グラスホッパー・マニファクチュアは、2019年6月12日1時より公開された「Nintendo Direct E3 2019」にて、Nintendo Switch向け新作『NO MORE HEROES III』を発表した。発売は2020年を予定している。
Thanks to everyone's support of TSA, we are finally able to make the dream come true. Thank you all so much!
— SUDA51/須田剛一 (@suda_51) June 11, 2019
Our main man has returned to the bloodsoaked world of killing.
No More Heroes III
Welcome to the Garden of Madness. pic.twitter.com/rXAIyISnYx
『NO MORE HEROES』シリーズは、殺し屋トラヴィス・タッチダウンが活躍するアクション・アドベンチャー。独特のセンスで知られる須田剛一氏が率いるグラスホッパー・マニファクチュアが制作しており、映画、音楽、アニメ、ゲーム、特撮などさまざまなメディアを横断したパロディに彩られている。
今回の映像でも、巨大な浮遊物の前に「今日は独立記念日か?…じゃなけりゃあ帝国か?」と映画『インデペデンス・デイ』と『スター・ウォーズ』を彷彿とさせる言及からスタート。すると「ヘンシン!」と、いきなりパワードスーツを着た姿に男が変化。ミサイルを敵にぶちかましたあと、スーツを脱いで姿を現すと、正体は我らがトラヴィス・タッチダウンだった。トレイラーの最後には「世界を救う最後の英雄」と自ら豪語した。
初代『NO MORE HEROES』はWiiから2007年に発売。その後、2010年には続編の『NO MORE HEROES 2 DESPERATE STRUGGLE』、2019年1月にNintendo Switchで発売したスピンオフ作品『Travis Strikes Again: No More Heroes』が発売されている。
今回発表された『NO MORE HEROES III』は、2020年に発売が予定されており、ナンバリングとしては実に10年ぶりだ。スピンオフ作品『Travis Strikes Again: No More Heroes』は見下ろし視点からのアクションだったが、本作ではいわゆる肩越し視点からアクションが楽しめそうだ。
またクレジットには「Written by.SUDA51」と明記されており、須田剛一氏がシナリオを手掛けているようだ。さらにゲームエンジンはUnreal Engine 4で制作されていることが確認できる。他にも気になるのは、アニメーション・実写映画で高い品質のVFXやCGを手掛ける会社・白組が制作に携わっているようだ。
開発はグラスホッパー・マニファクチュアだけではなく、マーベラスも手掛けているようである。またまだ世界観やストーリーが謎だらけの『NO MORE HEROES III』。発売に向けて解禁されていくであろう続報を楽しみに待ちたい。
ライター/福山幸司