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『ロックマン』がハリウッドで実写映画化。ゲームの世界観を保ったままハリウッドらしい大作エンターテイメントを目指す

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 カプコンは『ロックマン』をハリウッドで実写映画化することを発表した。タイトルは『MEGA MAN』
 世界的に人気なフランチャイズである『ロックマン』をゲームの世界観を保ったまま、ハリウッド映画らしい大作エンターテイメントとして、ゲームファンのみならずアクション映画ファンをはじめさまざまな世代の人々に受け入れられるような映画にするという。なお、公開時期や日本での公開などは明らかにされていない。

 『Mega Man: Fully Charged』がフル3Dアニメシリーズとして今年8月に公開されるなど、これまでもたびたび映像化されてきた『ロックマン』シリーズだが、初の映画化となる。
 2017年から続くロックマン30周年記念の発表の中では、8年ぶりの新作となった『ロックマン11 運命の歯車!!』と並び立つ大きな発表と言えるだろう。

 配給は20世紀フォックス、制作するのは『猿の惑星: 創世記』『グレイテスト・ショーマン』チャーニン・エンターテインメント
 監督と脚本は『パラノーマル・アクティビティ3』『ヴァイラル』を手がけたヘンリー・ジュースト氏アリエル・シュルマン氏の2人が担当する。
 『HEROES』で活躍し、映画『Death Note』では出演だけでなくプロデューサーもつとめたマシ・オカこと岡政偉氏がプロデューサーを務める。

 カプコンはこれまでワンコンテンツ・マルチユース戦略を中長期的な経営戦略としており、同社の持つ多様なコンテンツをさまざまな方面で活用している。
 『バイオハザード』『モンスターハンター』、そして『ロックマン』の映画化もそのひとつだ。特に『バイオハザード』シリーズは累計収入が10億ドルを超える成功を遂げており、リブートも計画されている。

 このほかにも、大阪府警察が実施するサイバー犯罪防止啓発施策のイメージキャラクターに「ロックマン」が採用されたことも発表されている。10月8日には「サイバー空間と現実空間の防犯コラボキャンペーン」が行われる他、大阪府の警察署でチラシ5万枚、防犯啓発イベントにてステッカー3千個などが配布。これらの啓発物には『ロックマン11 運命の歯車!!』のメインビジュアルが採用されている。

 カプコンは2013年から大阪府警や京都府警などとコラボして防犯啓発に協力してきた。これまで『戦国BASARA』『モンスターハンター』シリーズがコラボしている。
 2017年までは車から金品を盗む「車上狙い」への啓発活動を行ってきたが、2018年は実在の組織を騙ってパスワードやクレジットカード番号などを盗み取る「フィッシングサイト」へ誘導するサイバー犯罪への啓発を行う。

 2014年には大阪府で1万3千件以上の車上ねらいが認知されたが、2017年には車上狙い認知件数が初めて1万件を下回った。一方、フィッシングサイトの被害者は年々増え続けており、特に2018年上半期は日本国内での被害者が290万人にのぼり、前年比で2.7倍と急激に増加している。今回のサイバー犯罪への啓発活動はこうした犯罪の変化を受けたものだろう。

 シリーズ最新作となる『ロックマン11 運命の歯車!!』はPC、PS4、Xbox One、Nintendo Switchで、本日10月4日発売だ。

文/古嶋誉幸

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『ロックマン』がハリウッドで実写映画化。ゲームの世界観を保ったままハリウッドらしい大作エンターテイメントを目指す_001
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。

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