SonyのTwitterアカウントがハリウッド映画『Monster Hunter』の画像を公開した。これまでも出演者たちがインスタグラムで独自に撮影風景の写真をアップロードしていたが、公式に写真が公開されたのはこれが初となる。
映画『Monster Hunter』は2016年ごろにその存在がほのめかされた作品で、2018年10月にカプコンが映画化を正式に発表。以降、さまざまな形で撮影状況が伝えられてきた。
カプコンの同名ゲーム原作となる映画『バイオハザード』シリーズに引き続きPaul W. S. Anderson氏が本作でも監督・脚本を兼務しメガホンを取る。海外での配給はSony Pictures Entertainmentの子会社であるScreen Gems、日本では東宝が担当する。
主演はミラ・ジョヴォヴィッチ氏。今回公開された画像では、『モンスターハンター:ワールド』に登場するオオアギトのような大剣を背負う、まさにモンスターハンターといった出で立ちのトニー・ジャー氏とともに砂漠を駆ける姿が収められている。
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また、海外メディアIGNのインタビューにより、映画「Monster Hunter」のより詳しい内容が判明している。
現実世界の裏には凶悪なモンスターが支配する異世界があり、ミラ・ジョヴォヴィッチ氏演じる現実世界の軍人アルテミス副官とその部下たちはその異世界へと迷い込んでしまう。巨大なモンスターたちに対して打つ手を持たない彼らだったが、異世界で出会ったモンスターとの戦い方を知るという謎の男とともに、生き残りをかけた戦いを始める──といったストーリーになるという。
映画化の発表時は、異なる世界出身の二人の主人公が、協力してモンスターと対峙する物語が描かれるといった内容であることが発表されていた。
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これまで公開された写真は『モンスターハンター』を題材にした映画にもかかわらず、現実的な軍人たちの姿が多く、ファンからも独自要素が目立つ作品になるのではと危惧する声が上がっていた。しかし、海外メディア/FilmのインタビューにてAnderson監督は映画に登場するモンスターを始め、多くの要素がシリーズからの引用となると答えている。主人公がオリジナルであるのも、キャラクターメイキングを行うゲームとしての側面に則ったものだという。
プロモーションの理由などから、これまでハンターとしての姿は秘匿されていた可能性はある。しかし、公式にハンター姿の写真が公開されたので、今後は出演者たちからもよりゲームらしい姿の写真が公開されていくかもしれない。
文/古嶋誉幸