにしていいの!?!!?!?!

狂戦士と忍者は100歩譲ってわかるよ。真っ向勝負と隠密で対になってる感じするもんな。だとしても恐竜はなんなんだよ。生き物も時代もぜんぜん違うだろ。前作では、3タイトルはそれぞれ「ペガサス・レオ・ドラゴン」という納得感のあるチョイスだったじゃないか!
でも、この一見不思議にも思えるバージョンタイトルは、「2」制作陣の本気の象徴だと解釈しています。ターゲットである小〜中学生くらいの子供たちは何に喜ぶのか、熟考を重ねた結果考案されたのが、「ベルセルク」「シノビ」「ダイナソー」だったのではないでしょうか。

そしてストーリーの題材も「ムー大陸」と「UMA」と「オーパーツ」。清々しいほどロマンに全振りしたチョイスです。好きな食べ物などの情報を入力しておくとそれが作中のセリフに反映されるというお楽しみ要素も。

あの手この手でプレイヤーに楽しんでもらうぞという制作陣の本気っぷりをヒシヒシと感じます。生産者の顔は見えないけど、熱意は手に取るようにわかる。火傷しそう。そんな「2」が、愛おしい…。

ちなみに、スターキャリアー画面で「バトルカード…」とささやいてくれる機能は消えていました。そんなあ…!
シリーズの集大成として“完成”した「3」
じつは友人から「『流星のロックマン』は3で“完成”する」と聞いてワクワクしていたのですが…
本当でした。
『流星のロックマン』だけでなく、前シリーズ『ロックマンエグゼ』の知見も総動員して本気の本気で練り上げられた、まさに「集大成」だと感じました。
特に秀逸なのは「ノイズチェンジ」の新システム。電波世界のバグ(ノイズ)を取り込んで変身する強化システムなのですが、そのネーミングのカッコよさはもちろんのこと、バトル中の攻撃で「ノイズ率」を上げると、属性や能力が異なる全11種の形態へ変身できるんです。ノイズ率100%超えで固有能力が発動し、ノイズ率200%超えで究極形態「ファイナライズ」へと繋がる…。
『エグゼ』から数えて9作目にして、よくぞこの発明に辿り着いたな〜〜〜と感動してしまいました。ここに来ての、「敵を殴れば殴るほど数字が増えて気持ちいい」要素の追加…!
攻撃力を強化した「サウザンドキック」で攻撃を叩き込み続け、ノイズ率400%を超えてたまたまファイナライズを発見したときの脳汁は、すごかった…。

ストーリーも読み応えのあるヒーローものに仕上がっていて、「電波変換」というキーワードが、さながら特撮モノの「変身…!」のごとくカッチョよく聞こえる瞬間が多々ありました。
ああ…これで完結してしまうのが本当に惜しいよ〜〜〜!!


1から3まで順番に続けて遊んでみると、スバルくんが成長していく歴史、ヒロインとの関係性が育まれる歴史、バトルシステムの進化の歴史…。メタ的な視点ではありますが、制作に関わった大人たちが『流星のロックマン』に本気で向き合ってくれていた歴史さえも、コントローラーを握る手を伝って感じ取れたような気がします。
『流星のロックマン パーフェクトコレクション』、随所に制作陣の「本気」がうかがえます。
そして、本当に、本当に、遊びやすくなっています!!!そこにも本気。
対応ハードはNintendo Switch / PlayStation5 / PlayStation4 / Xbox Series X|S / Xbox One / PC(Steam)。
もう一度言いますが、本作はナンバリングタイトル全7作品、全部入りです。せっかくなので、みなさんもできればぜひ「1」から通しで遊んで、作品の歴史を体感してみてください。


















