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『ゼンゼロ』シーズン3開幕。ボンプたちの天空の楽園・ロスカリファで、プロキシ兄妹の”知られざる過去”とピュロイスという新たな力が動き出す

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『ゼンレスゾーンゼロ』シーズン3が幕を開けた。

舞台は天空の島・ロスカリファ。プロキシ兄妹の知られざる過去、新たな力「ピュロイス」の覚醒、そして初代虚狩りたちの因縁──Ver.3.0「ある夢に遊ぶ者の告白」は、これまでの伏線が一気に動き出す、新章にふさわしい幕開けだ。

……のだが、筆者がロスカリファに足を踏み入れて最初に思ったことは、もっとシンプルだ。

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「ンナ〜」
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「ンナナ!」
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「ワタンナ」

この島、ボンプばっかりじゃねぇか

そう。ここロスカリファは、大小さまざまなボンプたちが暮らし、歩き、働き、のびのびと生活しているいわばボンプの聖地とも言うべき島。

地上の新エリー都では、どちらかと言えば人間の生活に寄り添う「小さな相棒」だったボンプが、空に浮かぶロスカリファでは市民権を得ている。もちろん人間やシリオン、知能構造体たちも見かけるが、ここではボンプが新エリー都以上に身近な存在として認められている。

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飛んでいるボンプが気になり過ぎる。

ボンプがここまでのコミュニティを形成し、人間たちに比肩する存在感を発揮している理由は至極単純。ボンプの産みの親であるミス・サンブリンガーの統治する“機密特区”だからだ。つまり、ボンプたちは偉大なママの恩恵にあずかる形で、人々の生活に溶け込んでいるというワケである。

Ver.3.0ではそんな天空の島を舞台に、ボンプたちを巻き込む新たな事件の序章が描かれた。本稿ではメインストーリーの核となるネタバレには配慮しつつ、Ver.3.0「ある夢に遊ぶ者の告白」の物語を中心にお届けしていきたい。

執筆/そりす
編集/kawasaki

※この記事は『ゼンレスゾーンゼロ』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

ボンプの聖地・ロスカリファへ。プロキシ兄妹の“治療”は不穏な過去へと繋がっていく

まずは、ここまでの流れを軽く振り返っておこう。

プロキシ兄妹はブリンガー長官との戦いを経て、内に秘めた力を覚醒させた。しかしその後、サラや讃頌会との戦いの中で「始まりの主」と接触したことによって、せっかく目覚めた力は次第に制御を失い始めていた。

そんな中で出会ったのが、ヴェリナとノルムー、そしてレミエールである。

彼女たちとの出会いにより、プロキシ兄妹は力を制御するための手がかりを得る。そして、その力を制御できるよう“治療”を受けるため、世間的にはまだほとんど知られていない天空の島・ロスカリファへと足を運ぶことになる。

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つまり、今回プロキシ兄妹がロスカリファを訪れた大きな理由は、自分たちの身体を蝕み、暴走しかけている力をどうにかするため。

Ver.3.0では、この治療をきっかけに、プロキシ兄妹の知られざる過去にも“やんわり”と触れられていく。まだ核心に踏み込むというよりは、これからより深い部分へ向かうための下準備にあたる。

ただ、その見せ方が絶妙にイヤな予感を煽ってくるのだ。断片的に差し込まれる情報が、いちいち不穏なのである。へーリオス研究所って一体……。

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こうして幕を開けた新章。プロキシ兄妹は意外にもあっさり初代虚狩りミス・サンブリンガーとの邂逅を果たす。
……なのだが、『ゼンゼロ』公式Xが投稿した事前情報から察せられる通り、実はミス・サンブリンガーは“3人”もいる。

プロキシ兄妹の「随伴式情緒介助用ペット」として、ロスカリファの同行を例外的に許可されたシーシィアが言うように「1ブリンガーじゃ足りなかったカンジ」らしい。

ミス・サンブリンガーは島を統治する以外にも、それぞれが中枢機関のトップとして、役割を分担している。ただ、3人もいる理由は単なるリソース問題の解決のようにそう簡単な話で終わらないものなのかもしれない。

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エルダ・サンブリンガー。早く引かせてください。
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Ver.3.0で関わるのは、少女の姿をしたドラキナ・サンブリンガー。

冒頭では、プロキシ兄妹の治療をミス・サンブリンガーの1人、ドラキナ・サンブリンガーが直接担当してくれるということで、早速治療を開始する。しかし、これが想定外の事態を引き起こして、意識が深層心理の中に迷い込む。そこで自身に眠る力と直接向き合うことになってしまう。

不穏な会話やもしもの光景が飛び出し、いまだ鮮明に明かされていないプロキシ兄妹の過去が少しずつ浮き彫りになる。兄妹だけが知っているヘーリオス研究所の日々と、力の暴走が招いた“とある悲劇”の記憶──。

我々プレイヤーとしてはおよそ2年近くリンとアキラの日常を追ってきたつもりだが、この兄妹のことについては知らないことが多過ぎる。彼らが抱える闇は、まだまだ底が見えてこないのだ。

正直、先を知るのが怖いんだけど……。

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リンとアキラがついに戦闘参加!新たな相棒・ピュロイスさん、かなり気になる存在です

本バージョン以降、紆余曲折を経てプロキシ兄妹はエーテル特異体「ピュロイス」の力を顕現させられるようになる。イアスの小さな身体で、ホロウを移動していた時代が今では懐かしい。リンとアキラがついに戦闘に参加するのだ。

まあ、実際に剣を振るうのはピュロイスさんなんだけどね。

プロキシ兄妹はピュロイスのサポート役として後方から銃をぶっ放したり、カッコいいポーズをピュロイスと一緒に決めるのが主な仕事である。

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とはいえ、少し前にスターライト・ビリーのEPであまりに解釈一致なヘッポコダンスを見せた我々のプロキシ兄妹にしてはよく頑張っている。

運動神経にはあまり期待できない気がするし、ケガをしない程度にバトルでもストーリーでも活躍してほしい。

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スターライト・ビリーEP「Billy Mode」で見せたあんまり過ぎる2人のダンス

プロキシ兄妹の新たな相棒・ピュロイスは、一見すると中世の騎士のようにも見えて、どこか異質な雰囲気を纏っている存在だ。まるで異なる時空からやってきた存在のようにも思えてくる。

性別もわからなければ、生きるのに食物を口にするのかもわからない。ニトロフューエルとか飲めたりするのだろうか。ほかにわかっていることと言えば、現時点ではリンとアキラに協力的であることと、ちょっとツンデレっぽいところがあるということだろう。ちなみに喋ることもできる。

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シーズン3の物語は、プロキシ兄妹がピュロイスを筆頭とする新たな力を手にして、今まで以上に危険なホロウへと足を踏み入れていく布石。

物語では、その鍵を握るピュロイスが一介の力ではなく、意思を持つ特異体であることをわかりやすく強調していた。これから絆を育む(?)1人のキャラクターになると信じても良いのだろうか。

たとえば、映画館デートをしたり、ゲームセンターで遊んだり、チョップ大将のラーメン屋で共にラーメンを啜ってくれる日もあり得るかもしれない。そんなピュロイスさんを見たいと思うのは、きっと筆者だけではないはず。

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ボンプたちを襲う謎の事件が多発。容疑の目はノルムー製の“論理コア”?

ロスカリファはボンプたちの権利が広く認められていることから、人々からの扱いも地上のそれとは異なる。そんな場所でノルムーが開発する「論理コア」を搭載したボンプたちが、立て続けに死亡するという事件が発生する。

しかし、いまだ原因が特定できていないことから、被害者に共通する唯一の特徴として、ノルムーが開発した論理コアの影響が疑われてしまう。

ミス・サンブリンガーたちは、ノルムーが所属する外務計策局に対し、論理コアに関する徹底調査とその説明を追求する、査問会の実施を通告した。

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査問会までに原因を特定できなければ、ノルムーがこれまで研究開発を進めてきた新型論理コアの開発と普及は難しくなる。それどころかリスクを抑えるため、ボンプたちの論理コアがもっとも安定していた時期まで、大幅にダウングレードされるかもしれないというのだ。

事件の真相を解き明かすため、ノルムーに泣きつかれたプロキシ兄妹は、独断での調査を強行。ボンプたちから情報を集めつつ、さらには掴んだ手がかりから夜の算枢局へと潜入を試みるのだが……。

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なんかいる。

忍び込んだ先でミス・サンブリンガー暗殺未遂事件の指名手配犯こと、初代虚狩りの1人レミエール・ダンが、セキュリティの足止めを食らっていた。

彼女の話によればボタンを適当に触っていたら閉じ込められたらしい。超重要人物としてミステリアスに振る舞っていた初代虚狩りがドジっ子ぶりでプレイヤーを誘惑する。何はともあれ、思わぬ形での再会となった。

さて、どうするプロキシ兄妹。

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本バージョンの新章は、ロスカリファを舞台とする序章に過ぎないが、やはり新天地の異文化だったり、『ゼンゼロ』らしいクセつよな新キャラクターたちだったりと、今回も見どころたっぷりだ。

ミス・サンブリンガーとレミエール・ダンの間に起きた、暗殺未遂事件もいまだに事情が飲み込めない。プロキシ兄妹の過去だけでも闇が深そうだというのに、彼女らの間では一体何が起きたのか。次回のVer.3.1も今から非常に楽しみである。

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ヴェリナさん、上司として完璧すぎる。なお相方のノルムーもクセが強い

Ver.3.0では、新実装の「風」属性エージェントであるヴェリナと、その相方であるノルムーが実装される。本稿執筆時点では、まずヴェリナがピックアップ期間中となっている。

シーズン2の終盤から登場したヴェリナは、どこか打算的で腹黒さを僅かに匂わせる女性、といった印象を持っていた筆者。

しかし、実際にロスカリファで関わっていくと“駆け引き上手な大人の女性”ということで、次第に人物像がシャープに見えてきて、今では大好きになった。こんな部下を信頼しまくる美人上司の下で働きたいよ、父さん。

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ノルムーが裏でコソコソしているのはいつもお見通し。それを理解した上でこのお姉さんはなんだかんだと根回ししてくれる。

これでもヴェリナは、新エリー都の一般住人たちに秘匿されたロスカリファにおいて、新エリー都側との外交を執り行う外務計策局の総務官だ。公的機関の高い役職に就く人物でもあるため、本来ならば勝手は許されない。

そのため、あくまでヴェリナ個人としてリスクの高い問題を裏で探りながら、体面的には周囲が納得する理由付けを取り繕うような行動を取る。後からエラいことになって大問題にならないといいんですがね。

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人としての柔軟さも広く持ち合わせているので、簡単に言ってしまえば「話のわかるエライ人」である。

シーシィアが恐れ慄く、新エリー都治安局の上級監察官とも、近いところがありそうだ。その気配を感じ取ったシーシィアは、途中から「ヴェリナ様」呼びである。いくらなんでもビビり過ぎだろう。

やはり、メインストーリーの事件を主軸にヴェリナの魅力もしっかり引き立てる新章の構成は、“キャラ魅せが上手い”とあらためて認めざるをえない。物語とキャラクターを同時に訴求する『ゼンゼロ』のストーリーは、いつもわかりやすい面白さを備えていると思う。

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ヴェリナも魅力的だが、本バージョンで特に目立ったのはやっぱりノルムーだ。キャッチーな愛されキャラとして、プレイヤーの記憶に残りやすい。

語尾に「のだ」を付けて喋るところとか、表情がコロコロ変わるところとか、褒められるとその気になっちゃうチョロいところとか。ロスカリファで共に行動し、彼女をお迎えしようと心に決めたユーザーたちはさぞ多いことだろう。ノルムーはキャラが濃すぎる。

シゴデキなバリキャリウーマンのヴェリナと、濃ゆいキャラがクセになるトラブルメーカーのノルムー。本バージョン期間中に、ぜひこの2人をお迎えしておきたい。

ロスカリファという新たな舞台は、ボンプたちの楽園のようでありながら、その裏側には独自の価値観や不穏な事件が潜んでいるギャップが堪らない。光があれば闇もある、ということだ。

プロキシ兄妹の過去、ピュロイスという新たな力、そしてミス・サンブリンガーとレミエール・ダンの因縁など、今後に繋がる伏線を惜しみなく散りばめた新章は、新しい物語の幕開けにふさわしい。

キャラクターの掛け合いで笑わせつつ、世界観の深部ではしっかり不穏な火種をくすぶらせる。そんな『ゼンゼロ』らしい新章の始まりを、ぜひロスカリファで見届けてほしい。

ライター
塵と埃と霞を食べて生きています。座右の銘は「寝なければ時間は無限」。

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