12月13日に開催された「The Game Awards 2019」にて、Sucker Punch Productionsは開発中のオープンワールドアクションゲーム『Ghost of Tsushima』の発売日が2020年夏であることを発表した。それとともに、State of Playにて一部が紹介されていたた最新トレイラーの完全版が公開された。
『Ghost of Tsushima』は13世紀に起きた元寇をテーマにしたオープンワールドアクションゲームだ。特に、1274年に起きた文永の役を中心に据えている。文永の役で最後に生き残った侍が、復讐を果たし対馬を解放するために戦う。これまで「Jin Sakai」としか紹介されていなかった主人公だが、このトレイラーで「境井仁」という名前が明らかになった。
トレイラーではすすき畑や塔など、多種多様なロケーションを見ることができる。プレイヤーはオープンワールドの世界で馬を駆り自由に旅しながら、さまざまなキャラクターと出会い、多くのクエストをこなすことになる。
トレイラーでモンゴル兵に「侍!」と呼ばれている仁だが、見た目や戦闘の手管は忍者のそれだ。背後や屋根の上から忍び寄りっての一撃必殺の奇襲や、一対複数でのスピーディな戦いが繰り広げられる。また、爆弾のような忍具を使っての戦闘も行っている。
Playstation.Blogにてコミュニケーションマネージャーは「スキルを学び、明らかに侍ものではない戦術を使う」と語っている。たったひとりでモンゴル軍と戦うには、侍のように「やあやあ我こそは!」と正面から勇ましく戦う方法はふさわしくなかったのだろう。
2020年夏発売に向け、パッケージアートも公開された。トレイラーでも印象的だった真っ白のすすき畑の中で、主人公境井仁が己の面頬を見つめるかっこいいものになっている。
2017年のParis Games Weekでデビューし、発売をまだかまだかと待っていた方は多いだろう。パッケージアートも公開され、発売日も2020年夏と発表された。モンゴル兵を恐怖に陥れる「The Ghost」として対馬を旅する日もそう遠くはない。
ライター/古嶋誉幸