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ボス3連戦を前に“目隠し”で装備品や編成を大量整理する『FF9』凄腕プレイがヤバい。正解しているかどうかは音だけで判断

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 目を隠すようにマスクを装着しコントローラーを握りしめたこの男性の写真は、世界最大規模のRTA(リアルタイムアタック)イベント「Awesome Games Done Quick 2019」(以下、AGDQ2019)における一幕を写したものである。

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(画像はTwitter | Games Done Quickより)

 写真の男性Luzbel氏は目を覆って仮眠をとっているのではなく、『ファイナルファンタジー9』(以下、『FF9』)のRTAに挑戦している最中だ。彼はただ単に『FF9』のタイムアタックに挑戦するだけでなく、ゲーム画面を一切見ずに、大量の装備品やアビリティをすさまじい速度で整理するという神業プレイを披露して、配信時には視聴者たちを大いに湧かせた。

 このシーンは、ガーランドの居城「パンデモニウム」での一幕。『FF9』のRTAに挑戦していると、物語も終盤に差し掛かるころに登場するこのエリアで、走者には非常に複雑なカーソル操作が要求される。強大なボスとの3連戦を前に、各キャラクターの装備や編成を細かに設定しなければならないからだ。具体的なものとしては装備の変更、隊列の変更、アイテムの売却、アイテムの購入、購入したアイテムの装備、各キャラクターのアビリティ付け替えを一度に行う。

 通常なら目を開いた状態でも困難で複雑な高速操作だが、プレイヤーのLuzbel氏はまったく画面を見ていない。成功しているのかどうかは“音だけ”で判断してている。

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(画像はTwitch | YEBARIの開始50秒地点より)

 さらに氏のプレイで特に驚嘆に値すべき場面は、キャラクター「サラマンダー」のアビリティ画面で「Stone Killer」をセットしたシーンだ。これは本来必要のないアビリティセットであるためミスである。だが、間違えてセットしてしまった「Stone Killer」を音だけで判断して、即座に解除し直してしまっている。

 Luzbel氏は特にPlayStationで発売された『ファイナルファンタジー』シリーズのRTAを好んでプレイしているプレイヤーだ。北米版の『FF7』から『FF9』までのRTAの世界記録を全て所持している凄腕プレイヤーでもあり、『FF7』『FF8』では読めないはずの日本語版のカテゴリでもRTAの世界記録を所持している。この目隠しパンデモニウム操作も、その凄腕の片鱗と言えよう。

 Luzbel氏は定期的にRTAの模様を配信しており、つい先日も自身の持つ北米版『FF9』の世界記録を更新したばかりだ。普段はTwitchを利用しているが、日本語版のFFシリーズをプレイするときはニコニコ生放送で配信していることもある。配信は不定期のようだが、興味が有る方はぜひともご覧いただきたい。

ライター/もか

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ライター
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小学校の頃にゲーム雑誌でタイムアタック特集を見てこんな遊び方もあるんだと感動し、RTAという言葉が生まれる以前からゲームの早解きを行い続けて現在に至る。
Twitter:@moka_peer

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