クラウドゲーミングサービス『OOParts』が始動。美少女ゲームを中心に、定額で遊び放題を目指す「ゲーム版Netflix」。無料ベータ版の事前登録受付を開始

 株式会社ブラックは、クラウドゲーミングサービス『OOParts』を発表した。月額課金制で対象のゲームが遊び放題になるサービスで、アドベンチャーゲーム、美少女ゲームを中心に展開してくプラットフォームだという。対象デバイスは、iOS、Android、macOS、Windows7以上。正式サービス開始は、2019年冬を予定している。価格については現在のところ不明。

 また先着順で一般ユーザー向けに、無料ベータ版の事前登録受付を開始しており、『OOParts』の公式Twitterアカウントをフォローの上、該当ツイートをRTすることによって登録完了となる。すでに法人向けのアルファ版をリリース済みで、ベータ版の方は10月に無料配信される予定だ。

 編集部が問い合わせてみたところ、過去には複数のタイトルパッケージを使用したサンプル映像も制作されていたが、今回、許諾を取った『OOParts』のクローズド・アルファ版に含まれる対象タイトルは以下の通りであることが明らかにされている。

『MOON.』
『キラ☆キラ』
『超電激ストライカー』
『1/7の魔法使い』
『聖鍵遣いの命題』

 まだまだ数こそ少ないものの、すでに会社を超えたラインナップが実現されていることが見て取れる。この中ではTacticsの『MOON.』が注目作だろう。のちに同ブランドで『ONE 〜輝く季節へ〜』、そして後にKeyで『Kanon』を送り出すスタッフが集まって制作した最初のゲームだ。

 一般タイトルと18禁タイトルはプラットフォーム内で分離されており、18歳未満のユーザーでもアカウントの可能とのこと。またアドベンチャーゲーム、美少女ゲームが中心となるものの、それに類似した乙女ゲーム、ロールプレイングゲーム、シミュレーションゲームなどもいずれは考えていきたいという。

 ブラックの代表の小川楓太氏は、以前、Twitterで「Netflixのゲーム版みたいな、クラウドゲーミングサービスを作ってみました!(中略)RTが多ければ事業化しようと思ってます!」として、プラットフォームのデモ映像をTwitterで公開していた人物だ。そのツイートは瞬く間に反響があり、今回、事業化した形。総額5000万円の資金調達を実施したという。

 クラウドゲーミングサービスで気になる点といえば、アクションゲームの遅延だが、アドベンチャーゲーム、美少女ゲームにならば、その大きな問題は回避されるだろう。また美少女ゲームの多くはPCゲームだが、OSやマシンの変化によって、往年のゲームが動かなくなるという問題はつきもの。しかしクラウドゲーミングサービスは映像を配信し、ゲームそのものはサーバー側で動かしている。機種環境によって遊べなかった往年の名作ゲームを、遊ぶことができるということだ。

 今回の『OOParts』は、アドベンチャーゲーム、美少女ゲームに注力していくというこで、同ジャンルのファンには見逃せないものになりそうだ。ここからブランドやユーザーが広がっていくか。クラウドゲーミングサービス『OOParts』の動向にはしばらく目が離せそうにない。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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