スクウェア・エニックスはPlayStation 4、Nintendo Switch、iOS、Android対応のアクションRPG『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』の発売延期を発表した。新たな発売日は2020年夏で、詳細な日時は追って発表となる。
すでに予約がスタートしていたPlayStation 4版購入者は予約がキャンセルされ、順次返金作業に入るという。自動的に返金されるため、購入者が何かする必要は無い。
延期にあたり、本作の開発を担当する荒木竜馬氏が公式サイトにメッセージを寄せている。
予定しておりました1月23日に皆様の手元にお届けすべく、スタッフ一同鋭意開発を進めて参りましたが、世界観の忠実な再現や、オンライン協力プレイでの快適性など、さまざまな部分で皆様の期待にお応えできるクオリティに達するためには、もう少しお時間をいただく必要があるとの決断に至りました。
現在は全ての要素の実装を完了し、安定化とバグを修正する終盤の開発フェイズに入っており、ご満足いただける品質となるよう、ブラッシュアップを重ねている段階です。
発売を心待ちにしていただいていた皆様には本当に申し訳ございません。お待たせしてしまう分、より楽しんでいただける内容にして参りますので、今しばらくお待ちいただけますよう何卒宜しくお願いいたします。
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は2003年に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ゲームだ。猛毒の瘴気を浄化するクリスタルの命を紡ぐ「ミルラの雫」を求めて旅立つ。4つの種族からひとりを選び、キャラメイクして自分の分身とする。
ひとりでも遊べるが、最大の特徴はゲームキューブとゲームボーイアドバンスを接続し、最大4人までの協力プレイに対応している点だ。協力プレイでは自分のゲームボーイアドバンスがメニュー画面などを表示する。
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』ではメインゲームに加え、フルボイス化、主題歌やBGM、高難度ダンジョンとボス、キャラクターバリエーションが新規に追加される。
ゲーム最大の特徴であるマルチプレイはPlaystation 4、Nintendo Switch、iOS、Android同士でのオンラインクロスプレイに対応。異なるプラットフォームでもインターネット経由で一緒に遊ぶことができる。プラットフォーム間でのセーブデータの移行も可能だ。
延期は残念だが、さらなるクオリティアップを行った『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』のリリースを待ちたい。PlayStation 4版を予約して、まだ欲しいという方は、再予約を忘れないようにしてほしい。
ライター/古嶋誉幸