平成最後のオトパに白熱! 【9日・夜公演】
9月9日夜公演の参加タイトルは『Code:Realize ~創世の姫君~』、『薄桜鬼 真改』、『白と黒のアリス』、『真紅の焔 真田忍法帳』の4作品。
「オトメイトパーティー」初参加タイトルは『真紅の焔 真田忍法帳』と『白と黒のアリス』。そして、“真改”となった『薄桜鬼 真改』の3作品。初参加のキャストは保志総一朗さん、梅原裕一郎さん、増田俊樹さんです。
「オトメイトパーティー2018」のラストとなる9日夜公演は、開演前から会場の熱気が伝わってきました。モニターに新作アプリ『薄桜鬼 時告絵巻』が流れると、どこからともなく拍手と喝采が巻き起こっていきます。オトメイトの代表作であり10周年を迎えた『薄桜鬼』シリーズの人気が今も凄まじく、多くのファンの心に響いていることがヒシヒシと伝わってきました。
開演前の挨拶で、登場したのは『Code:Realize ~創世の姫君~』のルパン一味。アルセーヌ・ルパンを筆頭に続々とスクリーンに現れるキャラクターたちにファンからの声援があがりました。
いざ、ステージに明かりがつき、声優陣が集うと司会者の鳥海浩輔さんが「平成最後のオトメイトパーティーへようこそ」と挨拶。
『白と黒のアリス』の朗読劇は「むっつりうさぎと妄想隊長は今日も通常運転です」。王立図書館に保存されているふたりの女王の成長記録をパレードの目玉にすることが決定? ミネットが作った怪しげな薬を使おうとするレインとジャックにスノウとナインが振り回され……。4人が繰り出すコミカルで愛らしいセリフに、会場は絶えず笑い声に包まれていました。
ライブパフォーマンスでは、アーティストのヒサノfeat.鞠さんが登場。『白と黒のアリス』のオープニング曲「白と黒のワルツ」を披露しました。この日はオリジナルとは異なるギター入りのアレンジ。「オトメイトパーティー2018」でしか聴けない、貴重なひとときとなりました。
『真紅の焔 真田忍法帳』の朗読劇は「払暁の誓い」。慶長19年、豊臣方として徳川との因縁の戦を迎える前夜。圧倒的戦力を前に勝ち目がないと悟った真田信繁は猿飛佐助、霧隠才蔵、筧十蔵、由利鎌之介に自分のもとを去るように告げる。
糖度が高かったり、わちゃわちゃとした朗読劇が多いオトメイトパーティーの中ではめずらしく“シリアス”な物語。真田信繁と真田十勇士の絆に心を打たれた乙女たちの、すすり泣きが会場に響きました。
バラエティコーナーは昼公演同様に「一皿に想いをこめて、オトパワンプレート」。声優陣が森久保チームと鳥海チームに分かれ“プレートにお菓子でテーマにそった絵を表現する”対決です。両チームから3名の代表選手が選出され3回戦い、得点の高いチームが勝利となります。
2回戦のお題発表前にはビデオメッセージとして下野紘さんが登場し、自身もお題に挑戦! なんと、その腕前が素晴らしく「すげぇな」「おぉ」と声優陣も思わず、その出来栄えに感嘆していました。
勝負は森久保チームが勝利。敗北した鳥海チームは「メロきゅん★ワード」をお立ち台で披露することに。津田健次郎さん演じる風間千景の「我妻よ、愛していると」をはじめ、乙女の胸にキュンキュン響く甘〜い言葉の数々が披露されました。
『Code:Realize ~創世の姫君~』の朗読劇は「ルパン一味と相性診断」。「ルパン一味」というキメ台詞をインピー・バービケーンに取られたアルセーヌ・ルパン。エイブラハム・ヴァン・ヘルシング、ヴィクター・フランケンシュタイン、サン・ジェルマンを含め一味の名前を巡っていろんな意見が飛び出し……、最終的に「あなたの隣はだれのもの? ルパン一味と相性診断」が開催されることに。はじまりのドタバタ劇とは比べ物にならないほど、ラストはリップ音も飛び出す甘〜いセリフが待っていました。
ライブパフォーマンスではアーティストのmaoさんが登場!「オトメイトパーティー」初披露となる、ファンディスク『Code:Realize ~祝福の未来~』【※】のエンディング曲「my dearest」を熱唱しました。
「オトメイトパーティー2018」のラストを飾る朗読劇は『薄桜鬼 真改』から「因縁浅からぬ相手」。要人の護衛を任じられた沖田総司と原田左之助ですが、ふたりだけでは心もとないと斎藤一も同行することに。すると出先で風間千景があらわれ戦いを挑んでくるのですが……。どこかコミカル混じりな物語に会場は温かな笑い声に包まれました。
いよいよ平成最後のオトメイトパーティーも終了が近づいてきます。夜公演でも声優陣と会場のコールアンドレスポンス“オトメイトコール”で締め!
「みんな大好き」「オトメイト!」
「今日も明日も」「オトメイト!!」
「来年もまた」「オトメイト!!!」
割れんばかりの拍手が鳴り響くなか、「オトメイトパーティー2018」夜公演および全日程が終了となりました。
【出演者】(敬称略)
『Code:Realize ~創世の姫君~』
アルセーヌ・ルパン役:前野智昭 /エイブラハム・ヴァン・ヘルシング役:諏訪部順一 /ヴィクター・フランケンシュタイン役:柿原徹也 /インピー・バービケーン役:森久保祥太郎 /サン・ジェルマン役:平川大輔『薄桜鬼 真改』
沖田総司役:森久保祥太郎 /斎藤 一役:鳥海浩輔 /原田左之助役:遊佐浩二 /風間千景役:津田健次郎『白と黒のアリス』
レイン役:梅原裕一郎 /スノウ役:増田俊樹 /ジャック役:興津和幸 /ナイン役:鈴木裕斗『真紅の焔 真田忍法帳』
真田信繁役:諏訪部順一 /猿飛佐助役:杉田智和 /霧隠才蔵役:興津和幸 /筧 十蔵役:鈴村健一 /由利鎌之介役:保志総一朗出演アーティスト
ヒサノfeat.鞠/mao司会
鈴村健一/鳥海浩輔/森久保祥太郎
オトメイト作品が大好きなファンにとっては、毎年たまらないイベントとなっている「オトメイトパーティー」。
2018年5月に今後はゲームタイトルをNintendo Switchで発売すると発表したオトメイト。オトメイトパーティーまでの日々は、ファンのみなさんにとって「どんな展開が待ってるのかな?」とワクワクドキドキしていたことでしょう。
今回のオトメイトパーティーで発表された新作ゲームや舞台化などのビッグニュース! これからも素敵な彼との甘い日常が楽しみですね。
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といった、歴史スペクタクルのシナリオを打ち出してきたのです。乙女ゲームという枠をこえ、TVアニメ、演劇、2.5次元ミュージカルとあらゆる展開をみせた『薄桜鬼』シリーズ。今なおファンたちに愛される理由をプロデューサーである藤澤経清氏に語っていただきました。