アトラスはPS4版『十三機兵防衛圏』の発売時期を、2018年から延期するとプレスリリースおよび公式サイトにて発表した。新たな発売時期は未定。また、PS Vita版は発売中止となったことも明らかにされている。
アトラスは延期とVita版の発売中止について、「遊びごたえのある作品としてお客さまにお届けするには、対応プラットフォームの集中と、今しばらくの期間が必要との結論にいたりました」と理由を説明している。
■『十三機兵防衛圏』発売予定時期およびプラットフォーム変更のお知らせ
2018年11月15日
株式会社アトラス
株式会社アトラスより2018年発売を予定しておりました、PlayStation 4/PlayStation Vita専用ソフト『十三機兵防衛圏』につきまして、PlayStation Vita版を発売中止としPlayStation 4のみの発売、ならびに発売予定時期を未定へと延期させていただきます。
『十三機兵防衛圏』は十三人の主人公の視点で物語が展開するドラマチックアドベンチャーとして鋭意開発を進めておりましたが、より良い品質、遊びごたえのある作品としてお客さまにお届けするには、対応プラットフォームの集中と、今しばらくの期間が必要との結論にいたりました。
発売をお待ちいただいておりましたお客さまには、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
■変更前
発売予定日:2018年
対応プラットフォーム PlayStation 4/ PlayStation Vita
↓
■変更後
発売予定日:未定
対応プラットフォーム:PlayStation 4
変更後の発売時期につきましては、決定次第、公式サイトにてご案内をさせて頂きます。
何卒引き続きご愛顧の程、お願い申し上げます。
十三機兵防衛圏公式サイト http://13sar.jp/
『十三機兵防衛圏』は、アトラスとヴァニラウェアのコラボタイトルとして2015年9月の「SCEJA Press Conference 2015」にて発表されたタイトル。ヴァニラウェアの『オーディンスフィア』を手掛けたディレクター神谷盛治氏が開発を指揮し、2017年9月時点では2018年内のリリースが予告されていた。ゲーム内では機兵と呼ばれるロボットに乗る少年、少女たちの物語が描かれる予定で、13人の主人公が存在するドラマチック・アドベンチャーと銘打たれている。
現代都市や学園を舞台に学生が駆る機兵が織り交ぜられた独自の世界観と、ヴァニラウェアらしい重厚かつ魅力的なグラフィックスにより、発売前から大きな注目を集めていた同タイトル。しかし昨年から大きな進展がなく、今年の東京ゲームショウでも動きが特に見えないなど、続報が途絶えている状況が続いていた。残念ながら年内のリリースはなくなったが、今後の情報を心待ちにしたい。
文/ishigenn