ボクセル単位で世界が壊れる強盗ゲーム『Teardown』の開発が発表。プレイヤーがスレッジハンマーでオブジェクトを自由に破壊しルートを構築

 『Minecraft』のようなボクセルで作られた世界での破壊表現を研究するデニス・グスタフソン氏は、自身の研究成果を強盗ゲーム『Teardown』として発表した。プラットフォームはPC(Steam)。正確なリリース日は決定していないが、2020年初頭に早期アクセス販売を開始する予定だ。

 『Teardown』はスレッジハンマーやさまざまな道具を手にした強盗が主役の一人称視点アクションゲームだ。プレイヤーの目的は、マップ上に点在するターゲットをすべて集めることだ。最初のターゲットを手にした瞬間からカウントダウンが始まり、60秒以内にすべてのターゲットを集めて脱出しなければならない。

 そのため、プレイヤーはスレッジハンマーやショットガン、車両を使って壁やパイプを破壊、すべてのターゲットを制限時間内で集められるようにショートカットを作る必要がある。最初のターゲットを取るまではカウントダウンは始まらないので、マップを確認しながら最短ルートでマップ上を回れるようにじっくりと計画を練ることができる。

 グスタフソン氏は、特定のもっとも効率の良い通り道を考慮せずにマップを設計していると語っている。そのため、プレイヤーの発想によっては思いもよらない好タイムが出る可能性がある。

(画像はYouTube「Teardown」よりキャプチャ)
(画像はYouTube「Teardown」よりキャプチャ)

 グスタフソン氏は、ボクセルでの破壊表現の研究成果をTwitter上で公開し続けてきた人物。8月には自身の研究成果をゲームとして形にすることを発表し、銃撃戦などがない平和なゲームを作るとしていた。平和とは少し遠い強盗をテーマにしたゲームだが、『Teardown』はむしろレースゲームとしての側面が強いことが見て取れる。

 これまでに発表された氏の研究の中には、リアルな煙の表現も含まれていた。本作のトレイラーには今のところその表現は登場していないが、こういった表現もゲームを面白くするスパイスのひとつになりそうだ。

「ボクセル単位で崩れる破壊表現」を海外プログラマが研究中、映像が大きな話題に。同技術を使った暴力的ではないゲームが開発へ

 ボクセルとはいえ、レンガはブロック単位で崩れ、支柱を崩せばパイプはたわみ、さらに力を加えるとまるで現実さながらのリアルさでパイプが崩れていく様子を見るのはそれだけで楽しい。そういったリアルな破壊表現を実現するため、Intel Core i7プロセッサとNVIDIA GeForce GTX 1070以上を推奨するなかなか重いゲームとなっているが、それ以下でも動作はするという。

 ゲームが気になる方はSteamのウィッシュリストに登録して、2020年初頭を予定している早期アクセススタートをまってほしい。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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