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カプコンがアーケードスティック一体型ゲーム機『Capcom Home Arcade』発表。『エイリアン vs. プレデター』含む16種類のゲーム搭載

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 カプコンUKは、アーケードスティック一体型ゲーム機『Capcom Home Arcade』を海外向けに発表した。別途ソフトを購入して遊ぶタイプではく、本体に含まれるゲームタイトルのみが遊べるタイプのゲーム機で、16種類のゲームが内蔵。価格は229.99ユーロ(約2万9000円)、EU圏向けに10月25日に発売する。日本への発売は発表されていない。

カプコンがアーケードスティック一体型ゲーム機『Capcom Home Arcade』発表。『エイリアン vs. プレデター』含む16種類のゲーム搭載_001
(画像はCapcom Home Arcade 公式サイトより)

 本商品は、筺体デザインにカプコンのロゴが前面に推し出されているほか、ふたり分のアーケードスティックと一体化しているのが特徴だ。サイズは幅74cm、奥行き22cm、高さ11cm。レバーとボタンには、反応速度と耐久性に定評がある三和電子製がそれぞれ用いられ、フルサイズレバー「JLF-TP-8YT」、レバーを支える8方向ガイドプレートは「GT-Y」、ボタンは「OBSF」が搭載されている。

 収録される全16タイトルは以下になる。

『1944 THE LOOP MASTER』
『エイリアン vs. プレデター』
『パワード ギア』
『カプコンスポーツクラブ』
『キャプテンコマンドー』
『サイバーボッツ』
『ヴァンパイア The Night Warriors』
『アルティメット エコロジー』
『ファイナルファイト』
『大魔界村』
『ギガウイング』
『ロックマン・ザ・パワーバトル』
『プロギアの嵐』
『ストリートファイターII’ TURBO(ダッシュターボ) -HYPER FIGHTING-』
『ストライダー飛竜』
『スーパーパズルファイターIIX』

 『エイリアン vs. プレデター』、『アルティメット エコロジー』、『プロギアの嵐』など、家庭用機では初の移植となるものも含まれており、本商品の大きな目玉といえるだろう。『エイリアン vs. プレデター』に関しては、20世紀フォックスが権利を持っているが、今回収録するために許諾を得ている。カプコンのアーケード用基板CPシステムI、CPシステムIIからデータを取り込み、エミュレーターのFB Alphaで動作しているという。

 筺体背面には電源ボタンに、HDMI出力、USB Type-AとマイクロUSB端子を備えている。またWi-Fiにも対応し、ハイスコアをアップロードする機能を搭載。世界中のハイスコアリーダーボードに接続し、ほかのプレイヤーとハイスコアを競うことができる。

 公式サイトでは「AUTHENTIC GAMING(本物のゲーミング)」と謳うだけあって、随所にこだわり抜かれた設計と、ソフトラインナップはまさに本格派。カプコンのアーケードゲームファンにはたまらないものとなっており、アーケードスティックをそのままゲーム機にしてしまう発想はレトロゲーム機復刻ブームのなかでも異彩を放っている。今回はEU圏向けの発表に留まっているが、日本でのアナウンスにも期待したいところだ。

ライター/福山幸司

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ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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