Electronic Artsは、人気レースゲームシリーズの新作『Need for Speed Heat』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、PC(Origin)で、11月8日に発売予定。いずれの機種バージョンも日本語に対応する。また、Origin Access Premier加入者は11月5日から先行してプレイできる。
『Need for Speed Heat』の舞台となるのは、「パームシティ」と呼ばれる架空の都市だ。昼は認可された合法のレース「Speedhunters Showdown」が開催され、プレイヤーはマシンをカスタマイズするための資金を獲得することができる。夜は違法な公道レースが開催され、勝利することで名声を高めていく。名声を高めればさらに大きなレースに参加できるようなり、より良いパーツが手に入るようになるという。
本作の開発は、2017年にリリースされた前作『Need for Speed Payback』を手掛けた「Ghost Games」が引き続き担当する。前作では昼夜の概念が取り入れられたが、今作はさらに時間経過でレースの内容も変化する仕掛けへと発展しているようだ。
また、『Need for Speed』シリーズでおなじみとなったパトカーが今作にも登場。夜間に繰り広げられている違法レースはもちろんのこと、昼間であっても危険運転する車両には目を光らせている模様だ。今作では悪徳警官も登場するという。トレイラーでは、昼間は速度違反の切符を切るような日本でもよくある警官の姿が見られ、夜はいかにも悪人風の警官が「カギをよこせ!」と逮捕されたレーサーを脅している。
発表にあわせて、『Need for Speed Heat』の予約販売も各プラットフォームでスタート。予約特典として「K.S Edition Mitsubishi Lancer Evolution X スターターカー」が付く通常版が8500円、それに加えてさらに「K.S Edition BMW i8 Coupe」、「K.S Edition Mercedes C63 AMG Coupe」、「K.S Edition Chevrolet Corvette Grand Sport」の3台のマシンや4種のコスチューム、資金(BANK)や名声(REP)のブースターが同梱されたデラックス・エディションが9500円となっている。
発表されたばかりで前作同様オープンワールドかどうか、オンラインマルチプレイのシステム、そしてストーリーなど気になる点は不明だ。2年ぶりとなる新作は果たしてどのような危険なレースを描くのだろうか。続報を期待して待ちたい。
ライター/古嶋誉幸