カラメルカラム代表の大野真樹氏は、性格診断とクリッカーゲームを融合させた独自性の高いアドベンチャーゲーム『ALTER EGO』が100万ダウンロードを突破したことをTwitter上で発表した。
さらに新作スピンオフのタイトルが『ALTER EGO COMPLEX』に決定したことも明らかにしている。プラットフォームはAndroid、iOS。広告なしの有料買い切り型で、2020年6月に配信予定となっている。
【告知】『ALTER EGO』が100万DLを突破しました!本当にありがとうございます!
— 大野真樹 Maki ONO (@date_maki) March 16, 2020
そして、スピンオフアプリのタイトルが『ALTER EGO COMPLEX』に決定いたしました。配信は2020年6月予定。エスの夢をテーマにしたゲームです。いとうさんの描き下ろしスチルイラストも多数あるので、どうぞお楽しみに…! pic.twitter.com/wxzSDt0xXM
『ALTER EGO』は2018年にAndroid、2019年にiOSで配信されたモノクロームの画面が特徴のアドベンチャーゲーム。迷宮や図書室が出てくる謎めいた世界で、プレイヤーは謎の女性エスと交流していく。エスはプレイヤーに質問を投げかけ、その性格を分析したり、実在の文学作品を言及したりしながら、ストーリーが進んでいく。この世界は何なのか、エスやプレイヤーは何者なのか、幻想的で知的なストーリーが特徴だ。
またシステム面においては『クッキークリッカー』などのクリッカー系ゲームとアドベンチャーゲームを融合しているのが特徴で、「エゴ」と呼ばれる数値が加算されていくので、その溜める速度を速めつつ、ストーリーを解除していく。
本作は2018年12月末の配信以来、インディーゲームながら斬新なアプローチが口コミで話題を呼び、徐々に人気を博していった。今回、大野氏が発表したところによると、ついに大台の100万ダウンロードを突破した形だ。日本でも人気の本作だが、海外の人気も100万ダウンロードを後押ししたという。
また本作はNintendo Switch向けに『ALTER EGO S』として移植されることも発表されており、こちらは2020年春に発売予定。『ALTER EGO』をベースとして、Nintendo Switch向けに全面的に刷新しており、ゲームシステムなど大幅に変化しているという。スマートフォン版と比べて、エスとの対話がより重視されているとのこと。
【告知】『ALTER EGO』のスピンオフアプリを開発中です!スピンオフのテーマは「夢」で、有料買い切りのスマートフォンアプリを予定!
— 大野真樹 Maki ONO (@date_maki) July 3, 2019
描き下ろしのスチルイラストも多数用意予定なのはもちろん、ミニゲームとしても楽しめるものにしたい!
配信予定は…(多分)2019年秋とか…自我をあらしめねば… pic.twitter.com/N1fT1421Nm
今回、正式タイトルと配信時期が発表された『ALTER EGO COMPLEX』はスピンオフ作品となる。昨年7月に発表された段階だと、ゲーム内の絵本をモチーフとしており、テーマは「夢」。さまざまなミニゲームをクリアしつつ、エスのストーリーを楽しむ内容となっていたが、そこから多少コンセプトは変わっているという。
現時点でわかるのは、本作のエスのキャラクターデザインを担当した、いとう階氏によるイラストが多数収録されているという作品になっているとのこ。実際にどのようなゲームになっているのが、詳細は不明で続報が気になるところだ。どんどんと拡大し続ける『ALTER EGO』シリーズだが、まだ未プレイの人はこの機会にスマートフォン版をプレイしてみてはいかがだろう。
ライター/福山幸司