『ファイナルファンタジーXIV』の「光のお父さん」映画化へ。疎遠になった父と息子がMMORPGの世界を通じて関係を修復していく物語描く

 『ファイナルファンタジーXIV』のファンイベント 「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」で、映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』が正式発表された。公開はGAGA配給で6月21日。イベントのライブ配信では第一弾となるトレイラーも公開されている。

 本作品は、累計アクセス数1000万を超えるマイディー氏のブログ「一撃確殺SS日記」が原作。マイディー氏はある日、すれ違いを続けてきた父にオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』をプレイさせ、自分が息子であることを隠し父と共に冒険する壮大な親孝行計画を思いつき、そのレポートを掲載していくようになった。

 読者が固唾を呑んで見守ったこの連載はたちまち人気を集め、連載最終回が Yahoo!ニュースで取り上げられるほど話題に。その後、『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』として書籍化が実現、さらに地上波では全7話によるドラマ化した。

(画像は光のお父さん丨ファイナルファンタジーXIV 書籍公式サイト丨講談社より)

 今回、その感動の実話が新しく映画として蘇ることになる。実写パートの監督は野口照夫、エオルゼアパートの監督は山本清史と、TVドラマ版のスタッフがメガホンをとっている。

 キャストは息子・岩本アキオ役を坂口健太郎さん、父・岩本暁役を吉田鋼太郎さんと刷新。また声の出演は南條愛乃さん、寿美菜子さん、悠木碧さんとTVテレビ版と同じキャストが起用されているの。新しく観る人だけではなく、すでにTVドラマ版を観ている人でも新鮮かつ、再会するような気持ちで楽しめることができそうだ。

 近年、スクウェア・エニックスはオンラインRPGにまつわるプレイヤーのエピソードを映像化することに力を入れている。昨年は『ドラゴンクエストX』の実体験を募集し、それを実写映像・アニメーション化する「冒険者たちのきせき」プロジェクトがスタート。ほかにも『ドラゴンクエストX』のプレイヤーの物語を描いた、今年には金田一蓮十郎原作のマンガ『ゆうべはお楽しみでしたね』が本田翼と岡山天音のW主演でドラマ化した。

 ビデオゲームの中で完結しているフィクションだけではなく、現実のプレイヤーがオンラインゲームを通じてつむがれるドラマは、まさにこの時代だから新しいストーリーの形といえるだろう。今後ともこのジャンルには要注目だ。

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』スタッフ&キャスト

 

出演:坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、佐藤隆太、財前直見
声の出演:南條愛乃、寿美菜子、悠木碧
監督:野口照夫
監督(エオルゼアパート):山本清史
撮影:安田光
脚本:吹原幸太
チーフプロデューサー:丸山博雄、吉田直樹
企画・プロデュース:渋谷恒一/平田樹彦
プロデューサー:宮田昌広、尹楊会、松瀬真一郎、白杉浩嗣、本田昌広
音楽:森英治
音楽プロデューサー:祖堅正慶、馬場俊行
原作:「一撃確殺SS日記」(マイディー)/ファイナルファンタジーXIV(スクウェア・エニックス)

【2019/3/24 12:00 更新】 記事に特報情報や第一弾映像を追加しました。

(c)2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会
(c)マイディー/スクウェア・エニックス

ライター/福山幸司

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ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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