2KとGearbox SoftwareはPlayStation VR用FPS『Borderlands 2 VR』を発表した。発売は12月14日予定。10月13日で2周年を迎えるPlayStation VRを記念したサプライズ発表だ。
日本のPS Storeでの予約も始まっており、価格は5400円。予約特典としてPS4用のテーマが配布される。
『Borderlands 2』はGearbox Softwareが開発し、2012年にリリースされたFPS。RPGライクなキャラクターの成長や、公称87億種類にも及ぶ膨大な種類の武器を探すハックアンドスラッシュ要素が特徴だ。プレイヤーはスキルやバックグラウンドの異なる複数の主人公からひとりを選び、惑星パンドラでハイペリオン社や原住生物と戦う。
2016年には前日譚である『Borderlands: The Pre-Sequel』やDLCをバンドルした『The Handsome Collection』がPS4とXbox One向けにリリースされている。
『Borderlands 2 VR』はCoopプレイ機能を廃し、完全なシングルプレイゲームになっている。一方、本作ならではの特徴として、ゲームの時間を遅くする「BAMF Time(BadAss Mega Fun Time)」という、いわゆるバレットタイムが導入された。
これらの変更に伴い、一部キャラクターのスキルが修正されている。味方を復活させるMayaのスキル「レス」は、フェーズロック中に自分の体力を消費して敵にダメージを与え、BAMF Time中に体力回復量を倍加できる「エンパシー」へと変更となる。他にもzer0のスキル「デスマーク」にBAMF Timeを延長する効果が追加されている。
また『Borderlands 2』ではDLCで主人公が2人追加され全部で6人となったが、『Borderlands 2 VR』では最初から登場していた4人のキャラクターが主人公となる。
PlayStationVRに『ボーダーランズVR』が登場👉🤪💥
— 2K Japan (@2K_Japan) October 10, 2018
予約すると、4人のVaultハンター ― サルバドール、マヤ、アクストン、ゼロ―をフィーチャーしたPlayStationテーマの即時利用権もプレゼントしちゃいます🎁#BorderlandsVR #Borderlands #ゲーム #VR #予約 #トレーラー pic.twitter.com/E1uwnJtwkx
このほか、スティックを利用したFPS従来の移動だけでなく、PlayStation Moveを利用したポインティングによるUI操作やワープ移動も行える。特に酔いやすいVRFPSにおいて、酔いを軽減するワープ移動は重要な変更だ。また、一人称視点での車両の運転も新たに追加された。こちらもコントローラーだけでなくPlayStation Moveを利用した操作が可能だ。
『Borderlands 2 VR』がサプライズで発表されたが、Gearbox Softwareは『Borderlands 3』の制作も行っている。2016年に開発が発表されてからこれまでほんの少しの情報しか公開されず、ヤキモキしているファンも多いだろう。この『Borderlands 2 VR』が新作へのはずみになることにも期待したい。
文/古嶋誉幸