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『マジック:ザ・ギャザリング|リアリティ・フラクチャー』より《導きのハイドラ》ほか2枚を電ファミより世界最速公開!《ウロボロイド》を彷彿とさせる全体強化能力を持ち、Xコストに応じてサイズ変化する史上初の白単色ハイドラ!

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『マジック:ザ・ギャザリング』の新セット、『リアリティ・フラクチャー』が10月2日に公式発売(公認店舗では9月25日に先行販売開始)となる。

物語の新たな舞台となるのは、シリーズ屈指の人気を誇る精神魔魔道士にしてプレインズウォーカー、ジェイス・ベレレンが創造した痛みなき多元宇宙「模倣宇宙」。

この世界はジェイスの理想を反映した歪な世界であり、これまでに活躍した者たちの、ジェイスにとっての理想の姿である“模倣宇宙の片割れ”までもが登場するという。そして今回は、そんな世界の統治者となった“理論家”ジェイスと、上書きされつつある多元宇宙の脅威へと立ち向かう者たちの物語が描かれるのだそうだ。

正直、模倣宇宙についてはまだまだ謎が多く、「……いや、どういうことだ? これは悪い夢とかじゃなくて?」「もしかして『次元の混乱』の再来的なものか?」「ちょっと待て、プレインズウォーカーが次元を作る力はとっくに失われたんじゃなかったのか?」と疑問は尽きないが、とにもかくにも言えることがひとつある。

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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)

青くなったチャンドラとか、白くなったリリアナとか、赤くなったアジャニとか……すっげぇ面白そうだよね!

さて、というわけで今回は、そんな新セット『リアリティ・フラクチャー』を心待ちにしている皆さんに向けて、電ファミニコゲーマー編集部がウィザーズ・オブ・ザ・コースト社より独占入手した、先行プレビューカード3枚の情報をお届けしよう!

文/司破ダンプ
編集/うきゅう


史上初の白単色ハイドラは《ウロボロイド》を彷彿とさせる全体強化能力の持ち主…!?それはそれとして見た目がヤバい!

今回紹介する新カードはレア1枚、コモン2枚の合計3枚!
まずは目玉となるレアカードから紹介しよう!

その名は《導きのハイドラ》!

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《導きのハイドラ》
(X)(白)
クリーチャー ─ ハイドラ・ホラー

このクリーチャーは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
あなたのターンの尖塔の開始時に、このクリーチャーの上から+1/+1カウンター1個を取り除いてもよい。そうしたなら、あなたがコントロールしていてこれでない各クリーチャーの上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。

1/0

それは迷える心たちに、進むべき方向へと手を向ける。

うーむ、すっごくキモいデザインだ。ジェイス、これが君の理想の発露なのかい……?

だいぶホラーな見た目だが、フレーバーテキストを見ると迷えるものを導いてくれる存在らしく、見た目とは裏腹にいい奴っぽいのがまた、この「模倣宇宙」の一筋縄ではいかない感じを表しているようにも思えて、なんとも面白い。

ビジュアルの話はこのあたりにして、肝心の能力を見ていこう。《導きのハイドラ》は、世にも珍しい白のハイドラ。普段はおおむね緑絡みの色で登場しているハイドラだが、このクリーチャーは史上初の白単色のハイドラとなっている。

その能力はふたつ。ひとつめの能力は支払ったマナコストに応じてX個の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出るという、『MTG』ハイドラ界隈では定番のサイズ可変能力だ。白のXマナクリーチャーということで、2011年発売の『イニストラード』で登場した《月皇ミケウス》を思い出す方もいるだろうか。

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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)
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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)

ふたつめの能力は、ハイドラのコントローラーの戦闘開始時に、自身から+1/+1カウンターを取り除き、自軍のほかのクリーチャーすべてに+1/+1カウンターを置くという能力。

《光輝王の野心家》あたりから増え始めた印象のある、戦闘開始時にカウンターをばら撒くクリーチャーの亜種といえる能力……だが、なんとこれは自軍全体を強化してくれる! 先述した《月皇ミケウス》のタップ不要版、あるいはスタンダード・フォーマットで大活躍中の超強力クリーチャー《ウロボロイド》の小型版といったところだろうか?

能力を使う際は自身からカウンターを取り除く必要こそあるものの、永続的な全体強化が強力なのはマジックをプレイしたことがある皆さんならご存知だろう。白単アグロやセレズニア(白緑)トークンなど、クリーチャーを横並べするデッキでぜひ試してみたいところだ。

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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)
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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)

ほかのカードとのシナジーについても考えてみよう。このハイドラは全体にカウンターをバラ撒けるということで、+1/+1カウンターを置く際にその数を追加してくれる系のカードとは特に相性がよさそうだ。

たとえばスタンダード・フォーマットで言うなら《ぶっ飛び全開、ミケランジェロ》や《アラクリアの心、カラドーラ》といったカードたちだ。彼ら自身クリーチャーでもあるため、ハイドラによる強化を受けつつ、ハイドラの能力をさらに強化できる。

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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)
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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)

またこの二人は、ミュータンジェン・トークンの生成能力や、機体・乗機のサーチ能力も備えており、それらを利用してハイドラに+1/+1カウンターを再供給すれば、ハイドラの全体強化能力をより長く使っていくこともできるだろう。

一例として、カラドーラからサーチ可能な乗機である《気性の荒いタンブルワグ》は《導きのハイドラ》と同タイミングである戦闘の開始時に、クリーチャーへ+1/+1カウンターを置く能力を持っている。こういった組み合わせによっては、際限なく+1/+1カウンターをばらまく構築も夢じゃない!

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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)

くわえて、近年盛り上がりを見せているコマンダー(統率者戦)なら、このクリーチャーの活躍の場はさらに広がりそうだ。+1/+1カウンターを主要戦術とするデッキ、たとえば『ファイナルファンタジー』シリーズとのコラボで登場した《ユウナのガード、ティーダ》や《敬虔なガード、ワッカ》を統率者に指定したデッキなどはとくに相性がよさそう。

ティーダやワッカは、いずれもカウンターを利用する能力を持ち、上に挙げたミケランジェロらのように、ハイドラに+1/+1カウンターを再供給する能力も備えたクリーチャーとなっている。

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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)
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(画像は『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトより)

彼らは能力が使えれば強力な一方、盤面が整っていていないと場に出ても何もしないこともあるのが弱点なのだが、《導きのハイドラ》はその弱点を補えるという点でも相性が良い。

なぜならハイドラはXコストゆえに、2マナや3マナで先に場に出しておくことができ、彼らの能力の始動役にもなることができるためだ。こういったデッキならば、ハイドラは序盤は統率者の能力を支えつつ、クリーチャーが並ぶ中盤、終盤では全体強化と、ゲーム全体を通してシナジーを発揮することができるぞ!

さて…そんな《導きのハイドラ》には、とある「絵違いカード」も用意されている。

ご紹介しよう、こちらがボーダーレスアート版「ブレインツイスター・シリーズ」《導きのハイドラ》だ!

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うーむ、すっごくキモいデザインだ(2回目)。

こちらは集まった手がジェイスの顔をかたどっているという、だまし絵のようなアートになっており、歪な存在と化した“理論家”ジェイスの精神を一段と感じさせるものとなっている。いやもう、設定からしてろくでもない次元なのはわかっているんだけど、あえて言おう。ホントに大丈夫かこの次元。

ちなみにこちらのボーダーレスアート版は、非フォイル仕様/フォイル仕様ともにプレイ・ブースターおよびコレクターブースターから出現するとのことだ。

コモンカードもパワフル!リミテッドでの活躍が期待される、4マナから3/5飛行・警戒になれる天使に、遺産として+1/+1カウンターを渡せる3マナ3/3のクレリック!

さて、続いては新たに登場するコモンカード2枚を順番に紹介しよう!

まずは《花開く祝福の天使》!

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《花開く祝福の天使》
(3)(白)
クリーチャー ─ 天使・クレリック

飛行、警戒
このクリーチャーは準備済状態で戦場に出る。(準備済状態である間、あなたはこれの呪文のコピーを唱えてもよい。そうしたら、これを未準備状態にする。)

//準備//
《種子融合》
(白/緑)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1+1カウンター1個を置く。あなたは1点のライフを得る。

2/4

《花開く祝福の天使》は、おもにシールド戦やドラフト戦といったリミテッドでの活躍が見込まれる1枚だ。

4マナ2/4、飛行・警戒に加えて、+1/+1カウンター付与と微ライフ回復を行う準備呪文を備えており、自ら3/5のフィニッシャーサイズになることもできるし、味方クリーチャーにカウンターを乗せ、同セットに収録される+1/+1カウンター系カードとのシナジーの発揮を狙ってもいい。

コモンのカードとしては、サイズ、能力ともに非常に優秀な1枚といっていいだろう。シングルシンボルのためタッチ白での採用も検討でき、リミテッドではよく見かけるカードの1枚となりそうだ。

そしてもう1枚のコモンカードを紹介しよう!
《移植手術の外科医》!

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《移植手術の外科医》
(2)(白)
クリーチャー ─ 人間・クレリック

このクリーチャーは+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
このクリーチャーが死亡したとき、あなたがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。これの上にあったすべてのカウンターをそれの上に置く。

2/2

こちらもまた、リミテッドでの活躍が期待されるコモンカードだ。3マナ2/2と思わせて+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出るので、実際には3マナ3/3というなかなか優秀なマナ・バリューを誇るクリーチャーとなっている。

死亡時には他の自軍クリーチャー1体に、このクリーチャーの上に置かれていたカウンターをまるごと渡す能力があり、自身の戦場に出たときの能力によって、最低でも+1/+1カウンターを1個は遺産として渡せるようになっている。

先に紹介した《導きのハイドラ》や《花開く祝福の天使》などで成長させれば、相手からすると除去したくても除去しにくい、さらに厄介な存在となっていくことだろう。飛行カウンターや接死カウンターなど、キーワード能力を付与する「キーワード・カウンター」を受け渡すことができる点も、頭の片隅に置いておきたい。うーむ、昨今のコモンは強力だ。

ちなみにいま紹介した2枚のカードは、模倣宇宙における魔法大学ストリクスヘイヴンである「ヘクスヘイヴン」の、白緑の学び舎「ヴィゴーブルーム」に属する者たちとのこと。《導きのハイドラ》も含め、今回紹介したカードはいずれも+1/+1カウンターに関連した能力を持っていることから、同テーマは+1/+1カウンターシナジーを発揮するようにデザインされているようだ。

+1/+1カウンターを使ってクリーチャーを強化しまくるパワフルなゲームがしたいプレイヤーは、ぜひヴィゴーブルームに入学しよう!


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というわけで今回は、『リアリティ・フラクチャー』より3枚の新カード、《導きのハイドラ》、《花開く祝福の天使》、《移植手術の外科医》の情報をお届けした。

“理論家”ジェイスが支配するという、歪んだ模倣宇宙の世界。今回の3枚からも、そんな歪な世界の一端が垣間見えたのではないだろうか。この世界が気になった方はこの機会に、カードを通して新たな魔法の数々に触れられてみてはいかがだろうか。

今回の新カードたちも登場する『マジック・ザ・ギャザリング』新セット『リアリティ・フラクチャー』は、デジタルカードゲーム版である『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』には日本時間9月30日に追加予定となっており、物理版であるブースターパックなどの各種製品は、9月25日より公認店舗にて先行販売開始、10月2日に公式発売予定だ。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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