2018年秋、京都は“空前絶後の刀剣展”に湧いています。
そう、9月29日〜11月25日まで京都国立博物館で展示開催している特別展 「京(みやこ)のかたな ─匠のわざと雅のこころ─」(以下、特別展「京のかたな」)です。
この特別展が大きな注目を集めているのは、京都国立博物館“初”の大規模刀剣展覧会、国宝の刀剣が19件出品。そして、現存する山城系(京都)鍛冶の作品のうち、国宝指定作品17件が集結と告知されたことなど、“今回を逃しては、もう次がいつなのか、そもそも次があるのかさえ分からない”ほどの規模と考えられます。
加えて、刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』【※】とのコラボ展示が行われています。
これまでにも京都国立博物館では『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士のモチーフとなった刀剣が展示された例があり、刀剣男士ゆかりの刀剣として「名物髭切・鬼切」「名物 膝丸・薄緑」「名物 骨喰藤四郎」「名物 秋田藤四郎」「銘吉行 坂本龍馬所用」「名物 義元左文字」が展示されていました。
しかし、今回の特別展「京のかたな」は刀剣男士のモチーフとなった刀剣が20振り以上展示されるとのこと……。これには『刀剣乱舞』のファンたちも大喜び! なぜなら、ゲーム配信以来、作品愛から発展し“刀剣そのもの”にも興味をいだき、造詣を深めてきたファンが多くいるからです。
これまでにも全国津々浦々……刀剣鑑賞に行脚してきたファンたちは「愛する刀剣を、こんなにたくさん一度にみられるなんて、幸せ」と大歓喜状態なのです。
今回は特別展「京のかたな」の初日9月29日の様子をお伝えします。天気はあいにく雨でしたが、一体どれ程の刀剣ファンが集まったのでしょうか?
さらに電ファミでは、9月29日に行われた佐野美術館館長の渡邉妙子氏による記念講演会「京のかたな」の聴講取材も実施しました。
「三日月宗近」のたゆたう曲線、清らかで優しい粟田口派とキリっと力強い来派──特別展 「京のかたな」の記念講演会・渡邉妙子氏
雨ニモマケズ“刀剣”目当てに老若男女が一堂に!
京都国立博物館の開館時間は9時30分。取材の都合もあり9時前に到着したところ、なんとこの時点で並んでいた人数は特別展「京のかたな」、『刀剣乱舞』 コラボ展示を合わせて約1000人超え。博物館最寄のバス停「博物館三十三間堂前」から、ひとつ先の「東山七条」まで列が!
いちはやく刀剣を鑑賞したいと初日に訪れた顔ぶれは、文字どおり“老若男女”。ご年配の男性は、女性たちが多く集まっていたことに驚いた様子で「いつの間にこんなに刀が人気になったの? 刀ってほら……けっこう地味じゃない。僕はびっくりしているんですよ。」と、筆者に話しかけてきました。「待ち時間が長いですけれど、大丈夫ですか?」と返したところ、朗らかに「なによりです」と笑っておられました。
さらに、海外からの観光客の姿も。日本刀の魅力は世界中の人を虜にしていることが伺えました。
刀剣鑑賞は、もちろん“ただ見る”だけでも、そのキラリと光り輝く刃先の美しさなどを堪能できるのですが、事前に“ほんの少し”だけでも鑑賞ポイントを知っておくと、鑑賞が2倍、3倍……いえ100倍楽しくなるものなのです。
特別展「京のかたな」の公式サイトには、刀剣用語や鑑賞ポイントはもちろん、刃文や肌の種類などがまとめたPDFが公開されています。
また、2018年10月12日現在、ニコニコ生放送タイムシフトにて、9月28日の「記者会見&内覧会」と10月2日「橋本麻里さん×末兼俊彦さん(研究員)による展覧会の見どころ」(期限:11月24日 23時59分まで)が視聴可能です。
この生放送では、特別展「京のかたな」に関するさまざまな内容が紹介されており、刀剣を展示している平成知新館は絵画や巻物を展示することが多いため、天井やライトの位置が高く設置されているそうです。特別展「京のかたな」では刀剣をより美しくみせるため、本来の天井の位置より下にさらに天井をつくり、そこにライトを設置するなど創意工夫がなされているとのこと。鑑賞のときは腰をかがめて刃文を見ることもお勧めだそうです。
なんと、好評につき10月22日(19時30分〜)に第二弾が決定!
【京都国立博物館 「京のかたな」を巡ろう2】
≪橋本麻里×末兼俊彦 解説付き生中継≫
22日の生放送は源氏の重宝と伝わる「髭切」「膝丸」並ぶ絶好の時期に実施! 名刀に関する解説を、たっぷり2時間にわたりお送りします。知れば知るほど特別展「京のかたな」に行きたくなる生放送!
展示されている『刀剣乱舞-ONLINE-』関連の刀剣
特別展「京のかたな」で展示される『刀剣乱舞-ONLINE-』にちなんだ刀剣は、前期(9月29日〜10月28日)と後期(10月30日〜11月25日)で若干の違いがみられます。“お目当ての刀剣”がある方はしっかりとチェックしておくことが重要でしょう。
【前期展示(19振り)予定】
三日月宗近、鳴狐、後藤藤四郎、秋田藤四郎、前田藤四郎、博多藤四郎、五虎退、毛利藤四郎、明石国行、謙信景光、次郎太刀、同田貫正国、へし切長谷部、千子村正(刀 銘 村正/公益財団法人日本美術刀剣保存協会)、歌仙兼定、陸奥守吉行、膝丸、宗三左文字、髭切
【後期展示(16振り)予定】
三日月宗近、石切丸、鳴狐、後藤藤四郎、骨喰藤四郎、秋田藤四郎、信濃藤四郎、鯰尾藤四郎、五虎退、毛利藤四郎、次郎太刀、同田貫正国、へし切長谷部、千子村正(短刀 銘 村正)、歌仙兼定、膝丸
※ここでは『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する名称で刀剣名を記載しています。
どうですか? この錚々たる顔ぶれ。1回の鑑賞じゃ足りないどころか、2回、3回訪れたい!と思ってしまう程です。筆者としては「三日月宗近」、「へし切長谷部」、「宗三左文字」などの刀剣名を見た瞬間、心臓を何かで打ち抜かれたような気持になりました。生きている内にこれらの刀が一か所で見られるなんて思っていませんでしたから。
悠久の時に思いを馳せ……国宝、重要文化財の刀剣を存分に鑑賞
止まらぬ動悸を抑えつつ、いよいよ会場へ。そこはとても厳かな空気が流れており、思わず背筋が伸びてしまいます。本展示は、平安時代後期の「京のかたなの誕生」から20世紀の刀まで、時代に沿って刀剣が紹介されるという形がとられています。
まず目に入るのは、「太刀 銘 三条 (名物 三日月宗近)」。あまりの美しさに眩暈がしてしまいます。音声ガイドにて「星空のような美しさ」と謳われていましたが、その通りと言わんばかりの輝きでした。
「三日月宗近」が作刀されたのは、平安時代……。1000年以上も昔に作られた刀剣が、悠久の時を越え、21世紀を生きる私達の前に、凛とした佇まいで存在している。おもわず、その美しさに涙ぐみそうでした。
https://twitter.com/katana2018kyoto/status/1021622075507716097
そう特別展「京のかたな」は、感激する暇が無い程素晴らしい刀剣たちがずらりと並んでいます。魅せられる、とはこういうことなのかもしれません。全てに時間をかけてじっくり見てほしいところですが、中でも粟田口派の刀剣が大集合している“第三章 粟田口派と吉光(鎌倉時代前期〜中期)”は必見。そう、一振りごとに刀剣を見比べることが出来るのもこの特別展「京のかたな」だからこそです。
重要文化財である「薙刀直シ刀(名物 骨喰藤四郎)」「刀(号 鳴狐)」「短刀(名物 後藤藤四郎)」など、『刀剣乱舞』ファンにとっても、おなじみの刀がずらりと並ぶ姿は圧巻!
同じ短刀といえど、一振り一振り異なる刀。見比べるとそれがよくわかります。刀文はもちろん、刀身の先端部分である「鋒(きっさき)」や刀身の背である「棟(むね)」などが、目視でわかる程にそれぞれ異なっています。
https://twitter.com/katana2018kyoto/status/1022345797835386880
“第四章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期〜後期)”には、「太刀 銘国行(号 明石国行)」を初めとする“来派”の刀剣が一堂に集っています。第三章で見た粟田口派の刀剣とは、醸し出す雰囲気が異なります。こうして時代別に刀鍛冶の系譜別に見ることで、さらに刀剣鑑賞に魅せられ没入する……。それが特別展「京のかたな」の最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
なお、第四章には桃山時代16世紀に作刀された「刀 銘九州肥後同田貫上総介」も展示されています。筆者たちの前を歩いていた男性が、この刀剣を見た瞬間に「とても強そうで、雄々しい。なんというか“九州男児”」とひと言。その言葉につられ、じっくりと鑑賞すると、たしかに男性が思わず口にした言葉のとおり英雄豪傑と言わんばかりの器量を感じることができました。
https://twitter.com/katana2018kyoto/status/1022708286162907137
その後、“第五章 京のかたなの苦難(南北朝時代〜室町時代中期)”では、「刀(名物 圧切長谷部)」が登場。「圧切長谷部」は『刀剣乱舞-ONLINE-』で人気のキャラクターであるだけでなく、2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の 第8話「秀吉という男」において、対毛利作戦において、播磨国がいかに重要かを説いた黒田官兵衛に織田信長が刀を与えたシーンで登場しました。現在は国宝として福岡市博物館に収蔵されています。
この「圧切長谷部」の銘を見て筆者は驚きました。なんと、銘がはっきりと読み取れるのです。ずしりと太く、威風堂々とした存在感は抜群。その姿は神々しさすら感じらることでしょう。
https://twitter.com/katana2018kyoto/status/1023823585134096384
その他にも『刀剣乱舞-ONLINE-』を配信しているニトロプラス所蔵の刀や、20世紀の刀など、普段は見ることのできない興味深い資料が沢山! 特に、展示スペースの解説に各刀の由来や逸話が詳しく書かれている為、特にお好きな刀がある場合は目を皿のようにして読んでほしいところです。
素晴らしき刀剣が、まだまだ続く!
特別展「京のかたな」の醍醐味は、『刀剣乱舞-ONLINE-』にちなんだ刀以外にも貴重な刀剣が展示されていること。伝承や逸話の解説もあるので、様々な角度で刀剣を楽しむことが出来ます。
今回は筆者が個人的にぐっと来た2振りをご紹介しますが、膨大な数の展示があるので、誰もがお気に入りの刀剣を見つけられることでしょう。
まずは“第八章 京のかたなと人びと(江戸時代中期〜現代)”に展示されている、重要文化財「黒漆剣(くろうるしのつるぎ)」。……まず、刀の名前にインパクトがありすぎて、ひと目で覚えてしまいました。
なんとこの刀剣は歴史の教科書に、日本初の征夷大将軍として登場する坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)にゆかりのある刀だとか! 名前の通り黒漆をかけた片手剣で、平安時代初期にさかのぼる黒漆太刀の貴重な作例であり、現在は京都の鞍馬寺【※】が所蔵しています。千年以上の時間を伝世した古代の刀剣として貴重な逸品。なんと鞘もしっかり保存されています。
同じく第八章の「太刀 銘 立命館義一作」は、立命館大学構内に設置された日本刀鍛錬所にて製作された刀の一つ。昭和20年に製作された新しい刀の為、保存状態がよく、他の刀とは違う雰囲気を纏っています。
残念ながら作者である河合義一氏についてはよくわかっていないそうなのですが、昭和19年に開催された「陸軍軍刀技術奨励会」において入選を果たしていることから刀鍛冶として確かな技術を持っていたことがわかります。現代になっても技術が引き継がれているという事実に浪漫を感じる逸品でした。
なんと音声ガイドも『刀剣乱舞-ONLINE-』仕様!
特別展の音声ガイドには『刀剣乱舞-ONLINE-』版があり、出演声優の鳥海浩輔さん(三日月宗近役)、粕谷雄太さん(五虎退役)、岡本信彦さん(膝丸役)、諏訪部順一さん(千子村正役)の4名が展覧会をナビゲートしてくれます。
筆者も実際に試してみたところ、起動した瞬間に『刀剣乱舞-ONLINE-』内の音楽が流れ、テンションは最高潮に。すぐに刀剣の世界へ入り込むことが出来ました。4名の声優さんが語る、めくるめく刀剣の世界は、時に優しく、時に悲しく、歴史の深さを感じます。
刀剣の解説はナレーション調の語りですが、時折刀剣男士として語る愛らしい一面も垣間見え、1秒たりとも飽きの来ない音声ガイドとなっています。刀剣の詳細を知ることが出来る上、刀剣男士としての語りも聴ける音声ガイド。他ではなかなか出会えないのではないでしょうか。
骨喰藤四郎の再現刀と記念撮影ができる!
さらに、重要文化財に指定されている明治古都館では、「重文 薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)豊国神社所蔵」の復元模造が公開されており、再現した刀と一緒に記念撮影ができます。
https://twitter.com/katana2018kyoto/status/1046992528766058499
今回、再現刀を手がけたのは刀匠・宮入法廣(みやいりのりひろ)氏。『刀剣乱舞-ONLINE-』ファンのかたであれば、宮入氏の名前を聞いてピンと来た方も多いはず。そう、徳川ミュージアム(茨城県水戸市)の“刀剣プロジェクト”において「燭台切光忠」の再現刀を手がけた刀匠です。
宮入氏は1954年長野県生まれの刀匠であり、長野県の無形文化財として登録されています。伝統的な刀の流派を超え、現代刀においての可能性を追求する革命児とも呼ばれ、2010年には刀剣界で最高峰と言われる正宗賞を受賞。元横綱・朝青龍の土俵入りの太刀も制作しているのだとか。
そんな宮入氏の再現刀「重文 薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)豊国神社所蔵」と記念撮影が出来ることはそうそうない為、この貴重な機会は見逃せません。
見逃せない“コラボ展示”に“グッズショップ”
さらに、その明治古都館 中央ホールでは会期中に『刀剣乱舞-ONLINE-』のコラボ展示が実施されています。
ホール内には刀剣男士の等身大パネルのほか、特別展「京のかたな」開催を記念した描き下ろしを含むイラスト23点も。厳かなホール内に佇む刀剣男士の姿は、ファンならば必見です。
もちろん、ファンにとって見逃せないのがグッズコーナー! ここでしか購入できない描き下ろしイラストを使ったクリアファイルやポスター、アクリルキーホルダーや缶バッジなど、どれも欲しくなってしまうものばかり! ぜひ、チェックしてみてください。
「トラりん」と「おっきいこんのすけ」の出会い
特別展初日の9月29日には、おなじみ『刀剣乱舞-ONLINE-』の“おっきいこんのすけ”が遊びに来ていました。館内では京都国立博物館の公式キャラクター「トラりん」とグリーティングを行い、ファンの皆さんの歓声に包まれました。
「刀剣男子」と描かれたTシャツを着用し登場したトラりん。おっきいこんのすけと共に刀を手にしています。ひょこひょこ動くふたりの可愛さに、登場から館内には大きな歓声が! ポーズをとったり、気ままに動いたり、「写真撮って!」とアピールするふたりに来場者の皆さんはメロメロ。所々で「可愛いー!」という声が挙がります。
なんと、トラりんがおっきいこんのすけに油揚げをプレゼントするシーンも! おっきいこんのすけがとっても嬉しそうに受け取っている姿が印象的でした。この後、おっきいこんのすけは東映太秦映画村、嵐電嵐山駅と行脚したそうです。
嵐電×東映太秦映画村「刀剣乱舞-ONLINE-京の軌跡スタンプラリー 参」
同じく9月29日からは、嵐電×東映太秦映画村「刀剣乱舞-ONLINE-京の軌跡スタンプラリー 参」が開催中。映画村での展示、コラボフード、コラボドリンクの他、嵐電嵐山駅では刀剣男士がアナウンスを担当するなど、ファンにはたまらない企画が目白押し! 刀剣に染まる京の秋、是非一度訪れてみては如何でしょうか?
『刀剣乱舞-ONLINE-』の配信開始から、刀剣業界はまたたく間に注目をされるようになりました。ニッチな文化であった刀剣鑑賞。しかし、いまでは刀剣だけを集めた特別展「京のかたな」に多くの人が集うまで人気となりました。今回の特別展は数年前から企画されたとのこと。これほどまでに国宝や重要文化財が集うことは“奇跡にも近い”と言えることでしょう。
刀剣男士にゆかりのある刀を見るだけで、高揚感に駆られていた『刀剣乱舞-ONLINE-』のファンたちも、1年……2年……3年……と時を経ました。その中で多くの刀剣に出会い、日本の歴史や古の刀鍛冶たちが刀に込められた思いに触れるにつれ、「刀剣の鑑賞方法を学ぼう」、「保存に力を貸したい」と刀剣を本質から見ようという動きさえみられます。
今回の特別展「京のかたな」では、刀剣男士のアイテムを身につけている女性たちが、単眼鏡を手に刃文などまで鑑賞する姿にたくさん出会いました。
ゲームがきっかけ。いいじゃないですか! 日本の歴史を学び、100年、200年……いいえ、平安時代の刀を平成時代の私たちが鑑賞できているように、1000年後の人々にも同じ刀剣の輝きが伝わるように。あらためて「刀剣をみる」「刀剣を楽しむ」そして「刀剣を保存する」大切さを感じました。
【プレゼントのおしらせ】
『特別展 京のかたな 匠のわざと雅のこころ』刀剣グッズ
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) October 12, 2018
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「特別展 京のかたな」9月29日初日の様子と見どころはこちらの記事から↓https://t.co/wQSeqCBLWl pic.twitter.com/EuyYxkTzjG『特別展 京のかたな 匠のわざと雅のこころ』刀剣グッズを1名様にプレゼント!
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『刀剣乱舞-ONLINE-』で注目された刀“燭台切光忠”の輝きが蘇るまでを徳川ミュージアムに訊く──審神者が支えた3年間の軌跡とその裏側燭台切光忠は「関東大震災で焼失した」と言われており、「現存しないのでは?」と囁かれていたものでした。ところが2015年4月、茨城県水戸市にある博物館、徳川ミュージアムの公式ブログに、現存を示唆する記事が投稿されました。その投稿から……燭台切光忠をとりまく環境は一変! ゲーム配信から3年の間におこった軌跡をたどります。