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「小学生の落書き」を思い出すゲーム『UGOMEKU NOTE』が死ぬほどふざけていて腹筋が苦しい。ボケの速度にツッコミが追いつかない。誰か助けて

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2026年5月22日から24日まで、京都みやこめっせでインディーゲームの祭典「Bitsummit」が開催されている。
様々なインディーゲームや開発者が集う本イベントだが、今回はその中でも一際「ふざけた」ゲームを紹介しよう。もちろん、いい意味で。

ゲームクリエイター「Kagaya」氏による個人制作のRPG作品、『UGOMEKU NOTE』だ。

『UGOMEKU NOTE』ビットサミット2026レポート|高カロリーなボケ倒しゲーム。ツッコミが追いつかない_001

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「え、なにこのゲーム……!?」と思った方、あなたの感覚は正しい。
いや本当に、このゲーム何なのでしょう。私にも全然わかりません。

まるで小学生がノートに描いた落書きのようなビジュアルに、次々と繰り出されてくるシュールなボケの数々。いちいちツッコんでいる暇がないネタやパロディにめまいがする。
自分はいったい何を遊ばされているんだ……!

というわけで、今回は光の速さで回避不能なボケが飛びかう怪作『UGOMEKU NOTE』のデモ版をプレイしてきたので、その模様をお届けさせていただく。

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執筆/植田亮平
編集/恵那

魔王を倒すために勇者として旅立つ王道ストーリー……かと思いきや

本作のシナリオはRPGの王道に非常に忠実。プレイヤーは勇者となって魔王を倒すという王様からの使命を果たすために旅立つことになる。

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ちなみに、本作のビジュアルは全てがノートに手描きで記述されているかのようなものとなっており、手作り感満載。本作のゆるーいデザインとも非常に相性が良く、なんとものほほんとした雰囲気だ。

こうして、私は勇者として旅に出ることになったのである。

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そして王様の城を出た瞬間、どこからともなく現れた危険運転ドライバーに轢かれて全身の骨が複雑骨折。あえなくエンディングを迎えることに。

気の抜けたようなBGMとともにスタッフロールが流れて、始まる前にゲーム終了の雰囲気に。ここまでプレイ開始5分である。速度感がすごいんだ。

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その後、骨折で入院した勇者の代わりに、城に見学に来ていた「ケツと太ももだけの謎の生き物」が魔王退治を命じられることとなった。どうやらこっちが本当の主人公のようだ。

「ケツと太ももだけの謎の生き物」って何なのとか、そんな得体のしれないやつが見学に来ているお城の警備体制ってどうなのとか、というかさっきの危険運転ドライバーは何だったんだよとか、いろいろツッコミたいところはすでに山積みだが、こんなものはまだ序の口。なにせまだプロローグが終わったばかりなのだ。

魔王退治を命じられた謎の生き物(主人公)が城を出ると、勇者を撥ねたドライバーがまたしても危険運転を行っている。主人公、大ピンチ!という場面で、いよいよ本作の戦闘がスタート。

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ここで登場するのが、いかにも教科書に出てきそうな物知りはかせ。

彼はチュートリアルでのバトルシステム解説を担っているのだが、発言がところどころおかしい。ちなみにこの博士はある程度の説明をプレイヤーに行った後、デイサービスに行くために退場する。

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ちなみに本作のバトルシステムはコマンドを毎ターン選ぶタイプではなく、リズムに合わせて画面中央部に流れるボタンを押していく音ゲー的なもの。

戦闘で使うのは基本的に十字キーかWASDキーのみで、攻撃も防御も、全てこの4つのキーをタイミング良く押すことにより自動で行われる簡単仕様になっている。戦闘のレベルがあがってくるとオンビートだけでなく裏拍や三連符も登場してくるので、とにかくリズムをキープしながらノリノリで戦うことが求められる。

さて、危険運転を行うドライバーを倒し、いよいよ魔王の城に向けて出発──といきたいところだが、まずはお母さんに旅に出ることを報告することに。

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道中立ち寄った教会では、チャラい男が「どしたん?話きこか?」とプレイヤーにワンチャンを仕掛けてくる。「こんなケツとふとももしかない生き物にナンパ!?」と思うが、ケツと太ももしかないからこそなのかもしれない。

「はい」と話を聞いてもらうことを選ぶと、彼は「あーそれは彼氏が悪いわ」と共感を示し、「じゃ、祈るね──」と最後には涙を流し祈り始める。主人公のために祈ってるのか彼氏のために祈ってるのか判然としないが、慈悲深い男であることは間違いない。

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村にある「行列の出来るラーメン屋」には座席が一つしかなく、店の中で大量の村人が待たされている光景が広がっている。

食べているのは自称ラーメン評論家なのだが、とんでもないクチャラーであり、「今日は鼻づまりなのであまり味が分からない」という理由で星3つを付けていた。そんな日もあるよね。

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こいつに関しては本当に謎。何者?

と、このように全てが理解不能な村を探索しつつ自宅へ戻り、お母さんに旅に出ることも伝えていよいよ出発。道中、商人などから装備なども購入していよいよ本格的なRPGっぽくなっていく。

ちなみに装備はつまようじとブリーフである。装備品は右尻、左尻、太ももで3つ装備が可能。なぜなら主人公にはケツと太ももしかないから。

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エンゲル係数……?

さて、村を出て東へ進むと、早速魔王の城が見えてくる(道中にはいろいろ探索できそうな道があるのだが、パーソナルスペースが広すぎる人が道をふさいでいて通れない)。

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魔王の城には城を護る石造の番人がおり、世界に散らばった石板を7つ集めてこいと主人公に告げる。なるほど、この石板が各ダンジョンに配置されていて、最後にラスボスという展開か……。

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と思わせておいて、そのへんの道に立っている絶賛二日酔い中の男が、いきなり7つ中6つの石板を吐き出してくれた。さっきのフリはなんだったんだよ。

とにかく、本作はあらゆる展開がこの調子だ。パロディからシュールなネタまでとんでもないカロリー量でボケ倒してくるので、ツッコミが追いつかない。ボケの速度が速すぎる。

アイテム面でもひたすらボケ倒していて、主人公をサポートするために派遣された王の使いが、いきなり「ちぢれ毛」を99個手渡してくれる。どういうわけか回復アイテムらしい。ばっちくて嫌だ。

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「アルミホイル」は巻くと安心感が得られるので継続回復アイテムらしい。そんなわけがあるか

ちなみにまだデモ版の半分くらいしか紹介できていないのだが、このあともひたすら濃厚かつ執拗なボケが続いていくので、気になった方はぜひこの異様すぎるボケ倒し世界を味わってみて欲しい。Bitsummitでの出展だけでなく、Steamでもデモ版を入手可能だ。

腹を抱えてゲームがしたいなら間違いない一作だろう。もちろん実況者にもおススメだ。

そして最後に強調しておきたいのが、本作はビジュアルから音楽まで全てが個人制作という点。
本作は楽曲に合わせて攻撃や防御を行うというシステムなので、強敵やボスにはそれ専用のBGMが用意されているのだが、これを一人で制作して、なおかつ楽曲に合わせたリズムの譜面まで用意するのは相当なスゴ技である。

プレイ中、アクションのタイミングが楽曲のリズムやドラムパターンに絶妙にマッチしているなと所々で非常に感心していたが、この気持ちよさ、爽快感を生み出せるのはゲームの設計と楽曲制作を同一人物が行っている故のことだろう。少々マニアックだが、そういう個人制作ならではの素晴らしさにも気づける良いゲームだと感じた。

ライター
大阪在住のゲーマー。ゲームに限らずアニメ、映画など気になったものは何でも取り込む雑食系。オープンワールドのゲームやウォーキングシミュレーターなどが大好き。最近はオンラインゲーム『League of Legends』にドハマりしているが、プレイの腕はイマイチ。
編集・ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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