アメリカのカリフォルニア州にあるトレーディングカードショップCore TCGが開催した、『ポケモンカードゲーム』(以下、ポケモンカード)大会で新たなスターが誕生した。スターの名前はパメラ・ダイレクター氏。約40人が参加した大会でベスト8に入賞したプレイヤーだ。
パメラ氏を一気に有名にしたのは、彼女がその日の朝に『ポケモンカード』を覚えたばかりだったからだ。彼女の娘で『ポケモンカード』プレイヤーのキャロライン・ダイレクター氏は、「私の母は今朝『ポケモンカード』のルールを学びましたが……」とツイートし、3枚のスクリーンショットを投稿している。
当日の大会では運命のいたずらか、トーナメント第3ラウンドにて早くも教師と生徒である宿命の親子対決が行われた。パメラ氏はただベスト8になっただけでなく、『ポケモンカード』の教師となったキャロライン氏を破っての入賞となった。
この出来事は『ポケモン』公式アカウントも、「おめでとうトレーナーパム!またどこかで会える日を楽しみにしています」とメッセージを添えて彼女の入賞を紹介している。
Congratulations, Trainer Pam! Hope to see you at Worlds one day…😉🏆#PokemonTCG https://t.co/JXXvJzXUWp
— Pokémon (@Pokemon) January 27, 2020
海外メディアLaurakbuzzはパメラ氏にインタビューを行っており、パメラ氏は「私がトーナメントに行った唯一の理由は、娘のいる世界を見て、彼女と一緒の時間を過ごすことでした」と語っている。今後もパメラ氏は『ポケモンカード』を続け、トーナメントにも出場するという。キャロライン氏はすでに独立し、実家のフロリダからカリフォルニアに移住している。同じ趣味を共有することで、今後は家族で一緒に過ごす時間が増えていくことだろう。
これまで『ポケモンカード』自体には興味がなかったというパメラ氏は、インタビューの最後に「だから親はそこから出て『ポケモンカード』を子供と一緒にプレイすべきです。そうすれば、あなたは複数の意味で勝利をつかめるかもしれません」と、ほかの家族へのアドバイスを送った。
ライター/古嶋誉幸