お値段1体300万円──『刀剣乱舞-ONLINE-』三日月宗近が等身大で登場! さすがの審神者もどよめきの嵐

 2018年7月29日、幕張メッセにて「ワンダーフェスティバル 2018 夏」【※1】(以下、「ワンフェス」)が開催されました。

 今回、来場者を驚かせたのはPCブラウザーゲーム 『刀剣乱舞-ONLINE-』(以下、『刀剣乱舞』)【※2】の関連商品で、Orange Rouge【※3】から発売予定の「1/1スケール 三日月宗近【※4】」の価格発表です。

 なんと……“税込み・300万円”(送料別/予定価格)!
 数量限定の受注生産で近日予約が開始されるとのことです。

※1「ワンダーフェスティバル 2018 夏」
 「ワンダーフェスティバル」はプロやアマチュアといった肩書にとらわれず、個人が製作したキットを持ち寄って展示販売するガレージキットの祭典。また、各メーカーやディーラーブースでは、最新アイテムが展示される。1984年にプレイベントが開催され、当時はディーラー数10という規模だった。

※2 『刀剣乱舞-ONLINE-』
 DMM GAMESとニトロプラスによる、2015年1月14日にサービスを開始したPCブラウザゲーム。2016年3月にはスマホアプリ版も開始され、現在好評配信中。歴史に名だたる日本刀が戦士の姿となり、彼らを「刀剣男士(とうけんだんし)」と呼ぶ。刀剣男子は歴史の修正を目論む敵“歴史修正主義者”と死闘を繰り広げている。

※3 Orange Rouge(オランジュ・ルージュ)
 グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーによる、男性キャラクター専用のブランド。

※4 三日月宗近(『刀剣乱舞』)
 『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士のひとり(太刀/三条派)。平安時代の刀工、三条宗近作の太刀をベースにした、平安貴族風の出で立ちをした究極のマイペースキャラクター。

 この「1/1スケール 三日月宗近」は、「ワンフェス 2016 夏」に発表され、その後「刀剣乱舞‐本丸博」などで原型が展示されました。
 続いて「ワンフェス 2018年 冬」で彩色原型が披露され、今回の「ワンフェス 2018 夏」では、ついに価格が発表されたという経緯があります。

 今回、発表されたTwitterの写真からも伺えるように、「1/1スケール 三日月宗近」は、布地の模様や皺の質感はいうまでもなく、着物の膨らみやタッセルのゆらめきなどが、三日月宗近の周囲に優しい風が吹き抜けているかのように感じさせてくれます。

 刀は柄巻きにいたるまで実にリアルに再現されており、少し折り曲げられた細く美しい左手からは、色香さえ漂っています。
 そして、気になるご尊顔ですが、こちらも神々しいながらも穏やかな微笑みと優しい視線……。まさに三日月宗近がこの世に化現したといわんばかりです。

 なお、『刀剣乱舞絢爛図録』【※1】(Nitroplus)によると三日月宗近の身長は180cm。1/1は“等身大”ということなので、「1/1スケール 三日月宗近」も同等の背丈であると考えられます。
 さらに、三日月宗近は平安貴族の狩衣を彷彿とさせる衣装と鎧を身に纏っています。もちろん、腰には刀剣の三日月宗近を佩いていますから、そのオーラは想像すら圧倒するかもしれません。

 なんにせよ、「さすが、天下五剣のおじいちゃん」【※2】と言えることでしょう。

※1 『刀剣乱舞絢爛図録』……ゲーム内に登場する刀剣男士のイラストや詳細なキャラクター紹介本。
※2 天下五剣のおじいちゃん……天下五剣とは日本刀の中でもとくに傑作と言われ、天下に知られた名刀のこと。童子切安綱、鬼丸国綱、三日月宗近、大典太光世、数珠丸恒次の五振を指す。“おじいちゃん”は、三日月宗近が歴史的に古い刀にあたるため、自分のことを“じじぃ”と呼んでいるところに由来し、ファンの間で「おじいちゃん」と親しみを込めて呼ばれている。
(画像はDMM.com [刀剣乱舞絢爛図録] 本・コミック通販より)

 この「1/1スケール 三日月宗近」については、「ワンフェス 2018 夏」で行われたステージイベント「Orange Rouge 『刀剣乱舞-ONLINE-』ステージ七」【※】でも紹介され、来場者を驚愕させました。
 ニコニコ生放送でもその様子が配信されており、視聴者たちも、その金額に驚きを隠せない様子。そんな中、MCの松澤千晶氏が「これが、高いか安いかは審神者しだい」とひとことコメントをしました。

※Orange Rouge 『刀剣乱舞-ONLINE-』ステージ七」
 『ワンダーフェスティバル2018 夏』会場にて、グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーの合同ブース「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!!」でおこなわれたブースと特設ステージ『生ワンホビTV[昼の部]』の『刀剣乱舞-ONLINE-』ステージイベントのこと。

 「生ワンホビテレビ24 昼の部」
〜ニコ生視聴者コメント紹介(抜粋)〜

(画像は生ワンホビテレビ24 昼の部 – 2018/07/29 10:00開始 – ニコニコ生放送より)

●300万 ●車買える ●ひえー ●えぐ ●送料別 ●予想内だった ●車1台分 ●送料いくらなの ●家具の送料いる ●安いのか高いのかわからない ●国宝と比べたら安いけどさぁ ●家ぎゅうぎゅうになる ●博物館 ●プレミアつくから投資で買っとくのもあり ●無理やろ ●本物の日本刀買える ●専用の部屋がいる ●冷蔵庫以上の箱で届くぞ

 この速報を知った『刀剣乱舞』ファンである審神者【※】たちの反応はというと……。さすがに、“一体300万円”には「誰が買うの?」、「高い!」、「宝くじを当てなきゃ」といった驚きがSNS上に溢れました。

 これまでに、幻の刀剣“蛍丸”を復元すべく、クラウドファンディングで総力を結集させ“4500万円の調達”など数々の伝説を巻き起こしてきた審神者たちでしたが……“ひとり300万円”は想像の斜め上を超える価格だったのかもしれません。

『刀剣乱舞』ファンがこの3年間で巻き起こした覇業を振り返る。107万円の公式Blu-Rayに約70件の申し込み、刀1本の展示で経済効果が4億円、幻の日本刀復元に4500万円を調達!

※審神者(さにわ)
 『刀剣乱舞』における審神者はプレイヤーを指す(歴史用語とは異なる)。拠点となる場所“本丸”で彼らを主として束ねている。プレイヤーの数だけ審神者がいるとされており、アニメや舞台も“とある本丸”の話として描かれている

 また、『刀剣乱舞』は審神者(プレイヤー)が目覚めさせた“刀剣男士”と本丸を拠点に活動する、というゲームシステムになぞらえ、自宅に三日月宗近を迎えることで「自宅がリアル本丸になる」といった声もあがりました。

 たしかに、自分の部屋に等身大の刀剣男士が住んでいるのであれば……そこは、この次元に存在する“とある本丸”と言えるかもしれません。

 一方で「1/1スケール 三日月宗近」の300万円は妥当なのでは? との声もあります。

 『刀剣乱舞』のファンである審神者の多くは“女性”です。女性が愛する人や推しを家にお迎えするとなると、思いつくのは“結婚”や“同棲”というシチュエーションです。
 ここから、一般的な結婚式の費用といわれる300万円永久に三日月宗近と同棲できる価値などと比較し300万円は高くないとする意見がチラホラ……。

(画像は編集部撮影/刀剣乱舞STORE5 納涼祭にて)

 または「刀剣の三日月宗近」が国宝に指されており、現在は東京国立博物館が所蔵していること、天下五剣の刀であることをから考え……本物の刀と比べると安い三日月宗近は写しでさえも300万では作れないだろうから安いのかもしれないなど「本物の刀を自宅にお迎えする」ことを考えれば、「1/1スケール 三日月宗近」は安いという声も……。

 このように「価格が妥当かもしれない」という背景にはキャラクターが“三日月宗近”であったことが大きな要因だったと考えられます。

 『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士の三日月宗近は、配信当初から中央ポジションを担っています。2.5次元化された『ミュージカル 刀剣乱舞』や『舞台 刀剣乱舞』でも大活躍。
 ゲーム配信二周年を迎えての大博覧会「刀剣乱舞‐本丸博」ではメインビジュアルを担当しています。まさに三日月宗近は『刀剣乱舞』の顔であり、ファンにとっても特別な存在なのです。

 また、「刀剣の三日月宗近」は先にも述べたように天下五剣の一振りであり国宝。もちろん、全ての刀剣に美術的価値と歴史的価値があるとはいえ……。三日月宗近の圧倒的な存在感には誰もが納得することでしょう。

(画像はサンシャインシティ |刀剣乱舞‐本丸博‐ より)

 とはいえ、もはや“何が高くて、何が安い”のか、わからない『刀剣乱舞』界隈ですが、驚くことなかれ。なんと、これまでにも“高い”ではすまされない品々が登場しています。

 そう『刀剣乱舞』のアイテムは、“グッズ”ではなく“美術品”にまで昇華しているのです。

 100万円台なら、公式発売のBlu-rayが短刀付きで“107万円”でした。これはマスコットキャラクター“こんのすけ”が刀剣を尋ねる旅番組の豪華版Blu-rayです。刀工・石田四郎國壽氏が打つ本気の刀剣、もちろん、銃砲刀剣類登録証付き。
 税込み107万円であるにもかかわらず、約70件の申し込みがあったそうです。

 他にも、税込み8万9800円の「小刀付き豪華版Blu-ray」税込み3万7800円の「『刀剣乱舞-ONLINE-』の江戸切子ミニグラス」など、少々お高めのアイテムがさまざま発売されてきましたが、これらには伝統という付加価値がついてました。
 『刀剣乱舞』を愛していると、知らなかった刀剣などの歴史に触れ、後世に伝統と歴史を受け継ぐことの大切さまで学ぶことができるのです。

 そう『刀剣乱舞』はいつでもファンたちに、“お値段以上の価値”を与えてくれているのです。だからこそ、今回の「1/1スケール 三日月宗近」においても、ファンたちはこれまでに『刀剣乱舞』から与えもらった多くのことを踏まえたうえで、“お値段以上の価値がある”と感じたのではないでしょうか。

(画像は「刀剣乱舞-ONLINE-」の江戸切子ミニグラスより)

 「買う人はいるの?」と驚かれた「1/1スケール 三日月宗近」ですが、予約が開始されたなら……きっと、すぐに三日月宗近を迎える“とある本丸の審神者”が現れるのでは? と予想をしています。
 愛にあふれる主様の元に舞い降りた「1/1スケール 三日月宗近」は、それぞれがそれぞれの本丸で幸せな日々を過ごすことでしょう。

文/かなぺん

関連記事:

『刀剣乱舞-ONLINE-』で注目された刀“燭台切光忠”の輝きが蘇るまでを徳川ミュージアムに訊く──審神者が支えた3年間の軌跡とその裏側

『刀剣乱舞』ファンがこの3年間で巻き起こした覇業を振り返る。107万円の公式Blu-Rayに約70件の申し込み、刀1本の展示で経済効果が4億円、幻の日本刀復元に4500万円を調達!

著者
コスプレ雑誌の編集部を経て、電ファミ初の女性スタッフとなった編集者。乙女ゲームと育成ゲームをこよなく愛し、BLゲームを嗜んでいる。2.5次元舞台の観劇とコスプレ撮影が趣味。アニメに影響されフィギュアスケートを習っている。
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

SNSで話題の記事

新着記事

新着記事

連載・特集一覧

カテゴリ

ゲームマガジン

関連サイト

脳ゲーマー ヒデヲ
若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ