日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」(ビットサミット パンチ)が、2026年5月22日から24日の3日間にわたって京都市勧業館みやこめっせにて開催中だ。
今回はそんなBitSummitに出展中のインディーゲームブースの中から、人生介入型見守りアドベンチャーゲーム『事故物件だよ!うらみちゃん』の試遊レポートをお届けしていこう。
本作は事故物件にとり憑いた地縛霊となって霊障を起こし、住人の生活に変化を与えていくゲームだ。人生介入型ゲームといえば2000年にセガがドリームキャストで発売した『ROOMMANIA#203』を思い起こされる方も多いだろうが、実際にそちらの影響も大きく受けているという。
そんな本作は、実際に遊んでみると、うらみちゃんや住人の野呂井さんといったキャラのアニメーションがとにかくコミカルかつキュート。そして、オバケとして、かわいい住人にちょっと悪いコトをする……そんなワルい衝動も、ちょっぴり叶えてくれるゲームとなっていた。
※本レポートは開発元より事前に提供された試遊ビルドをプレイして執筆しています。そのため現地で提供される試遊版とは、一部内容が異なる場合があります。
本作の舞台となるのは1988年の日本のとあるアパートの一室だ。
主人公であるうらみちゃんは、この部屋に取り憑いた地縛霊として過ごしている。しかしあるとき、住人であるOL「野呂井ユカリ」が何者かによって殺害される事件が発生し、大家の意向もあってアパートは取り壊しの危機に瀕してしまう。
地縛霊であるうらみちゃんにとって、アパートがなくなるというのは消滅してしまうのと同義。そうなってはたまらないということで、うらみちゃんは鬼火の「おねびぃ」のアドバイスを受け、過去へと遡るお化けのチカラを使い、未来を変えるべく行動を開始していく。
そうして時間を遡った過去の世界では、生前の野呂井さんが過ごす部屋で、半リアルタイムにゲームが進行していく。
うらみちゃんはラップ音を出して特定の場所に注意を引いたり、突然ドアを開けて驚かせたりといったチカラで、野呂井さんの行動が変化するように誘導していくのだが……このゲーム、とにかくキャラがよく動いてカワイイ!
スクリーンショットでは伝えるのが難しいかもしれないが、本作のキャラはすべて手書きのアニメーションで描き起こされており、むにむにと動く。
うらみちゃんがラップ音を出すときに必死でノックを繰り出す動作から、野呂井さんがビールを飲んだりトイレに行ったりという日常の動作、そして霊障に対するリアクションまで、どこからどこまでもコミカルかつキュートだ。
そうして野呂井さんに干渉しつつ、就寝時間になったらその日は終了。
その後はふたたび現在の世界へと戻ることになる。このとき、ナビに書かれた日ごとのミッションを野呂井さんに起こさせることができていれば野呂井さんの日記にオバケを意識した記述が増え、それと連動し、遡れる日も増えていく。
このほか現在の世界の状況も、過去への干渉の結果に応じてすこしづつ変化していく。そういった世界の変化を見守っていくのもまた楽しい。
また野呂井さんへの干渉を続けると、うらみちゃんのオバケレベルが上がり、起こせる霊障の種類もさらに増えていく。
最初は物音を立てたり、チャイムを鳴らす程度がせいぜいだが、レベルが上がれば室内の戸を開く、目覚まし時計を鳴らす、冷蔵庫に手形をつけるなど、より大きな霊障も起こせるようになる。
ちなみにとある日には、新たに身につけた霊障を連続して起こし、野呂井さんを驚かせ続けて気絶させるというミッションがあったのだが……いざ挑んでみると、なんというか……非常に嗜虐心をくすぐられた。これがいわゆるキュートアグレッションというものか。
絵柄のかわいさ、野呂井さんのリアクションの良さもあいまって、あまりにも可哀想でかわいかったので、その後も衝動に導かれるがまま何度も繰り返してしまった。申し訳ないという気持ちもなくはないが……まあ、こちとらオバケなのでね。
そうしてそのままゲームを進めて、5日ほどプレイしたところで今回の試遊は終了となった。
そんな感じで『事故物件だよ!うらみちゃん』は、うらみちゃんや住人の野呂井さんといったキャラの動きがとにかくコミカルかつキュートで、またオバケとして、かわいい住人にちょっと悪いコトをする……そんなワルい衝動も、ちょっぴり叶えてくれる風なゲームとなっていた。
気になった方はBitsummit現地にて、そんな本作を試遊してみてはいかがだろうか。
『事故物件だよ!うらみちゃん』も出展する「BitSummit PUNCH」は、2026年5月22日から24日の3日間にかけて、京都市勧業館みやこめっせにて開催中だ。










