XSEED Gamesは『Corpse Party: Book of Shadows』のSteam Storeページをオープンした。発売は10月30日となっている。日本語音声、インターフェースに対応しているが、字幕には対応していない。いわゆる日本のゲームの海外向けローカライズといった内容だ。
※海外PSP向けトレイラー
『Corpse Party: Book of Shadows』は前作『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』の前日譚や後日譚など、前作から派生した7本のエピソードを収録したゲームだ。キャラクターを操作してフィールドを探索するRPG風だった前作と違い、アドベンチャーゲームとなっている。テキストを読み進めて選択肢を選ぶだけでなく、探索モードと呼ばれるポイント・アンド・クリックアドベンチャー要素も含まれている。日本では2011年にPSPで発売された。
PCへの移植にあたり、グラフィックをHDにアップグレードし、探索モードもマウス操作に完全対応となった。また、トレーディングカードや実績、クラウドといったSteamならではの機能も搭載される。なお『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』は『コープスパーティー』のリメイクである『コープスパーティー ブラッドカバー』のコンソール移植版。PSPとニンテンドー3DSでリリースされている。
海外メディアgameinformerによると、XSEED Gamesは『Corpse Party: Book of Shadows』に続き『Corpse Party: Sweet Sachiko’s Hysteric Birthday Bash(コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯?Hysteric Birthday 2U)』、『Corpse Party: Blood Drive』、『Corpse Party 2: Dead Patient』の3本もPC向けに移植することを決定しているという。
『Corpse Party: Sweet Sachiko’s Hysteric Birthday Bash』と『Corpse Party 2: Dead Patient』はこの冬発、『Corpse Party: Blood Drive』が少し遅れてその後に発売予定だ。
なお、現在日本向けにダウンロード販売で購入できる『コープスパーティー』シリーズは、Steamにて『コープスパーティー』、Playismにて『コープスパーティー』をリメイクした『コープスパーティー ブラッドカバー』と完全新作である『コープスパーティー2 DEAD PATIENT NEUES』が存在している。
さまざまな派生作品やその移植版が販売され、ひとつのプラットフォームではそのすべてをプレイすることが出来なかった『コープスパーティー』シリーズだが、XSEED Gamesの移植により『コープスパーティ』から『コープスパーティー2 DEAD PATIENT』までがようやくひとつのプラットフォームに集まることとなった。日本向けの移植に関する良い続報にも期待したい。
文/古嶋誉幸